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けいあんの御触書

ラブライブ!・食べ物 ときどき イベント ついったーは @kei_an

シン・Aqours ラブライブ! サンシャイン!!第9話

ラブライブ! サンシャイン!!

タイトルはパク…オマージュです。3年組から受け継がれた「新 Aqours」でもあり、9人揃っての「真 Aqours」でもある。また歩み始めた「進 Aqours」でもある、そんな9人の姿が見られたのが9話でした。
 ここまで毎回のようにμ'sに触れてきたラブライブ!サンシャイン!!でしたが、この9話では全く名前が出ませんでした。μ'sの名前を出さなかったことでAqoursと千歌の自立を暗に示したと感じましたよね。名前を出し続けてきた事がこの布石だった可能性も……ありそうです。


 物語も良かったのですが、「未熟DREAMER」が凄すぎたのでまずはそちらに触れたいのです。歌詞はあのホワイトボードに書かれていたもので、旧Aqours3人で作っていたもの……3年生は長い付き合いで互いを知りすぎたが故に、「いつもそばにいても 伝えきれない思い(果南)」があり、「言葉だけじゃ足りない そう言葉すら足りない(ダイヤ)」で、言葉を尽くさなかったり相手を思ったりして行動した結果としてすれ違いを産み、「わかってほしいと願う 気持ちが止まらなくて きっと傷つけた(鞠莉)」わけですよ。3人が9話で見せたぶつかり合いを体現していているような歌詞は渾身の一作と言えるでしょう。歌詞があまりにも物語にハマりすぎていて、畑亜貴さん脚本会議にも参加したんですかねって思うレベルでした。畑亜貴天才かよ。
 パート分けでは、3年生3人が新Aqours6人を従え歌い上げた後、3人の合唱から新Aqoursの発起人である千歌に繋げるという、新旧Aqoursの継承性を見せた形に。3年生の衣装があの舞台での衣装から、お揃いの衣装に変わるあたりはアニメならではの強みを活かした表現ですが、3人ぞれぞれが過去からの脱却を果たすような描写とも取れました。それまでの物語展開も含め、すべての演出が相まって心に来る仕掛け・PVだったと思います。


 そういえばグループ名の「Aqours」が決まった3話のあのシーンは島郷海水浴場でしたが、過去の電撃G's magazineでのイラストでは、この海水浴場の近くにある沼津御用邸でダイヤさんがいるイラストが何度か描かれているのですよね。そう考えればダイヤさんがあそこにいたのも頷ける話です。でもわざわざ名前書いちゃうダイヤさんを始め、辛く当たりながらも下級生をきちんと見守り、話をしてあげられるダイヤさんは本当に愛おしいですわ。
 愛おしいといえば果南も、鞠莉の怪我や進路を気にして自由にさせるためにスクールアイドルを辞める決断をする。誘っておいたのが自分たちだったからこそ、それで縛ってしまってはいけないという責任感の強さと、それを貫く意志の強さ、愛おしさしか無いです。
 鞠莉も3人が一緒にやれるような場を作るために、学校に戻ってきたり、果南を誘い続けたりと、一途すぎるのですよね。そしてすべてが分かった時にあの3人の場所に雨も構わず走りだしてしまう……その真っ直ぐな姿が愛おしい。

 花火大会出演を決める際に曜・梨子に「変わったね」と言われていた千歌が、3年生の絡まった紐を解いて本音を引き出したというのも、リーダーとしての格が備わってきたことを表現していました。このままどんどんリーダーらしさを身に着けていってくれれば良いなぁ。