けいあんの御触書

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裏方さんの努力 Aqours・Liella!のライブでのお話

 ラブライブ!プロジェクトの売りでもあり強みでもあるのが、キャストによるアニメ映像の再現。今回はそれをさらに魅力的に見せているライブでのお話です。

 何度か言及済みですが、μ's First LoveLive! を見たときに「(アニメ映像の再現を)本当にやりきるとは」と驚かされました。それから10年以上が経ちましたが、アニメ映像がある曲に関してはそれの完全再現をし続けており、テレビ出演時には「再現」を売りの1つとして紹介される事が多いです。その再現に対して、ライブスタッフも負けずに努力しているという事を書き記したい、というエントリです。

 ライブを現地会場で見るとき、多くの人はステージ上のキャストさんに目が行くと思いますし、自分も多くの時間はキャストを見ています……が、それだけではもったいない!

 Aqoursのライブではステージ上のスクリーンが3面ある事が多いのですが、アニメ映像がある曲では中央の画面にアニメ映像が流されていて、両側の2画面にはキャストの映像が流されるのが基本的なパターンです。中央の画面とステージ上のキャストを見て「おお、同じ動きだ」と楽しむのがよくあるパターンだと思うのですが、両側の2画面が実は凄いのです。
 ライブ会場なのでカメラの位置に制限があるとはいえ、カメラの方向・画面の切り替え等々中央のアニメ映像画面になるべく似せた映像を両側の画面で作ってくるんですよ。ライブのカメラマンやスイッチャーさんはAqours専属ではないのに「そこまでやってくれるんだ」と毎回感心してしまいます。
これはLiella!でも同様な事が行われていますね。

 わかりやすい例 その1
 18秒~20秒あたり中央のモニタでの元映像が、両側のキャストを映した画面で再現されています


わかりやすい例 その2
 25秒~30秒あたり。これは中央と両端が逆のパターンですが、中央の映像と両側の映像を揃えています。

 
 これは販売映像なので一部しか見えませんが、こんな感じでアニメ映像とキャスト映像のシンクロをスタッフが作り上げています。

 このアニメ映像とキャスト映像のシンクロ、昔からここまででは無いもののやっていたのは事実です。分かりやすいものだとSnow halationのあのシーンでカメラが引いていくところとかですかね。でも「ほぼ完全再現」にこだわり始めたのはテレビ局がやってくれたのが大きいのかなーと思っています。
 "テレビ出演時には「再現」を売りの1つとして紹介される"と書きましたが、それを印象付けるようにアニメ映像の再現をいくつかのテレビ局がやってくれていました。スタジオでのパフォーマンスという事でカメラの動かし方に制限が少なく、アニメ映像とほぼ同じキャスト映像を作っていて驚かされた記憶があります。「Brightest Melody」で映像を見ていた通行人の2人を、スタジオにいた2人で代用していたシーンで大笑いした事もありました。このテレビでのアニメ映像再現が、ライブスタッフにも刺激を与えたのかもしれませんが、ライブでの映像スタッフが「より似せよう」と努力しているように感じられるのが、たまらなく嬉しいのですよ。

 Aqours・Liella!ともに6月にはライブがあります。キャストから目を離すのは少し惜しいと感じてしまうかもしれませんが、映像を作るスタッフの努力にも少しだけ目をくばせてほしいなと思います。

 また今回は映像関連のスタッフについて語りましたが、衣装の再現・アレンジだったり舞台装置だったりと、細かい拘りが詰め込まれているのがAqours・Liella!のライブなので、なるべく多くの拘りに気付きたいですね。