ただただゲームの方が好きだったのでネタバレを食らう前にと初日に見に行ってきましたが、とても良作でした。
主人公には「迷う男」と名付けられていますがこれが綺麗なダブルミーニング。現実での「迷わされる事象」に直面したからこそ「8番出口」な世界に引き込まれてしまったのかも、なんて思わせてくれました。この舞台の作り方は上手かったと思います。
役者陣がとても良かったのも印象的。主役の二宮和也さんの演技をこんなにまじまじと見たことはなかったのですが、ハマり役と言っても差し支えないぐらいの演技でしたし、あのおじさんの河内大和さんも存在感抜群。歩く姿が「CGかと思った」と言われたそうですが、ゲームの映像化作品としては最大級の賛辞だと感じました。
全てのビースが噛み合ってエンディングに向かっていくので気持ちよさはあります。いや、期待以上に良いものを見せてもらえました。