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けいあんの御触書

ラブライブ!・食べ物 ときどき イベント ついったーは @kei_an

輝きへ向けての第一歩 - ラブライブ! サンシャイン!!第1話

 ラブライブ! サンシャイン!! 1話、良かったですねー。奇を衒うこと無い直球勝負。舞台や環境を簡単に説明しながらも9人全員に顔見世をさせ、その中でも今後に繋がりそうな描写(特に3年生関連)も散りばめてありと盛りだくさんの内容。それでいてテンポの良さが健在で監督が変わってもラブライブ!ismは健在と感じられましたし、アニメーションも表情の豊かさや動きの丁寧さに感心させられました。そして売りの1つであるライブでのCGパートもさらに洗練されと、映像的にも見所満載だったと思います。自分の場合は放送日前日の1日に舞台となる内浦へと再訪問してきたばかり(参照)だったので、見たことある景色が次から次へと出てきてより楽しめた感じです。


 メンバー9人全員に必ず台詞が用意されているという点はラブライブ!の時と同様。小原鞠莉だけ極端に出番が少なかったですけど、あのBGMのせいで強烈なインパクトを残していきました。ラブライブ!では2年3人を中心に話を動かしていった形でしたが、サンシャイン!!では2年2人+ダイヤ様が中心で話を動かした形。ラブライブ!の時にも書いたのですが、9人全員をほぼ同等の扱いで話を進めるのは難しいですし、知識のない新規の人に覚えやすいようにと中心キャラを絞る展開にしたのは良かったと思っています。その中心から外れた6人もフックとなるような印象的なシーンが用意されていたので、調べてみようという動機付けにもなった事でしょう。


 さて物語について語ってみようと思いますが、μ'sを絡めて展開する話が多くなっているので「ラブライブ!」を見ていない方には軽くネタバレになると思われます、未見の方はご注意下さい。サンシャイン!!単体で見ても楽しめるようになっているのですが、μ'sの物語を知った上で見るといろいろな視点が生まれてより楽しめるようになると思いますので、興味を持った方はラブライブ!の方もご覧いただければと思います。dアニメストア等、幾つかの配信サイトで見られます。


 ラブライブ!サンシャイン!!は「ラブライブ!The School Idol Movie(以下 劇場版)」から繋がっている物語。劇場版でμ'sがスクールアイドルの素晴らしさを示し、ラブライブ!の拡大へと繋げたのですが、それが成功したと察せられるのが千歌による「ドーム開催」への言及、そしてOPでの舞台ですよね。ラブライブ!(1期)OPも、歌う場所がラブライブ!決勝の舞台になっていましたから、Aqoursが歌っているのもそうだと考えるのが自然。そしてそれが出来ているという事は劇場版でのμ'sの行動が実を結んだという事でもあるわけで、μ'sと長年一緒に走ってきた自分にとっては感無量なシーンに感じられて目が潤みましたよ。

 千歌がUTXのモニタで見た映像については色々想像の余地があると思います。千歌が見たタイミングでは「second winner」と表示されているのであれは過去の優勝者の振り返り映像が流れていた状況で、μ'sが流れるタイミングで千歌がちょうどモニタ前にやってきたと考えています。A-RISEは劇場版でもプロとして続けていくという描写がなされていましたが、それが通じるぐらいの高い完成度なスクールアイドル。一方のμ'sは、2期10話でのキャッチフレーズ決定時に「応援しなきゃって気持ちになる」と言われた事からも分かる通り、完成度では劣っています。だからこそ「見守りたい」そんな気持ちにさせてくれるグループでした。自らを「普通」であると思っている千歌が見たのが完成形のA-RISEではなく、ありふれた高校生の姿を見せるμ'sだった。しかもその映像で歌っていた歌は「START:DASH!!」、特別な衣裳ではなく制服でパフォーマンスをしていたという点も千歌にとっては衝撃的だった……μ'sが流れるタイミングでモニタの前にやってきた千歌、まさに運命に導かれた感じがしますよ。
 μ'sがあったからこそ(まだ劇中で名前は付いていませんが)Aqoursに繋がる。μ'sでは描けない「継承の物語」が1話からきっちり描かれていたのが良かったですね、自分はこういう物語大好きなので。

 スクールアイドル認めないと言いつつ、新曲が必要など妙に詳しいダイヤ。スクールアイドルと聞いた途端に手が止まった果南。スクールアイドルに対しては3年生の反応が気になる所。この辺りをどんな展開で見せていくのか楽しみ楽しみ。
 曜・千歌コンビは付き合い長い感じの阿吽の呼吸が良いですね。もう1人の幼なじみ果南とのやり取りも学年が違うとは思えないざっくばらんさ。1年生トリオもそれぞれが独自の世界を持つ3人ですが、まだグループになっていない状態での仲良しグループ以外とのやり取りがまた新鮮で微笑ましく見てしまいます。

 しかし本当に内浦の綺麗な景色がきちんと再現されていて、現地に1度でも行ったことがあると間違いなく楽しさはupするはず。物語を楽しむスパイスの1つとして舞台探訪は是非やっていただきたいですよ。今回出てきた場所は……果南がいたのは「あわしまマリンパーク」、前エントリで書いた通りコラボ企画が行われています。千歌の家になっているのは「安田屋旅館」、風情溢れる歴史的建築物ですが名前の通り旅館として使われているので、中も堪能する事ができます(日帰り入浴もできます)。千歌と梨子がいた浜辺は安田屋旅館の道を挟んで反対側、あの「助けて、ラブライブ!」の画像の場所のすぐ近く!という事で、行っていなくても楽しめるけど行っているとより楽しめると自分は思いますよ。その景色に輝きの描写が込められていて、「輝き」を大切にした演出をされているんだなぁ、なんて感じながら見入っていました。

 あ、忘れちゃいけないのが歌!相変わらず作品にがっつり合っていて素晴らしい出来。「青空Jumping Heart」はまさにAqoursのテーマソング、スクールアイドルらしい青春を全面に押し出した前向きな歌詞。2年3人による挿入歌「決めたよHand in Hand」は第一歩を踏み出そうという意志が溢れたノリの良い楽曲。作詞はもちろん畑亜貴さん、最初に見た時に「畑亜貴天才かよ……」ってまた言っちゃいましたよね。

 1話で期待以上のものを見せてくれたラブライブ! サンシャイン!!、2話が楽しみで1話をもうすぐ50回になりそうなぐらい繰り返し見ちゃってますよ(まだ48回です 7/4 23時時点)。μ'sを絡めて書いた部分が多いですが、μ'sの輝きを見たからこそ、その輝きに気付き手を伸ばしていく……それがラブライブ!サンシャイン!!のテーマだと思っていますし、それは過去の曲でも表現されていました( ♪ 届かない星だとしても)。その輝きへと手を伸ばそうとしていくAqoursの物語。輝きを手にできるのか、それが楽しみでなりません。