けいあんの御触書

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「9人だから」の重みが見えたサンシャイン!!第23話(2期10話)

 序盤のSaintSnow来訪を見て「来週発売のCDのドラマパートで酷い事されちゃうんだろうな……」などと思ってしまいましたが、多分間違ってないはずだよ。子安秀明さんだからきっとやってくれるはず。
 「メンバーの気持ちがお客さんに伝わるもの」という言葉は6話のあのアクロバットに通じますよね。千歌がアクロバットな振りを成功させたのを始め、9人のパフォーマンスが多くの人に届いたから、ハンデを跳ね返し前回敗退した予選を通過出来たのですから。

 前回までは1年生3人組の動きにスポットが当てられていましたが、今回は3年生3人組にがっつりと。
 ロープウェイだけじゃないけど、乗り物から両足でぴょんって降りちゃうの「わかるわかるー」って感じだった導入部分から、マイペースでありながらも他2人もちゃんと気にしているあたりが3年生だなーというBlueCaveでのやり取り。3人がそれぞれ選択する道へ進むことによってばらばらになる未来が確定している中、難しいと知りながら3人で揃って星に願うというこの関係性。車内に3年生3人しかいないように描写された車が飛んでいるシーンは、イメージだとわかりやすく表現するとともに、そこまでの3年生の軌跡を描いてきたからこそ、見たかった景色への憧れが感じられる表現になっていて面白いなぁ。非現実的なシーンなんだけど、あの一瞬の描写だけで明らかにイメージ映像だと表現するあたりが上手いよなぁ。でも見たいものが見られるとなったらあんな気分になるでしょ、そりゃ車も飛びますよ。
 個人的に運転する鞠莉が十千万旅館の前でやっちゃったやつが「わかるわかるー」って感じ。初心者だとああなりがちだよねぇ……初心者が運転する助手席に乗った時に似たようなことを何度かやられていたので「頼む、自分に運転させてくれ」って思うやつです。

3人の時はただ「高い所に行けば見えるかも」というあてのない行動だったから星を見る事は叶わなかったけど、千歌の言葉から向かった場所では皆の想いが実って雲も払え、星が見られたのが3人だった時との違い。「9人だから」を体現しているんだよなぁ……この9人だからAqoursは2期での重要な要素になっているんです。

 https://twitter.com/kei_an/status/939629256711184384

 上は自分の発言から。140文字制限で入れられなかったですけど「9人で」というのは車内の会話の至る所から感じられたのではないでしょうか。星座早見盤に描かれた9つの星も象徴的でしたよね。
 「だから晴れるまでもっともっと遊ぼう」、未熟DREAMERにも「晴れるまで遊ぼう」という歌詞がありましたが、作中では作詞したとされる千歌がこの言葉を言うあたりにも、脚本側の理解度と愛情が感じられます。

 あと2年生組も地味に色々フューチャーされていましたよね。千歌の特技・書道が出てくるとは思わなかったですし、千歌母からの「諦めずに続ける」という台詞も、1期でのあの言葉から繋がってきています。海岸での千歌の独白も重みがあるものでしたが、それを優しく包容する感じの梨子ちゃんも良い関係でしてなぁ。

 μ'sの時の2期11話と似た空気を漂わせながらも、また違った答えを出そうとするAqoursの空気を感じられるお話でした。あと最後に……志満姉さんの帯にウォーターマークが重なって「なんで帯にSUNRISE」って入ってるのと一瞬思った人がいらっしゃいますか?自分だけですか、はい。