けいあんの御触書

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良いアレンジがされていた映画『映像研には手を出すな!』

 設定ではとんでもない数がある部活動・同好会があちこちで出てきて、しかもそれが物語に絡んでいく……テレビドラマ版から良いアレンジがされていたんですよ。それが映画の世界でも上手く使われていたのが良かった点でした。

 という事で映画『映像研には手を出すな!』を公開日前日の舞台挨拶付き上映で真っ先に見てきたわけです。4ヶ月以上も延期されたのかな?待ちに待った公開でした。浅草みどり役 齋藤飛鳥さん、金森さやか梅澤美波さん、水崎ツバメ役 山下美月さんを中心とした「映像研」の世界はアニメよりもドラマのほうが適していると思っていたのです。なぜなら浅草氏の思い描く「最強の世界」がアニメ版だと作中で制作するアニメと同次元になっちゃうんですよね。でもドラマ版だとCG・VFXで現実の中に想像の世界的な描かれ方をしていて、それをブラッシュアップしたものが制作するアニメに繋がるわけで……その次元の違いや変換が個人的には好みだったので、劇場版楽しみにしていたわけです。

 舞台挨拶を見ておいて良かったなーという点もいくつかありましたが、世界を再現できていた主人公側の3人に加え、テレビの時点から評価が高かったグレイス・エマ(さかき・ソワンデ役)が素晴らしくて素晴らしくて……この後の物語でソワンデは主人公側3人に濃く関わっていくだけに、続きがぜひ作られてほしいですな。

 最初にも語ったオリジナル要素ですが、浜辺美波の無駄遣いが凄かったですわ。主役連発の勢いのある女優を主人公3人と直接絡むことなく使うとか贅沢すぎでしょ。でも少ない出番ながらも居た意義はあるし、存在感も見せたしで、浜辺美波だから存在感を示せた脇役だったと思います。この先の続編が作られたとしても、天気に関わるギミックを用意すれば起用できるってのは強い……。

 もう1人、映画から出番が始まった音響部の百目鬼さんの演技も凄まじかったですよ。あのキャラクターは難しそうなのに……そして百目鬼さんが出るってことは音の話も出るわけですが、これが説得力ある表現になっていました。これは映画館で聞いてほしい部分です。

 主人公の3人はドラマからさらに「3人」になった感じ。今回はロボ研との話なので原作既読の人には、上映会前後のドラマはご存知でしょうが、ある部分で追加的な改変がなされていたが故に最後の3人を表すあのセリフがより重みを増した感じを受けました。

 まだまだ原作も続いていますし、続きはテレビでも映画でもどちらでも良いので作って欲しいですね。まずは2回目を見に行かないと。