<OCEAN STAGE>に続いての<SUNNY STAGE>、今回もタイトルに沿った構成でありつつも驚きもありで、楽しいライブになっていました。
今回のエントリでは<OCEAN STAGE>でもやった楽曲に関しては、特筆すべきことがない限り触れない事とします。とはいえ、重複曲を除いたとしても、今回はソロ曲×9があったので、ボリュームはそれほど変わらなさそうですが……
さて感想を認めていこうと思います。いつもと同様に出演者に関しては「○○役 △△さん」という表記をしていきます。
02. 太陽を追いかけろ!
<OCEAN STAGE>では「Hop? Stop? Nonstop!」の所に入ってきたのが「太陽を追いかけろ!」。ナンバリングライブだとAqours 2nd LoveLive! HAPPY PARTY TRAIN TOUR 以来となりました。
初日は沈んだ直後ぐらいのタイミングでの披露でこれはこれで良いなぁと思ったのですが、2日目は太陽がステージに差し込んできているタイミングで、太陽の方に向かって行進する姿もあったので「上手いなぁ」と唸らされました。
03. 君のこころは輝いてるかい?
<SUNNY STAGE>ですから「今日も太陽は照らしてる 僕らの夢」と歌っていた「君のこころは輝いてるかい?」が入らないわけ無いですよね。
間奏のタイミングでメインステージからセンターステージに移動していたので、小原鞠莉役 鈴木愛奈さんの馬跳びを上手く回避させていました。鈴木愛奈さんは怪我をしてから馬跳びをしていないので、そのシーンを見るたびに悲しい気持ちにもなっていたのです。とか思っていたら渡辺曜役 斉藤朱夏さんが花道で馬跳びしてくれましたわ。花道は普段のステージよりも狭くて圧迫感もありそうに思えるのですが、さすがAqoursのフィジカル担当でした。
04. DREAMY COLOR
この曲は<OCEAN STAGE>でもやった曲だったのですが、2日目では真ん中に伸びる花道部分に陽の光が綺麗に差し込んでいたのですよ。これだけのためにタイムキープしたかのように思えました。
day1-07. PURE PHRASE
開演前のCMでSolo Concert Album1年目のCMが流れていたので、来るかもとは思っていましたがいざ来ると顔がにやけてしまいました。Solo Concert Albumに収録されているソロ曲メドレー、トップバッターは桜内梨子の「PURE PHRASE」。
旅行かばんを持った桜内梨子役 逢田梨香子さんが、メインステージから時計回りに通路を1周し、最後にメインステージに戻っていくという形で歩きながらのパフォーマンス。旅をしていくという衣装にぴったりな演出でしたし、最後に元の場所(この文脈では内浦かな?)に戻るというのもグッと来る演出でした。
day1-08. Never giving up!
ソロ曲2人目は高海千歌の「Never giving up!」。ミュージカル的演出が高海千歌役 伊波杏樹さんにぴったりな楽曲です。メインステージ上でのワンマンショーといった趣きなパフォーマンスでしたが、振り付けだけでなく細かい所作・表情などの表現力が抜群。舞台での活動歴も長く・多い伊波杏樹さんならではの仕上がりでした。
day1-09. 突然GIRL
3人目は渡辺曜の「突然GIRL」。最初に曲終わりのシーンの事を書いちゃいますけど、最後にステージから飛び降りたんですよ。モニターの方ではそこで水しぶきが上がる演出がされていて、曜ちゃんらしさが見えたのですが、それに気付かないと驚いちゃいそう。
動きとか振り付けとかからも、渡辺曜役 斉藤朱夏さんのキャラクターへの理解度の高さが感じられるのですよ。
day1-10. Perfect SEKAI
初日のソロ曲最後は「Perfect SEKAI」、黒澤ダイヤの和な楽曲を小宮有紗さんが刀を使った振りも使って披露。ユニットのライブでは披露済みでしたが、Aqours単独ライブでの披露は初でしたから、初めて見た人もそれなりにいたのでは?実際に回りにいた人の中には、刀の使い方に関心したような言葉を発していた人がいました。
アニメ2期Blu-rayでのソロ楽曲と同様、黒澤ダイヤのソロ曲は世界観が強めのものが多いのですが、それをきちんと表現しきれるのは俳優経験豊富な小宮有紗さんならではだと思っています。
day2-07. コットンキャンディえいえいおー!
2日目のソロ曲メドレー、メインモニタにあのイラストが表示された瞬間に会場がどよめいた問題作「コットンキャンディえいえいおー!」、黒澤ルビィのソロ曲。
再現はそれなりにするだろうと思っていましたが、黒子的な役として黒澤ダイヤ役 小宮有紗さんが出てきて、真顔で演技したりするのがもうずるい。黒澤ルビィ役 降幡愛さんも振り切ったパフォーマンスで、曲中に何度も笑いが漏れていました。終了直後にTwitterで発言しましたが本当にこれ。
第1回 コットンキャンディえいえいおー! 対決 観客の完封負けでした
— けいあん (@kei_an) 2022年3月6日
声出しNGのライブなのに、声が漏れてしまうような演出をするライブ主催者側、酷すぎる。
day2-08. あこがれランララン
2日目のソロ曲2曲目は国木田花丸の「あこがれランララン」。他のソロ曲はユニットライブでの披露がありましたが、こちらの曲もようやく初披露となりました。姿が見えたタイミングで、前の曲から残るどよめきが一気に消えた感じでした。
映像で使われていたポーズが振り付けに上手く取り入れられていて、映像の花丸と高槻かなこさんの融合が感じられました。こういうの良いなぁ。魔女っ子っぽい姿もお似合いでした。
day2-09. タテホコツバサ
続いては津島善子の「タテホコツバサ」、これまでのソロが堕天使色を出していたものに対してこちらは可愛い系、新たなよーしこーを見せてくれる楽曲です。
津島善子役 小林愛香さんもトロッコ上で可愛さに振った動きで見せてくれました。他の8人もそうなのですけど、善子との付き合いが長いからこそ出来る表現という感じで、ラブライブ!Projectの醍醐味を感じるパフォーマンスでした。
day2-10. もっとね!
松浦果南の「もっとね!」、以前のファンミーティングで披露したときよりも少し厚着になっていましたが、これはこれで可愛い仕上がりに。この変更、元の衣装だと凍える可能性もあったでしょうし、寒かったから仕方ないですな。(実際、諏訪ななかさんはこの後のMCで別衣装でしたが羽織るものを着ていたにもかかわらず寒がっていました)
ライブだと松浦果南の可愛い部分を、諏訪ななかさんが増幅している感じになるこの曲、今回も堪能できました。ただ、次は暖かい所で披露させてあげてほしいかも。
day2-11. Shiny Racers
ソロの最後は小原鞠莉「Shiny Racers」。センターステージのスタンドマイクでのパフォーマンスでしたが、前回のソロ曲同様に歌唱力のみで戦うことが出来る鈴木愛奈さんを信じた采配。演出が強めなのもライブならではだと思いますが、それをせずに信じて送り出すのもまたライブという感じ。今回も小原鞠莉を身に宿した鈴木愛奈さんの歌唱が強かった……。
day1-13 / day2-14. スリリング・ワンウェイ
「Aqours Pirates Desire」「Daydream Warrior」からの流れで「スリリング・ワンウェイ 」のカッコよく魅せる曲3連発、ずるい、やばい。「太陽を追いかけろ!」もあったので、HAPPY PARTY TRAIN TOURを思い出してしまいます。
オリジナルの新衣装は黒が多めになっている演者さんが多いので、ダンスを魅せる楽曲によく合っています。
day1-14 / day2-15. HAPPY PARTY TRAIN
<OCEAN STAGE>では来なかったのですが<SUNNY STAGE>で披露された「HAPPY PARTY TRAIN」。半ドームで星を見ようと思えば見えなくもないベルーナドームですし、HAPPY PARTY TRAIN TOUR(当時はメットライフドーム)の最終到着地点となった会場ですから、ここでの披露は物語性が高いです。そして早いタイミングで「君のこころは輝いてるかい?」、日が暮れたタイミングで「HAPPY PARTY TRAIN」というのも綺麗な流れ。
ラブライブ!でのナンバリングCDというのは特別なもの。この曲でセンターを務めた松浦果南役 諏訪ななかさんが、一気に成長したのを感じられたのですが、曲名が冠されたHAPPY PARTY TRAIN TOURでの初披露からも表現力が磨かれていて、努力を続けていることの一端をうかがい知れる曲でもありました。
という経緯もあったので、ツアーで披露されていないナンバリング曲にも期待していたのですが……最後の方にあった発表で膝を打ちました。そりゃ、それが控えていたらここではやらないですよ。
day1-15 / day2-16. 届かない星だとしても
「HAPPY PARTY TRAIN」に続いて、太陽と対の「星」を感じさせる楽曲である「届かない星だとしても」。このタイトルについては語り尽くされていますが、個人的にはAqoursはこのタイトルで付けられている「星」と同格にはなっていると思うのですよね。そんな事を感じさせてくれる9人のパフォーマンスでした。
「真似したい」の歌詞の所でやっていた真似したポーズ、配信の方では映っていましたが、映像作品の方でも収録されてくれるかな?
day1-17 / day2-18. Wake up, Challenger!!
「届かない星だとしても」から「青空Jumping Heart」を挟んで「Wake up, Challenger!! 」に繋がる流れ。前の曲で「同格にはなっている」と書きましたが、Aqours達からは"まだまだ挑み続ける"というメッセージが感じられるセットリストの流れですよ。
トロッコ曲だったのでダンスが見られなかったのですが、同じトロッコに乗っているメンバー同士でのわちゃわちゃがたまらなかった曲。学年でもユニットでもなくスクフェスでの属性でもない、(千歌・花丸・鞠莉/梨子・ダイヤ・善子/果南・曜・ルビィ)という3人ずつの組み合わせが新鮮。学年とかユニットとかに囚われずに、こういう組み合わせがもっと増えると多様な魅力が出てきそうで、伸びしろを感じさせてくれます。
day1-20 / day2-21. WONDERFUL STORIES
最後の曲は「WONDERFUL STORIES」。名古屋公演が1期最終話挿入歌に対して、埼玉公演が2期最終話挿入歌というのはよく考えられていたなぁ。Aqoursにとってベルーナドームはsecond homeと呼ばれる地、そのsecond homeでアニメ中でのラブライブ!活動の締め括りとなった曲をやるというのは大きな付加価値を持つと思うのですよ。
曲の性質上、高海千歌役 伊波杏樹さんが目立つ楽曲なのですが、この曲では高海千歌らしさをより強めに出したパフォーマンスに見えて、アニメでの思い出、そしてこれまでの軌跡が思い起こされて感傷的になりました。
ここでまとめ……の予定だったのですが、追加公演が発表されました。今度こその東京ドーム公演。ラブライブ!Projectでは初の2回目の東京ドームですよ。そこへ向けた前向きな言葉もたくさん聞けましたし、東京ドーム公演に期待したいですね。<WINDY STAGE>という事で、聞けなかった一番好きな子のセンター曲も見られる可能性があります。センターを渇望した言葉を発した場所でのセンター曲の披露、それが叶うと良いなぁ。