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「Aqours 3rd LoveLive! Tour ~WONDERFUL STORIES~」埼玉公演

  Aqoursにとって3回目の単独ライブにして2回目のツアー「Aqours 3rd LoveLive! Tour ~WONDERFUL STORIES~」埼玉公演両日に参加してきました。


 今回はライブタイトルから想像されていた通り「アニメ2期」を下敷きにした組み立てがなされていましたが、予想以上にアニメの世界に入り込む作りになっていました。1日目が終わった後、自分はこんな発言をしました。

 まずはこの発言についての解説を……

 ライブの日というのは「キャラ9人」と「キャスト9人」が重なって9人になる日なんですよ。これはμ'sの頃のライブ感想からずっと言っていた事なんですが、このライブでは後者を極力排除しようとしていたんですね。普段だったらMCで色々な事を話させるのですが、「Aqours First LoveLive! ~Step! ZERO to ONE~(以下 0to1)」で7回、「Aqours 2nd LoveLive! HAPPY PARTY TRAIN TOUR(以下 HPTT)」で8回だったのに対し今回は4回、ほぼ半減ですよ。ユニット曲がない、ソロ曲多数というセットリストの関係もあるのですが、現実と非現実の融合が強みであるラブライブ!プロジェクトにおいて、ここまでキャストを引っ込ませてアニメ(キャラクター)に寄せた展開にするのは予想外でした。いつもの幕間子安脚本ドラマ(決めつけ)が2回あったとはいえ、振り返りアニメが3回も入り、その後には「WATER BLUE NEW WORLD」と「青空Jumping Heart」の間を埋める新作映像を挿入。会場に来てくれた人たちをフィクションの世界の一員にしてしまおう……とまでは言いすぎかもしれませんが、無駄なものは極力排除しつつも「これまでのAqours」を皆に体感してほしい、そんな意図を感じ取りました。
 こんな事から「良かった」よりも「面白い試みだった」という気持ちが先に出てきて、上記の発言に繋がったのです。


 それでは感想の方に行きましょう。いつもの通りセットリスト・ライブでの曲順を入れた全曲リストを貼っておきますので、参考にしてください。
(あとで追加します)


01 - 未来の僕らは知ってるよ
 テーマ的にこの曲で始まらないわけがない「未来の僕らは知ってるよ」、もちろん衣装もそれです。披露自体は何度もされていたのですが、フルサイズでのパフォーマンスはこのライブツアーが初披露ですので「待ってました」って感じですよ。だってフルじゃないとあの情感的な千歌のソロが聞けないんですもん。高海千歌伊波杏樹さんは自分の期待に応える素晴らしいパフォーマンスを見せてくれましたが、1日目よりも2日目の方がより良かったですね。やはり1日目は少し緊張を隠せていなかったですよ。
 そしてもうずっとやってきている事なのですが、Aqours9人のパフォーマンスはもちろんの事、舞台演出、カメラワーク、スイッチングetc.……で、PV自体を完全再現してやろうという意気込みがこの最初の1曲で伝わってきましたよね。最初はPV再現のダンスを見るだけでも「すげー」ってなっていたのに。スタッフさんが作品をきちんと理解してくれて、そして愛してくれていると感じられる出来事は他にもありましたので、それは別の場所で触れますね。


02 - 君の瞳を巡る冒険
 2曲目はあわしまマリンパークで行われた脱出ゲームのテーマ曲である「君の瞳を巡る冒険」。9人曲で、梨子ちゃん単独センター曲ははじめてのはず……よね。桜内梨子逢田梨香子さんの困り眉がこの曲調に合ってしまっていて、ライブで見て自分の中での評価が高まりました。しかしながら2日目には少し表情が和らいだ感じがしたのは何だったんだろうか……。「ダイヤ・曜」という目新しい組み合わせが見られたのも大収穫でしたし、「梨子・善子」「花丸・ルビィ」の振り付けにざわめきが起きるなど、曲だけでなく振り付けの方でも挑戦的だなぁと感じさせられました。


 2曲目が終わったところでMC。いつものコール&レスポンスを含めて9人が挨拶するお決まりのやつ。松浦果南諏訪ななかさんのいつものハグ、初日の相手は高海千歌伊波杏樹さんでしたが「これがおまじないになったのかな」と後から振り返ってみると思ってしまいましたね。2日目は黒澤ルビィ役 降幡愛さんを始め全員にやっちゃったからね……なんて事を思ってしまいましたが、作中でも重要なシーンで信じ・信じられの関係であり、HPTTの時にも互いに支え合っていた2人だからこそ「おまじない」の効力があったんじゃないかなぁ。


03 - “MY LIST” to you!
 渡辺曜斉藤朱夏さんの甘えるようなヴォイスはずるいよな!高海千歌伊波杏樹さんの語尾の歌い方が本当にずるいよな!!!CDで聞いていた以上に生で聞いたら破壊力が高かったのがこの「“MY LIST” to you!」。歌声も良かったのですけど、曜・鞠莉の歌い出しのあの歌詞をはじめ、年頃の女の子って感じが全面に出てきている歌詞に、可愛らしい振りも相まって、最初の2曲とは違ったAqoursの一面が見られたと思っています。かっこいい曲が多めのAqoursなので、こういう甘々系がもっともっとほしいですぞ。


04 - MY舞☆TONIGHT
 びっくりしました、この曲が早く来すぎて。後から振り返るとこの曲以降アンコールまで、BD特典という絡みも含め、2期に関連しない楽曲が無しと言えなくもないセットリストになりました。アンコール前までの2時間ぐらい、私をアニメの世界へ閉じ込めたってことですよ。なんなんだよこれ。
 という事で4曲目は「MY舞☆TONIGHT」、和風の出で立ちでロック曲、衣装が「みら僕」だったのは仕方なかったですが、あの振り・あの動きから衣装を幻視したのは私だけじゃないはず。HPTTでのインフェルノフェニックスよろしく、黒澤姉妹が中心となった楽曲だったのでそこに目が行きがちですが、小原鞠莉鈴木愛奈さんのエアギターもかっこ良かったし、印を結ぶような振りも交えてこの曲ならではのパフォーマンスが結実していました。
 とはいえ2期の新曲の中では唯一衣装再現がなかったので、いつか衣装込みで再現やってほしいなぁ……でも髪型とか衣装とか早着替えに全然向かなさそうだから、難しいのも理解できるのよね。いつか見られるかしら。


05 - 君のこころは輝いてるかい?
 「MY舞☆TONIGHT」の後は当然これ、1st singleのリード曲「君のこころは輝いてるかい?」。積み重ねてきた月日が1番長いのがこの曲。最初の映像を見て知っているからこそ、9人の成長が感じ取れるわけですよ。アニメで新たな文脈を付加された事で、さらに味わい深くなった「君ここ」ですから、この流れで歌われるのは本当にずるい、ずるすぎます。
 今回も松浦果南諏訪ななかさん・小原鞠莉鈴木愛奈さんの馬跳びの時にも歓声を上げました。目立つのは最後の馬跳びなんですけど……その前の2人にも声援をあげてくれる人が増えると嬉しいなぁ。


 ここで入ったアニメ振り返り映像で「MY舞☆TONIGHT」「君のこころは輝いてるかい?」の流れを再確認できるわけですが……ここで2期3話の感想でも使ったこちらの図を見ていただきたいです。

 「MY舞」を披露した「狩野ドーム」、途中で描写された「虹の郷」、そして「浦の星女学院」が綺麗に一直線の位置関係なんですよ。さらに言うと標高も108m(狩野ドーム) → 259m(虹の郷) → 46m(浦の星女学院) なので、Aqoursの9人は虹をわたって学校まで辿り着いたって解釈も出来るわけです。そんな解釈をしていたので「君ここ」前のアニメ映像で虹に関わる台詞が出てきた時「この流れ、綺麗なんだよなぁ……」なんて思いながらパフォーマンスと物語を反芻していたんですよ。

[標高の参考資料]
 伊豆市役所 狩野ドーム(伊豆市/その他スポーツ・レジャー)の地図|マピオン
 修善寺 虹の郷(伊豆市/イベント会場)の地図|マピオン
 沼津市立長井崎中学校(沼津市/中学校)の地図|マピオン

 そしてこのアニメ振り返り映像のタイミングでマットを運び込むスタッフの姿が見えましたから、そりゃ会場もざわつきますよね。「次は『あの曲』が来るんだ」って。


06 - MIRACLE WAVE
 今回、早く見たいと思う一方、その時が来るの怖かったのがこの曲「MIRACLE WAVE」。アニメ内で勝負曲という位置付けがされたこの楽曲は、歌唱・ダンスともに目を引くような作りになっているわけですが、9人それぞれがきちんと表現していたように感じました。
 そしてどうしても触れなきゃいけないのが高海千歌伊波杏樹さんのアクロバットですよね。本人の判断なのか、指示があったのかはわかりませんが、ロンダートからバク転を連続でやる際には方向がブレる事がありえます。動きを見ているとまだまだ完成には程遠かっただけに、バク転に入る前に一拍入れて、回る方向を整えたのは良い判断だったのではないでしょうか。その「一瞬の間」、特に1日目には長く長く感じられたことが思い出されます。
 2日目も同様の流れでしたが、振り上がった足を見て「あー」って思いましたよ。本当に怪我しなくて良かった……それだけです。賞賛に値する果敢なチャレンジでしたが、高海千歌伊波杏樹さんが満足していない様子はその後の所作からも滲み出ていましたから、この後の公演ではさらに練習を重ねて完成度を高めた「MIRACLE WAVE」を見せてくれるものだと思っています。
 最初に抱きしめに行ったのが1stでチャレンジを見せた桜内梨子逢田梨香子さんだったり、曲が終わった所で円陣を組んで喜んだり(1日目)励ましたり(2日目)と、挑戦の軌跡やチームワークが感じられるAqoursらしいパフォーマンスが見られたと思っております。


 「MIRACLE WAVE」のあとのMCは上記のような理由もあり、1日目・2日目で対照的でしたね。あとこの1曲専用の衣装だったわけですが、この後もそんな状態が続くことになるとは初日には思っていなかったのです。そしてその感傷に浸る雰囲気をぶった切るサバンナ埼玉ですよ。イケニーエーーじゃないよ。しかしこれで一旦整理出来たのは有難かった……のか?


 ここからはソロ曲パート。1日目に4曲、2日目に5曲。BDに収録順に登場したのでその順番で書いていきます。


day.1 07 - One More Sunshine Story
 まずは高海千歌伊波杏樹さんのソロ曲「One More Sunshine Story」、ミュージカル調なのでどちらかと言うと伊波杏樹さん寄りの楽曲ですよね。歌声と振りだけでなく表情まで使って表現しているわけですよ。もちろん他のキャストの方々も表情は豊かなんですけど、伊波杏樹さんの表情の使い方は特に際立っていて「さすが舞台役者」だなぁなどと思っておりました。
 そして最後のアクシデントは「わーいやりきったよー……どがががが」って感じで、千歌の姿が被って見えちゃいましたが、そんな所まで高海千歌らしさを出さなくても良いのですよ……でもそれが「らしい」って言えば「らしい」高海千歌伊波杏樹さんなんですよ。


day.1 08 - おやすみなさん!
 この曲はねー、歌詞がねー、ずるいんですよ。1st single恒例の自己紹介を聞いた時に「この子が成長していつか……」って感じ、センター総選挙で投票した先が花丸だったんです。まあ実現しなかったんですけど。とはいえこれまでの3年間を通じてキャラクターが成長し、キャストも成長し、こんな前向きな歌が歌えるようになったんだ、と感じられて、心を動かされっぱなしでした。国木田花丸高槻かなこさんの明るい歌声も合っていましたし、手を降る場面とかの会場の一体感も良かったのですよ。「まだまだ強くなれるはずよね、花丸は。私と一緒に行こう」って高槻かなこさんからのエール、花丸がしっかり受け止めてくれるかな。


day.1 09 - in this unstable world
 「white wing black wing」をそのまま体現した衣装で出てきた津島善子小林愛香さんのソロ曲。高音域な声が多いAqoursの中で、数少ない低音域で豊かな表現をできる声を活かした楽曲は、ステージ上の演出も相まってあっという間に堕天な世界に引きずり込んでいきましたよ。歌に集中させた前半が特に印象深かったとはいえ、後半の魔法陣上でのパフォーマンスも捨てがたく、歌も踊りもそつなくこなす津島善子小林愛香さんのいろいろな面が見られた楽曲でした。


day.1 10 - Pianoforte Monologue
 ステージ上段で見えた姿はあの衣装。完全に同一だったかまでは確認できませんでしたが、あの色のドレスにシュシュを付けて登場した桜内梨子逢田梨香子さんが見えた瞬間、この曲にドラマ性がさらに付加される事になりました。歌詞を見た時点で1期11話のエピソードを歌った曲だとはわかってはいたんですよ。でもあの衣装で出てこられたらそれ以上のものが付加されてしまうじゃないですか。ずるい、ずるすぎる。
最後の「ありがとうございました」の一言、曲を聞いてくれた観客へのものである一方で、これも1期11話で離れていた仲間8人への言葉へも聞こえますし、物語によって生まれる相乗効果がとても強く感じられました。


day.2 07 - Beginner’s Sailing
 2日目のソロ曲パートは「Beginner’s Sailing」でスタート。アニメでの渡辺曜を色濃く描き出しているとも思える応援ソングを、元気はつらつに歌い上げたのが渡辺曜斉藤朱夏さん。皆を応援していく意図を仲間たちの特徴的なポーズを交えて表現していたのが良かったですなぁ。ステージ全体を動き回ってまさに一緒に航海しているかのような雰囲気を見せるなど、この曲もライブならではの付加価値が大きく盛り込まれた楽曲でした。


day.2 08 - RED GEM WINK
 続いてのソロ曲は黒澤ルビィ役 降幡愛さんによる「RED GEM WINK」は、今年もやりやがったのスタンドトロッコでした。憧れていたアイドルのように、年相応な恋心を歌う楽曲なのですが、あの場には黒澤ルビィがいたと言っても過言ではないでしょう。それぐらい黒澤ルビィ=降幡愛さんでした。ルビィの格好良い一面も引き出されつつあるのですが、アニメ(東京行きの回)を想起させるあの衣装もありと、こういう素に近いルビィを表現してくれた事が嬉しかったですよ。


day.2 09 - WHITE FIRST LOVE
 妹からバトンを受け取った黒澤ダイヤ役 小宮有紗さんが歌う「WHITE FIRST LOVE」、姉妹揃って相手を想う恋愛ソングなんだけど、歌詞だけで2学年の差が表現されているように感じられるの凄くないですか?雪の女王(喩)のような衣装で、心の中にある熱い気持ちを表現するという歌詞のマッチングですわ。役者・モデルをしていた黒澤ダイヤ役 小宮有紗さんは、表情や振る舞いで魅せていたわけですが、歌唱での表現力が上がってきた事でさらに武器が増えたと感じさせられたステージングでした。「Pianoforte Monologue」と同様に映像と振り付けのマッチングも良かったので、その点を何度も繰り返しみたいやつです。


day.2 10 - New winding road
 他の8人が演出も含めての総合的なパフォーマンスで魅せてきたのに、この曲だけですよ、ほとんど演出なかったの……そんな感じで歌だけで圧倒してきたのが「New winding road」、小原鞠莉鈴木愛奈さんの実力を全て叩きつけてくるようなステージは圧巻でした。歌に意識を持っていかれて、衣装を全くもって覚えていないって経験、初めてでした。そして最後のありがとうございましたの一言も印象的でしたし、いろいろな意味が込められているように思えましたが、あそこだけは鈴木愛奈さんを大きく出したシーンに見えましたね。
 ねえねえ、この方をセンターにした曲聴きたくないですか?私は聴きたいです。この歌唱力に引っ張られて、さらなる高みに登っていくAqoursを見たくないですか?私は見たいです。なので4th single総選挙では全力で応援していきますよ。


day.2 11 - さかなかなんだか?
 ソロ曲最後は松浦果南諏訪ななかさんの「さかなかなんだか?」。変拍子なので難しい楽曲でしたけど、踊ったり動いたりしながら大きなブレなく最後まで世界観を作り上げたのは、HPTでセンターを務めて得た自信が大きく寄与した感じがします。他の人の挑戦が強力すぎて目立たなかったですけど、経験者ならではの手慣れたバトン捌きが、海の中を自由に泳ぐ姿に見えた良い演出だなーって。あの時ステージ上に人魚いたでしょ。


 「司会はこの人 たかみーちか」じゃねーんだよ。なんでスクールアイドルが題材の作品に、キャラクターの生年月日では誰1人として生まれていない頃の番組ネタを突っ込んでくるんだよ。ライオンネタ天丼するんじゃないよ。今回の幕間ドラマは狂気で凶器だったよ……。



day.1 11/day.2 12 - 空も心も晴れるから
 幕間ドラマで強制的に感情をリセットされた所で出てきた9人の衣装は恋AQ。でもフォーメーション違うなぁと思ってきた流れてきたイントロが「空も心も晴れるから」、1期のBD特典曲を9人で歌って2期7話の挿入歌としたこの曲ですが、9人でのバージョンってサントラにも収録されなかったので、9人ver.は今回が初出。またとない機会だったのでじっくり聞いて噛み締めました。


day.1 12/day.2 13 - SKY JOURNEY
 えっこの曲がとなったのが「SKY JOURNEY」。この曲をやったのに「HAPPY PARTY TRAIN」をやらなかったのが、今回のセットリスト1番の驚きでしたね。今回のステージは「青空Jumping Heart」で見せたラブライブ!本戦が舞台となっていただけに、HPPTのような細かいスクリーンでの演出ができなかったのですが、メインのスクリーンで前回同様の振りに合わせた演出を入れてきていて、これはこれで良かったですね。今回も「9人全員を大切にしている歌の割り振り」に無事やられたわけですけど、この曲が入ったことで今回のライブでのキーマンが誰だったのかがおぼろげに浮かび上がってきましたね。


day.1 13/day.2 14 - 恋になりたいAQUARIUM
 衣装を着ていたんだからやらないわけがない「恋になりたいAQUARIUM」が満を持してという形で披露。この曲もPV付という事でカメラワークの凝り方が尋常じゃなかったですね。PVと映像のシンクロを確認したいのに、後に販売される映像ではモニタの再現映像はあまり映らないですから、両方を存分に楽しめる機会はその場のみ。キャストさんの方も見なきゃいけないのにね……。この曲も発売から2年が経過し、披露する機会も多いだけに、動きの質が初披露曲と段違いですよね。それぞれに見せ場がある楽曲ですが、渡辺曜斉藤朱夏さんの躍動感と高海千歌伊波杏樹さんの表情での表現に目を引かれちゃうんだよなぁ。


 ここで再びアニメ振り返り。「MIRACLE WAVE」後から函館でのエピソードまででした。期待と不安が入り混じりながら映像を見ていたのですが、2人の人影が見え、衣装がおぼろげに見えた所でその不安は吹っ飛びましたよ。ついについに見られるんだって。


day.1 14/day.2 15 - Awaken the power
 Saint Aqours Snowの11人曲「Awaken the power」が初披露。アニメでは展望台で妹2人が姉に披露し、その後に妹2人が用意した舞台で姉が踊るという感傷的な展開でしたが、それを直前に映像として見せられていただけにより格別になりました。
 イントロで天井で11個の光の玉が広がっていくのも良い演出でしたが、最初にあった独特なカメラワーク再現、そして理亞の呼び込みから11人でという流れはアニメ同様で最高でした。11人だからなのか、ちょっと練度の面で向上の余地はあるかなーという感じの部分がありましたが、盛り上がりはこの日1・2を争う曲だったと思います。最後の五稜郭を模したかのようなフォーメーションは、綺麗に決まっていてかっこ良かったなぁ。


 ここでMC。妹役の2人が姉に向けてお礼をするアニメを彷彿とさせるシーンがあったり、11人で出来たことの嬉しさが語られたりしていましたが、このMC中に黒澤ルビィ役 降幡愛さんが初日に涙を流したんですよ……ここまででも書いていましたが、黒澤ルビィ役 降幡愛さんがメインの曲が多めに用意されていましたし、「アニメ2期でルビィが成長したから、次は私だよ」という気持ちがあったのかもしれません。その想いは存分に表現できていたと思います。

 この後Saint SnowがMCを引き継ぎましたが、そのままMCだけして終了。Saint Aqours Snowという名前だからこのライブで歌えるのであって、Saint Snowのライブではない、Aqoursの名を冠したライブだからですね、これ。μ'sの頃から徹底しているラブライブ!Projectとしての強い「こだわり」を感じられる部分です。
 これまでも何度も書いてますが、μ'sの時の「こだわり」は9人が揃っていないライブがあったため、ナンバリングがつかなくなりました。ライブにナンバリングが付いたのは初回のみ、New Year LoveLive!が8人だったために、それ以降のライブではナンバリングされておらず、New Year LoveLive!内のMCでキャストさんからも「3回目のライブが2回目みたいなものなんで」「9人揃ってμ'sだもんね」「これ2ndライブじゃないもんねー」とあったので、自分もそのこだわりを貫いています。
 一方Aqoursはこれまでの単独ライブでは、全て9人でパフォーマンスしていますから、ナンバリングのタイトルを付けることが出来ているのですね。「この9人だから」というのはμ's・Aqoursどちらでも描かれていたことなので、この部分に拘っているのがとてもとても嬉しいのです。μ'sのときもA-RISEを出さなかったように、Aqoursの方でもSaint Snowとしては歌わせないとわかった時に、ラブライブ!Projectの芯の強さを感じました。Aqoursの方はこの先にトラブルが無く9人が揃うライブが続いていってほしいですね。
 そうそうここのMCで「スタッフにレスポンスを要求する」というシーンがあったのですが、カメラマンさんが拳を写り込ませたとの事で……スタッフにも愛されていると感じる良いエピソードでしたわ。


 Saint SnowのMCが終わってすぐ次の曲かと思いきや、またアニメ振り返り。「Awaken the power」の後の部分ですが、ドームへ駆けていくシーンが入り次の曲が


day.1 15/day.2 16 - WATER BLUE NEW WORLD
 ラブライブ!決勝での披露曲「WATER BLUE NEW WORLD」、デュオ・トリオでの歌い出しから、学年ごとのパートに、ユニットでのパートと、Aqoursの集大成という形を見せたこの楽曲は、キャストのパフォーマンスだけでなく、衣装も舞台演出も全てにおいて圧倒の一言。あの衣装剥ぎ取り(言い方考えよう……)も再現してくるとは。廃校が決まっての最後の表舞台という文脈で見るだけでも歌詞の出来の良さが感じられるわけですが、それぞれの辿ってきた道を描いてきたアニメの文脈によってさらに感じ方が大きく変化する曲です。だからこそ、この流れで歌うのがより殺傷力を高めましたし、キャスト9人の歌への感情の込め方も相まって、UTXのモニタに釘付けになった女の子2人のように見入ってしまいました。
 μ'sをきっかけに活動を始めた現Aqoursが、今度はこの2人に、もしかしたらもっと多くの人にその志を受け渡していく……劇場版でμ'sを始めとしたスクールアイドルが思い描いた世界が実現しつつあるというのが感じられて最高の演出でした。


 ここでもう1度アニメ……と思ったら「WATER BLUE NEW WORLD」の披露後を描いたオリジナルアニメーションが来ました。見せたのは脱いで置かれた衣装と、新しく着た衣装の1部、台詞だけのやり取りでこれまでの奇跡を見せて、アンコールのあの舞台に繋げるとかやりすぎじゃないですか。映像とやり取りを受け止めるだけで精一杯でした。


day.1 16/day.2 17 - 青空Jumping Heart
 「WATER BLUE NEW WORLD」を披露し優勝したAqoursが、アンコールで登場して見せた「青空Jumping Heart」がラストの1曲。この曲で終わる可能性があるとは思っていましたが、そこまでの過程が予想以上にアニメに寄せた演出になっていて嬉しくもあり、心にグサグサ刺さりまくりでもあり……。
 この曲も披露回数が多いだけに動きの良さが感じられましたし、あのアニメの後だからか当然観客の反応もいつも以上になりますよ、それは。しかしアニメ準拠な展開だっただけに、この曲がここで歌われる意味を考えると複雑な思いを抱いてしまうわけで……ずるいよなー。今聞くと、最初に聞いたときと全然違って聞こえるし、キャストたちの動きも「これからへの挑戦」ではなく「やり遂げた後」に見えちゃうんですよ。そのような過程を重ねて見てしまっている事に気づき「作中の一員である」属性が自分に付加されたと強く意識しました。もしライブ演出側の意図がそれなら、間違いなく大成功だったでしょう。


 最後の簡単な挨拶を経て9人はステージを去りますが、当然これで終わってくれるなってなりますよね。大規模な会場だったので声自体は全く揃わなかったのですが、その揃わなさがAqoursの作った大きなうねりだと感じられて心地よかったです。



アンコール
day.1 17/day.2 18 - Landing action Yeah!!
 ああ、この曲をやることで「Next Step! Project」は締めくくりになるのだなぁ……と感じた「Landing action Yeah!!」。9人がトロッコに乗ってスタジアムを半周しましたが、トロッコ曲は盛り上がりますよねぇ。9人それぞれがらしくアピールしていましたが、津島善子小林愛香さんが投げキッスしまくりで微笑ましかったですな。1年組みたいにポーズがある人は強いよなぁ。楽しく過ごせた時間を締めくくるのにはぴったりな曲ですよね、これ。次のStepでも聴ける機会があると良いな。


day.1 18/day.2 19 - 勇気はどこに?君の胸に!
 1曲でトロッコが半周だったのでもう1曲はなんだろ?と思っていたら「勇気はどこに?君の胸に!」でした。これファンミーティングツアーでも歌ってくれたのですが、その時は2期11話バージョンで、途中から皆で合唱して後半を省略するパターンだったんですよ。フルバージョンが聴きたかったんですよって希望がようやく叶いました。なんでフルが聴きたいかって言ったら、千歌ソロに決まってるじゃないですか。歌詞が表示されているから皆に歌う事を求めているはずなんですよ、この曲。でも千歌ソロになった途端に声が一気に小さくなったのは、皆が同じ気持ち、千歌ソロを聴きたかったからでしょう。そこからの掛け合いも会場が1つになっていた素晴らしいひとときでした。ライブの醍醐味ってこれだよねぇ。


MC&お知らせ
 いつもの最後のご挨拶。2日目は高海千歌伊波杏樹さんの悔しさが滲み出ているような言葉選びが印象的でした。
 お知らせは「早いな4th @東京ドーム」「Liveのテーマソング」「映画公開日決定」「4th single」と最初の会場だから控えめかと思いきやがっつりでしたね。映画のサブタイトル「Over the Rainbow」が発表された次の日に、別作品の「KING OF PRISM」の新作サブタイトルが「-Shiny Seven Stars-」だったことに、奇妙な縁を感じたのが自分の周りには多数いた事をお知らせしておきます。ラブライブ!プリティーリズムシリーズは関連度高いですからね、そりゃ変な反応しちゃいますって。
 活動4年目に「4」の付くプロジェクトが満載、まだまだラブライブ!Projectも広がっていくだけに、今の牽引役となっているAqoursにはさらなる期待をしちゃいますよ。


day.1 19/day.2 20 - WONDERFUL STORIES
 挨拶が終わって最後の曲だと告げられます。でも不思議と惜しむ気持ちはなかったのです、ここまでで作品の世界に存分に引き入れてくれましたからね。でも最後の詰めがありますよね、まだやってない曲がありますよね……「WONDERFUL STORIES」ですよ。アニメを締めるこの楽曲ですが、この披露でライブという1つの物語も締める文脈も持たされ「全力で輝いた物語」を体現する象徴的な楽曲になった形。9人が楽しそうに踊っているのが印象的でしたが、表情などでの感情の発露のさせ方にそれぞれの個性が垣間見えて、9人それぞれ1曲通しての表情を映像で見てみたいですわ。
 この曲でちょっとだけ残念だったのが、間奏での千歌の台詞がなかった事かな。あれがあるとより締めに相応しいって思うんですよね。でも振りがあるから台詞の挿入は難しいよなぁ……。



 今回のライブ、9人の中でも2人に大きな負担がかかったように見えたライブでした。
  まず1人目は高海千歌伊波杏樹さん。ほぼ1から練習したであろうアクロバットを披露しなければならなかった為に、重圧はこれまで以上のものだったと思います。初日に成功したが故に、2日目の出来の悪さを悔やんでいたようですが、これからの大阪・福岡でリベンジしてもらえると信じています。
 そしてもう1人は「MY舞☆TONIGHT」「Awaken the power」「SKY JOURNEY」に2日目のみですがソロ曲「RED GEM WINK」と、中心に立つ楽曲が多かった黒澤ルビィ役 降幡愛さん。黒澤ルビィというキャラクターは人見知りながらも、特に2期の作中で大きな成長を遂げたキャラクターでした。キャラクターを中心とした文芸を楽しむのはもちろんですが、キャラクターが声優さんを成長させ、声優さんがキャラクターに広がりをもたらす、その相乗効果を楽しむのがラブライブ!Projectの楽しさだと思っているのですが、現在のAqoursでは黒澤ルビィと降幡愛さんの2人はそれをもっとも体現してくれています。2人の切磋琢磨が続く限り、この2人の成長はとどまることを知らないでしょう。
 あと言いたいこととしては小原鞠莉鈴木愛奈さんですけど、ソロ曲の方でも書いた通り彼女が引っ張るAqoursを見てみたいですよ。


 もう今週末には大阪公演、そして来月には福岡公演が迫ってきております。大阪の方は大きな変化はなさそうですが、福岡の方ではさらなるサプライズを用意してくれていそうなので、期待したいですね……福岡ですか?車で行きますよ。地続きだから自走でいけますしね。

 ツアーの中で9人のキャストさんがどんな進化を見せてくれるか、楽しみにして埼玉公演の感想を終えたいと思います。読んでくださいありがとうございました。