園田海未さんとの出会いは偶然でした。
「僕らのLIVE 君とのLIFE」のCDを一通り聞いた後にふと目に入ったのが封入されていたLoveca、そこに描かれていたのが園田海未さんでした。当時は声とイラストがあまり一致していなかった時期でしたが、9人の挨拶の中で最も芯の強さがあると感じられて引っかかっていた園田海未さんが、Lovecaで偶然にもやってきた……運命的なものを感じましたね。
「僕らのLIVE 君とのLIFE」の挨拶でもわかるように園田海未さんはとても真面目です。生真面目です。目標に向かってひたすら真っすぐ進もうとする意志の強さを持っています。たまにその生真面目さが仇となり、他の8人が止められないほど暴走する時もありますが、素直に行動に出てしまう園田海未さんの実直さが愛おしいです。
様々な投票の中ではキュアメイドカフェの「μ's イメージガール投票」「ローソンイメージガール決定戦」で1位を取りましたが、センター投票では1位を取ることは叶いませんでした。しかしサポート的な立場が強い海未さんですから、センター投票で1位になるのは難しいとは感じていました。それでもユニット「lilywhite」ではリーダーとして唯一の3学年混成ユニットをまとめていましたし、「WILD STARS」「だってだって噫無情」といった凛々しさ、かっこ良さを見せる曲でのセンターを務め、その歌声でみんなを引っ張って行きました。そしてソロ曲ではかっこ良さや爽やかさを込めて歌い上げ、海未さんの魅力がさらに多くの人に知ってもらえたのでは無いでしょうか。
ドラマCDでは猪突猛進な穂乃果ちゃんに悩まされつつも、思い込んだ時にその穂乃果ちゃん以上の視野の狭さで突っ走っていく海未さんが度々見られました。生真面目すぎるからこそのやりすぎてしまう海未さんに、大人な雰囲気を持ちつつもまだ年相応な部分も多いんだな、と思わせてくれました。
アニメでは暴走気味なリーダーの穂乃果ちゃんをハンドリングをする役割も担っていました。基本的にはストッパーになりつつも、幼なじみだからこその気付きや配慮で、場の流れを見ながら穂乃果ちゃんをサポートしてμ'sを前進させていきました。
関係性が良くなかった絵里にも話しかけて加入のきっかけを作りと、最初は乗り気でなかったのに一度決めたら最後までやりぬく、そんな海未さんの芯の強さを改めて感じさせてくれました。ただ。だからといってマラソン10km+遠泳10kmはやりすぎですよ……。
そして動く海未さんは普段が生真面目だからこそギャップが強く感じられる様々な表情を見せてくれました。本当に表情豊かで、それまでに感じていたものとはまた違った魅力が見られて、海未さんの事がより好きになりましたね。
2期9話、ようやく海未さんが心情を吐露してくれた猛吹雪の中での叫び。「やりたい」という言葉を発し、これまで付いて行くばかりのサポート役からの脱却をしようとした海未さんのあの言葉、自分の心を揺さぶる言葉でした。あの言葉を発した事で、本当の意味でみんなと同じステージに立てたのかな、なんて思っていますよ。
海外でははぐれた穂乃果ちゃんを本気で心配していた海未さん。自分が怖い思いをしたからこそ穂乃果ちゃんへも過剰なぐらい心配をしてしまう、その優しさが海未さんらしいなと感じました。
帰国後にみんなが話し合う場面では、これからの主軸となる1年生の発言を静かに見守っていて、1年生への信頼感と託そうとする想いが感じられました。そして秋葉原では、穂乃果ちゃんが言葉に詰まった時に真っ先に手をかけてあげるなど、言葉を発せずとも海未さんらしい周りを支えていく行動が随所で見られたのが嬉しかったですよ。
これから会える機会はぐっと減ってしまうかもしれない。でも海未さんの事はこれからもずっと好きでいると思います。これまでありがとうございました、これからもよろしくお願いします。