けいあんの御触書

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殻を破る! ラブライブ! サンシャイン!!第17話(2期4話)

 今度の3日に案内するために16話(2期3話)に出てきた「狩野ドーム」「虹の郷」の下見に行ってきたんで、その時にそこから重須に出る山道を通ってみたのですけど……あそこ走るよりもみかん畑の方が数倍マシですよ。ほとんどの区間が車1台分の車幅しかなくて、2度と通りたくないって思いましたもん。ただ、途中にはみかん運搬モノレールが各所で見られましたし、区間の最後で浦の星女学院(長井崎中学校)に入る道にちょうど出るルートだったのですよ。この道を通ったことでショートカットにみかん畑を使う千歌らしい発想を感じることは出来ましたし、「みかん畑からこの道に出てきたんじゃないの?」って説を強く意識することが出来ましたよ。3日にもあの道走ってみるかなぁ……
 走ったルートはこんな感じ。ストリートビューですら通っておらず、いわゆる酷道そのものなので、運転慣れしていない方にはおすすめできません

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 4話はダイヤさんの呼称を中心とした、基本的にはギャグテイストが多かったお話でしたが、随所に積み重ねてきた関係性を散りばめての展開があったのが面白かった点ですね。
 3話で善子とじゃんけんをしようとするダイヤのエピソードが有りましたが、4話では学年ごとの垣根がだいぶ取っ払われた事が感じる表現がさらに多くなっていました。特に動いている絵とともに1年生が3年生を「ちゃん」づけするのが新鮮でしたが、これでG's次元に近づいたとも言えます。砕けた呼称は親しみの証、かしこまった呼称は尊敬の証、ダイヤにとっては尊敬されるよりも皆と対等な立場になりたがったんだろうなぁ、と感じてしまってですね……「ちゃん」付けされている果南・鞠莉に嫉妬ファイヤーめらめらとか、仲良くなった妄想をするダイヤとか可愛すぎでしょ。

 バイト選びの場面では「珈琲 波无(ばん)」「hana-花-Flowers」「つじ写真館」などが出てきましたが、花屋さん以外は入ったことがあるお店だったので「ああああっ」って声出ちゃいましたよ。花屋さんは出先だと買うこともほぼなくて入りにくいでしょうけど、「珈琲 波无(ばん)」は趣のある内装で落ち着けるお店。「つじ写真館」は言わずと知れたファンが集まる名所。チョークで描かれた作品愛の詰まったイラストは定期的に描き換えられていて、ファンを温かく迎えてくれるのです。

 物語の方に戻ると、ダイヤはもちろんですが果南・鞠莉がちゃんとダイヤの理解者であることが表現されていましたね。癖を知り尽くしているところとか、「笑いませんか?」と言われ「笑う」「そんなことする訳アリマセーン」とか言いながら聞いて即笑うところとか、良い関係性である事が短い間に表現されていて良いですよね。1期9話では果南・鞠莉がダイヤに見守られていた事とまるで逆の立場になっているのも対照的な展開。立場が入れ替わった話に弱いんだよなぁ。

 今回のダイヤはこの前のライブでの伊波杏樹さんとも被って見えちゃったんですよ。友人と一致した感想になったものなので、それについては友人のブログを読んでもらいたいのですが(これの下の方「伊波杏樹」さんの項ね)

 自分が見た伊波さんは、千歌を演じながら舞台に立っているように感じられていたのです。ライブの時も体調が良くなかったのに、役者としての本能で千歌になって立っていたと(でも……というのは上の友人のブログでも書かれていた通り)。今回の話でダイヤも「役割を演じてしまう」タイプだと見えて共通項を感じられたんですよ。それが出来てしまうと孤高な存在になってしまうわけですが、その殻を破ってあげるための話が今回の話だったんだな、と思ったわけです。殻が破れることで相手に任せられることはしっかり任せる、でもダイヤだから出来ることはきちんとこなす。その判断が出来るようになって対等な立場に近くなる……そんな「ダイヤちゃん」がこれから見られるのかな、なんて思うと楽しみですよ。

 演者さんとキャラクターの相互作用がラブライブ!の魅力だと思うのですが、今回の話は演者さんとキャラクターが違うのに同じ立場が感じられるという、個人的には不思議な感覚を覚えたお話でした。