けいあんの御触書

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聞こえてきたあたらしい夢へ 「Aqours 3rd LoveLive! Tour ~WONDERFUL STORIES~」福岡公演

 「Aqours 3rd LoveLive! Tour ~WONDERFUL STORIES~」福岡公演に行ってまいりました。いやー、行き帰りが大変で大変で……行きは25時間(非運転時間 7時間強)、帰りは16時間(非運転時間 2時間強)という感じでした。それでもたどり着けただけマシでした……一番強いと思われていた新幹線の不通で大混乱、初日は払い戻しの案内も出るぐらいでしたしね。
 followeeが新山口駅で足止め食らっていたのを拾っていったり、本来は金曜にする予定だった豊後森機関庫への訪問を日曜の朝にやったりと、余裕のないスケジュールになりましたが概ね楽しめたと思います。しかし九州で4回食べたのですが「シロノワール」「うどん(ウエスト)」「梅ヶ枝餅」「シロノワール爽夏」って……ま、まあ、これまでシロノワールを食べた日に関しては、逢田梨香子さんのピアノも一発成功しているし、伊波杏樹さんのバク転も100%成功しているしで、験を担いだを思うことにしましょう、思い込みましょう。


 福岡は時間が開くし、アンコール曲での「Landing action Yeah!!」がAqoursClubの更新期間をまたぐから変わるのほぼ確定。だから「埼玉≒大阪/福岡」になるのかが個人的な見どころだったのですが「埼玉≒大阪≒福岡」に近い感じでありましたが、前の「≒」と後ろの「≒」の違いが大きくて同じ記号を使ってはいけないと思うぐらい。「≒」に見せかけていたから「ほぼ同じ進行だなー」と油断させておいてからのサプライズが効果的すぎだったでしょ。大きな変化は見せないながらも、僅かな変化で相手に的確にサプライズを与える。この構成を考えた人に完全敗北です、やられました。

 そしてキャストの中には、最後の会場だからか気持ちの入り方が段違いだった人が何人かいました……直前にLAに行っていたこともあり、時差ボケも絡んでのハイテンションだったのでは?という疑惑もなきにしもあらずですが、福岡公演で3rd live tourの集大成を見せてくれた感じがしました。


 今回は埼玉公演ほど長くならないはずです(多分)。埼玉・大阪とは違った感覚を覚えた部分を中心に書いていこうかと思っております


01 - 未来の僕らは知ってるよ
 タイトルから1曲目は入れ替えようがないんですよね、という「未来の僕らは知ってるよ」。福岡1日目のこの曲はコンディションが心配だったのですが杞憂でしたね。声に関しては大阪で国木田花丸高槻かなこさん、黒澤ダイヤ役 小宮有紗さんが大阪公演で本調子ではなかったので、今回の移動スケジュールでの心配の種だったのですが、メモに「声 大丈夫  動き キレッキレ」と書いてある通り9人に大きな問題はなかったように思えました。
 そしてこの曲には福岡公演で新たな文脈が付加されましたが、それは後の方で語ることにします。


02 - 君の瞳を巡る冒険
 もう分かっているからか国木田花丸高槻かなこさん・黒澤ルビィ役 降幡愛さんの絡みとか、間奏での逢田梨香子さんの決めポーズの時は騒がしかったですねー。この曲はlive tour中に成長していく曲だったと思うのですが、絡みが多い楽曲だったせいで6回でも足りない。個別の映像を見せてください、お願いします。


 2曲目後のMC、メモ帳見ても「テンション高い」って4回書いてました。でも黒澤ダイヤ役 小宮有紗さんは時差ボケだったのかなー、「ぶっぶー」の流れを完全に忘れ去っていましたし。小原鞠莉鈴木愛奈さんも初日は「ロックオン」の流れを、2日目は名乗りを忘れていたし、「普段どおりではない」と感じましたよ。高揚感もあったのかなぁ。本人のみぞ知る話です。



03 - “MY LIST” to you!
 「これを見せて甘えてみるー?」のあとの「ぅ」って感じの所ね、最高ね。体の所作から細かい表情まで全てが伝わるような舞台でも活躍するからか、高海千歌伊波杏樹さんの表情での表現は9人の中ではずば抜けているのですけど、その決め顔をしっかり大画面に映し出すカメラマン&スイッチャーさんの有能さよ……


04 - MY舞☆TONIGHT
 直前に見た「カウントダウンTV SP」の映像も頭に残っていたのもありましたが、この曲も回数を重ねたことで細かい部分のアップデートがなされていった楽曲でした。黒澤ルビィ役 降幡愛さんが重責を背負って力を出し切れていないように見えた埼玉公演、黒澤ダイヤ役 小宮有紗さんの声が本調子でなかった大阪公演と比べ、福岡でのパフォーマンスはこれまでで1番の出来だと感じました。もちろん回数を重ねて得た練度も大きいとは思います。再びになるけど、あの衣装とあの髪型で見てみたいよなぁ。



05 - 君のこころは輝いてるかい?
 もう小原鞠莉鈴木愛奈さんの馬跳びは見られないのかな……と寂しい気持ちになってしまう部分もあるのですが、その分の声援を松浦果南諏訪ななかさんに送るようにしています。今回も横の人がつられて声を上げてくれました。
 「MY舞☆TONIGHT」からの流れはアニメのあの展開が好きなだけに本当に良いものです。虹を渡るような高低差をまっすぐ駆け抜けて学校に着いてからのパフォーマンス、それを現実で再現してもらえて味わえるのは格別なものなのです。あとこの曲だと顕著に出るのが高海千歌伊波杏樹さんと桜内梨子逢田梨香子さんの身長差ね。最後のシーンで、PVでは見られない微妙な身長差が琴線に触れるポイントなのですが、これは説明し難いなぁ……ざっくりいうと「どうあがいても再現しきれない場面が有るからこその良さ」でしょうか。


06 - MIRACLE WAVE
 やりきってくれたぞ、高海千歌伊波杏樹さん。埼玉2日目以外は成功したと言って良いでしょう。自分がシロノワール食べた日はすべて成功だ、埼玉2日目もシロノワール食べておけば良かった……しかし福岡でのフォームはまた綺麗になっていましたね。バク転に関してはかなりの努力をされていたようなので、本当に埼玉2日目が悔しかったんだろうなぁって思いましたよ。さらなる上積みを期待したい所ですが、この曲を披露してもらえる場が有るのか否か。ノリも良いし盛り上がれるしで、ライブ定番曲になってほしいのですが、バク転をやり続けろとも言い難く……悩ましい。あとマットが出てくる時点で次の曲が分かってしまうのが問題なんですよねー。
 あとドルフィンのシーンでは小原鞠莉鈴木愛奈さんの動きにもハラハラさせられてしまうのですが。脚大丈夫、無理してない?とか親のように見てしまう感じ。「恋になりたいAQUARIUM」の馬跳びの件が有るから仕方ない……。


 九州で神、という流れから裏切っての「BIG3」のあの方ネタ。これはわかりやすかったですね。




day.1 07 - One More Sunshine Story
 この曲は本当に役者としての伊波杏樹さんの良さを引き出していると思うわけですよ。舞台上では高海千歌を演じる伊波杏樹さんって感じなのですが、この曲ではその境目があやふやになるのです。
 この曲でも表情の映し方が良くてですね……基本は演者さんをじっくり見ているんですけど、視界の片隅にあるモニタに大写しになったらそっちを見ないといかんのですよ。今回は座席位置が良かったので、両方を存分に堪能出来ましたね


day.1 08 - おやすみなさん!
 大阪では声の調子が悪かった国木田花丸高槻かなこさんでしたが、今回は問題なしな声で歌い上げてくれました。トロッコ上からの投げキッスや花丸ポーズとサービス精神旺盛な所を見せつつ、最後はみんなで「おやすみなさん」の大合唱を促しと「リベンジしてくれたー」って気持ちになれました。終わりよければすべてよし、ですよね。


day.1 09 - in this unstable world
 見入りますよね、この曲。「細かい所まで目を」と思っても、歌う表情に吸い込まれてしまうような力強さ。これが堕天使の力だというのか……というのが冗談に聞こえないぐらい、津島善子小林愛香さんのステージングは見事でした。あのパフォーマンスを前にしたら目は逸らせないです。


day.1 10 - Pianoforte Monologue
 最初のMCで上手く曲紹介出来なかった事に悔やんでいて、おちゃめな所を見せていた桜内梨子逢田梨香子さんですが、この曲では想いのこもった歌声で、前の曲とは違った形で釘付けにされてしまいます。別エントリの「君の瞳を巡る冒険」でも書いた気がしますが、ちょっと困り眉になる逢田梨香子さんがたまらなく好きなんですよ。伊波杏樹さんとは違う表情での表現もありましたし、背景の映像とのリンクも見事で、心に染み入りました。


day.2 07 - Beginner’s Sailing
 「この曲、高海千歌への応援歌じゃないですかね?」なんて聞かされてから初めての生パフォーマンスでしたが、そう思ったらそうとしか聞こえなくなったし、あとで正解だってわかっちゃったしなんなのなんなの。正解だって分かってから聞く機会がないのかな……もう1度聴きたいよ。しかし、お前なんて歌詞書きやがったんだ畑亜貴ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ。千歌ちゃんを想うのが主軸ではありますが、ちゃんとAqours全員のことも気にかけている振りも確認できたし、他の曲とは違う面白さがありましたなー。でも畑亜貴ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ。


day.2 08 - RED GEM WINK
 2日目の最後の最後、あの台詞で心を撃ち抜かれた人も多いのではないでしょうか、私もです。トロッコの上ではアピールしっぱなしなのに、歌声はほとんどぶれていなくて、歌唱面での成長も感じましたし、歌ではない部分でも、3回の披露で成長した姿を表現するのに感心しきりでした。福岡に来て降幡愛さんがルビィに追いついたのを実感したかのようにも見えましたよ。


day.2 09 - WHITE FIRST LOVE
 やー、本当に綺麗。所作から振り付けから、黒澤ダイヤちゃんと小宮有紗さんの良さをぐっと引き出しているの。もちろん歌詞が真面目さがあるキャラクターにぴったり合っているし、それを表現していく歌唱力の向上も感じられて、キャラクター・キャストそれぞれの発展と成長が感じられるのが、ラブライブ!Projectの良さを体現していて良い良い。


day.2 10 - New winding road
 いやー、3回目も歌の力に抗えずねじ伏せられましたね。小原鞠莉という一見おちゃらけたキャラクターながらも、想いの強さを表現する歌詞に、Aqours最強の声を持つ人が表現するという破壊力マシマシなやつ。埼玉のエントリでセンターにしたいと書きましたが、これを見たときにはその気持ちを改めて強くしたのですが……まさかこの後にセンター曲が用意されている事が明らかになるだなんて……ちょっと4th Singleに向けては不利な材料でしょうか。
 最後にマイクに乗せなかった「ありがとう、みんな」、嬉しかったよね。


day.2 11 - さかなかなんだか?
 ソロ曲の最後がこれってのがAqoursらしいというか。かわいい・ほんわか、そんな感じの世界を表現してくれるのが松浦果南諏訪ななかさん。耳抜きばかり見ちゃっていたので、今回は映像と合わせて見ました……いやぁ、世界観に合わせるだけでなくて、こういった細かい仕草にも合わせているの凄いなぁ、楽しいなぁ。これまでも「SKY JOURNEY」とかで振り付けに合わせた映像を作っていましたけど、ソロ曲も効果的に使われていて良かったですなぁ。でもこの演出やっている会社名はパンフには載っていなかったから、BD発売までお預けなのかしら……こういう裏方さんの仕事がキャストさんをより魅力的に見せてくれますし、キャストの方も自分自身に磨きをかけていて、相乗効果がさらに高まっていくのが見ていて本当に楽しいのです。


 今回の懐かしのクイズ番組は「アメリカ横断ウルトラクイズ」でしたか……司会の言葉に対して「おーー」じゃなくて「いぇーー」って言っている人が多くてジェネレーションギャップを感じてしまいました。そうか、最後の開催からもう20年近いのか。博多の花丸は幕間一の受けだった気がします。


day.1 11/day.2 12 - 空も心も晴れるから
 ざわつきますよね。衣装が衣装でしたから。
 衣装の話はさておき、白い羽持っていた高海千歌伊波杏樹さんがずるすぎるのですけどー。埼玉・大阪ではなかったですし、こ津島善子小林愛香さんの衣装から落ちた羽根をアドリブで拾ったのかしらね……。映像化するときにはその辺の所を漏らさずお願いします。


day.1 12/day.2 13 - SKY JOURNEY
 衣装が衣装だからあれやるよな、じゃあここは何が来るんだ……と思ったら埼玉でもやった「SKY JOURNEY」ですよ。この曲は「第2回センターポジション総選挙」の下位からソロを歌っていくという点でも、歌詞の面でも次の曲とセットになっている楽曲なのですが、逆順で聴けるとは思わなかったのです。総選挙の順位でセンターは決めたけど、下位の子にも見せ場を作ってくれたという点で、自分にとって心にダイレクトに響く曲になってしまっていたのですが、それが連なって披露ですからね……感慨もひとしおです。
 この曲も9人のダンスがきっちり決まっているからこそ、画面の演出との連携が光るわけですよ。



day.1 13/day.2 14 - HAPPY PARTY TRAIN
 さて、大きな変更点の1つがここ。3rd live tourで初めての「HAPPY PARTY TRAIN」の披露ですよ。「空も心も晴れるから」の登場時に衣装が見えた時についに来たーって思いましたし、2日目の朝早起きして見にも行っちゃいもしますよ(本当は金曜日に行く予定だったんですけど、到着できませんでしたから)

 この福岡公演が3rd live tourの最後、次へ向かう旅への入り口としての曲なのかなーなんて感じました。松浦果南諏訪ななかさんの歌い出しも格段に進歩しているし(2nd live tour初期とはちょっと違っている部分が)、他の8人もこの曲での2nd live tour からの成長を見る事が出来て良かった。あと会場の規模がちょうど良いサイズだったからか、舞台全体の演出も綺麗に決まっていたなぁ。


 この後のアニメ振り返りの後「Awaken the power」……そしてその後に驚きの展開がありましたが、そこは曲数に入れずに語ることにします。


day.1 14/day.2 15 - Awaken the power
 開始前の掛け声を11人でやっているという映像を出してくれたカウントダウンTV SPのおかげで想いが深まった曲でした。
 やはり練度の差は歴然としているながらも、Saint Snowの2人がAqoursに追いつこうと練習してきたのが感じ取れましたし、何よりあの煽り方が出来るのは鹿角理亞役 佐藤日向さんならではでしょう。 1番の妹コンビから2番の姉コンビへのバトンタッチとか、CDの時点から心を揺さぶる仕掛けがあったのですが、生で見ると振り付けも相まってまたグッと来るのです。でもこの曲……この後のライブで聴くことが出来るのかな?なんて思ってしまいましたよ。


 この後MCを任されたSaint Snowが流れから「DROPOUT!?」を歌ったのには驚きでした。埼玉公演の感想で書きましたが、Aqoursのlive tourという名前になっているだけに、2人にはSaint Aqours Snowでは歌わせても、Saint Snow単体では歌わせないのが当然だったわけですよ。その禁を破った……なぜ禁を破ったのかを考えてすぐに思いあたったのが「この福岡公演が最後のステージになる」という事。歌う前の涙ぐむ鹿角聖良役 田野アサミさんの姿、MCでの発言、これが最後の出演になるとすればそれらの意味が通じてしまいます。これは自分勝手な推測では有るのですが……2日目「DROPOUT!?」は本当に最後の姿になるかもしれないと、ただただ見つめ続けることしか出来ませんでした。もしかしたら多くの声が届けば再登場もあるかもしれません……でもここで最後にするのも美しい。「Saint Snow 最後の舞台」としてのお膳立てに見えただけに、これがSaint SnowAqoursのライブで歌う最後となっても悔いはないですね。
 話は前後しますが「スタッフへのレスポンス要求」は今回もカメラマンさんが応えていましたね。多分他のセクションの人も応えていたと思うのですが、目立つ場所にいるのはだいたいカメラマンさんなんですよね。本当にスタッフに愛されているライブだったなと感じたのは、ライブ後にSaint Snowの2人がupしていた同じ写真からも見て取れますよね。これだけ多くの人が関わってくれている。9人(11人)の後ろにはこれだけのスタッフが働いてくれている、そんな事を感じさせる写真でありました。逢田梨香子さんの横のスペース……ね……

 

 


day.1 15/day.2 16 - WATER BLUE NEW WORLD
 アニメの振り返りを経て「WATER BLUE NEW WORLD」、観客を無視したカメラワークが出来るカウントダウンTV SPが凄まじかった体験だったのですが、ライブ会場ではフレームに入っていない部分まで見られます。生ならではの楽しみ方が出来るわけで、また別次元の体験なわけですよ。
 PV曲だからこそ1回見るだけじゃ物足りない、あらゆる視点で見てみたいと思ってしまうわけで……はやく何度も見られる環境になってほしい。とりあえずディレイビューイングで確認もしてみたいですし、BDではマルチアングルで収録してくれないですかね。



day.1 16/day.2 17 - 青空Jumping Heart
 アニメ内でのラブライブ!決勝披露曲「WATER BLUE NEW WORLD」から、優勝チームのアンコール曲としての「青空Jumping Heart」という流れ。アニメで付加された文脈によって、曲に別角度から光が当たり始めるのが本当に楽しいのですが、それにさらに彩りを添えるオリジナルアニメが本当に秀逸ですよね。
 「これからへの挑戦」ではなく「やり遂げた後」に変わるという考えを埼玉感想で書きましたが、そうなると歌詞から受け取る印象も大きく変わってくるのが面白い所。アニメ挿入歌として使われるからこその味わい深さですし、披露回数が多いことで磨きに磨かれたAqours9人の動きが、ラブライブ!優勝チームに相応しく見えるってのも、スパイスとして機能しているんです。やはり良い構成だよなぁ……なんて思っていたらですね……


day.1 17/day.2 18 - キセキヒカル
 挨拶が終わったのにはけていかない、「???」ってなったタイミングで始まるイントロ、BD特典曲やってないのあったね、埼玉・大阪ではまだフルを聞ける状態じゃなかったね、そりゃやりますよ、やらなきゃおかしいですよ。でもこの曲への入り方はずるいんじゃないですか!福岡の演出をした人に平伏するしか無かったわけですが。
 夢を掴んだ、やり遂げたという事を歌っている「青空Jumping Heart」と対象的な楽曲ですが、途中であった掴む振り付けが9者9様で良かったなぁ……これについて語ってしまうのはもったいないので、ぜひディレイビューイングでご確認を。しかし印象的な劇伴に歌詞を乗せるだけでなく、TVアニメの集大成としてしまう歌詞をきっちり描き出す畑亜貴恐るべしですわ


アンコール
day.1 18/day.2 19 - ホップ・ステップ・ワーイ!
 AqoursClub2017年版が6月で終わった事によって「Aqours Next Step! Project」が締めくくられ、「Aqours Hop! Step! Jump! Project!」がスタート。そのスタートした直後、再度の出発となるこの曲をアンコール冒頭に入れてくるのがまた心憎い演出ですわ。
 まだまだ私達は止まらない、そんな事を9人が歌ってくれるわけですけど、ホップ・ステップの後に「ワーイ!」を持ってくる畑亜貴の言語センスが凄いのよな。キャラクター9人、キャスト9人、スタッフさんたち、そしてファンをも巻き込んで「皆で一緒に進んでいこう」って曲は盛り上がらないわけがないですわね。これまたトロッコに相応しい曲でしたね。



day.1 19/day.2 20 - 勇気はどこに?君の胸に!
 これもなあああ、ずるいよなあああああああああ。福岡では2期11話の合唱バージョンに変更してきたわけですが、そうなると高海千歌伊波杏樹さんのソロが聴けないんじゃないか……と思っていたら分かってくれていたよスタッフさん。合唱で終わりではなくフルの方に移行する特別バージョンで、ソロも聴けた。本当に皆がわかっていてソロの瞬間だけ静かになるのがとても素敵な時間だし、それに応えて歌い上げた後にはにかむ高海千歌伊波杏樹さんが毎回可愛いの。



 最後のMCは印象的な事が盛り沢山。Saint Snowを呼んだことで、前に書いた「最後」説が補強されてしまったと感じたり、PVで劇場版に鞠莉センター曲があるとわかったからか、国木田花丸高槻かなこさんのセンターへの意欲が聞けてしまったりと見どころ満載だったのですが、やはり高海千歌伊波杏樹さんのお話が心に突き刺さりましたよ。毎回のように書いている「伊波杏樹さんがリーダーでよかった」という気持ち、今回ももちろん持つことが出来たのですが、それ以外にも仲間の支えを大きく実感しているように見えて、リーダーとして、座長としての信頼感がキャスト内にもスタッフ内にも醸成されていたと思えました。どんどん進化していくAqours……その中心たるリーダーが無類の負けず嫌いで、向上欲を持つ方なんですから、まだまだ世界を広げていってくれるはず、そんな事を認識し直す事ができたMCでした。


day.1 20/day.2 21 - WONDERFUL STORIES
 ドラマの大団円も表現していて、ライブタイトルにもなっている「WONDERFUL STORIES」。アニメのAqoursへの曲ではありながらも、キャスト9人の曲でもあり、ライブの締めとしても味わえるという「畑亜貴やりおる」感。まあ、全てが渾然一体としているから、どの状況にも合うと感じられるんでしょうけど、この時間を切り出してさらに輝かす歌詞にやられまくりでな。
 9人がまた楽しそうに踊り歌っているのが良いんだよね。次への活力に繋がる、間違いなく。だって1週間たった今でも、思い出せば夢心地になれるんだ、すごいパワーだよ。

 最後の退場時、下がっていくなかで高海千歌伊波杏樹さんのダブルピースは、MC通りやりきったという満足感が見える力強いものでした。あのダブルピースも元気をくれるよ、本当にありがたい。


 本当に福岡での細かい変更点が確実に自分を刺してきていて、面白いライブにエモーショナルな感情が特盛で追加されるとんでもないライブでした。2nd liveからの進化はもちろん、約1ヶ月のツアーの中だけでも成長とキャスト9人の強さが確認できてとても良いlive tourだったと思います。

 次はついにという東京ドーム公演。今回がアニメに寄り添った感情を揺さぶる展開だっただけに、次は2nd live tourのように楽曲での勝負が増える展開になりそうですよね。その時にはまた違った形で成長を感じられるのだろうか、そんな期待をしつつ感想を示させていただきます。読んでいただきありがとうございました。