けいあんの御触書

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DAZN(ダ・ゾーン)使ってみた

 昨日、サービスが開始されたDAZN(ダ・ゾーン)に登録し使ってみました。

F1やプロ野球 横浜・広島も。月額1,750円のスポーツライブ配信「DAZN」開始 - AV Watch
 記事によると「130以上のスポーツコンテンツ、年間6,000以上の試合から好きなスポーツを、ライブ&オンデマンドで、いつでもどこでもお楽しみいただけるようになります。」との事。どんなスポーツがラインナップされているかは記事を読んでもらうとしまして……自分が最初に名前を聞いたのは「Jリーグの放映権料を10年2100億円で契約」という7月の記事。という事でJリーグのファンには「あれか!」と思う人が相当数いると思われます。
放映権料が上がった背景と使い道。コンサルがJリーグの分配を考える。 - Jリーグ - Number Web - ナンバー

 登録自体はそれほど多くの項目はなく、あまり時間をかけずに登録が可能です。ちなみに今は1ヶ月無料体験が出来ます。最初にクレジットカードを登録しますので、無料期間終了時に退会してないと料金が自動的に引き落とされるはず……無料期間終了時に連絡が来るのかはまだ初日なので不明ですが、出来れば無料期間終了の報告は欲しいかも。それだけで印象を悪くしてしまう人もいるでしょうから。退会時の挙動では、退会しても次の引き落とし日まで見られるというのは良いかも。引き落とし日直前に退会しようとして忘れるってこと、結構ありますからね。


 さて肝心の中身について……まずは映像。映像サイズはAbemaTVと同じくウィンドウサイズに合わせて変化しますし、フルスクリーンにも出来ますが、さすがに1920×1200ではちょっと粗が見えるかな。普段、自分が作業しながら流している時で640×360ぐらいにしていますが、これなら問題は全く感じられないです。もう少し大きくても大丈夫でしょうけど、サイズを自分で決められるのは楽ですね。

 コンテンツについてはまだ整備途上という感じ。自分はNFL・ロードレースが好きでNFL Game PassとJSPORTS(4も含む)を契約していますが、その2種に限って言えば「DAZN」はまだまだ配信・放送量は十分とは言えないレベル。ただNFLであれば全試合放送、ロードレースであればJSPORTSとほぼ同等な放送量になれば、乗り換える価値がある……どころか乗り換えた方が良いとまで断言できそうです。

 DAZN最大の売りはサッカーなのかな。かなり多くのリーグが放送されるようです。上でも書きましたがJリーグとも契約したので、来年からはJリーグも視聴可能に。もし全試合が放送されるとなれば、Jリーグファンの多くが加入してきそうな感じはあります。ここ最近のJリーグは、スカパーでの様々なチャンネルに渡っての放送で一元化されていなかったので、一元化は大きなメリットとなりそうです。

 1つのアカウントで6台のデバイスを登録可。2台の同時視聴可というのは強み。前述のNFL Game Passは2デバイス以上の同時視聴ができないので、帰宅時などにシームレスな移行が出来ないのですが、それが出来るのは大きいです。また、家族で別々の物が見るためにも1契約で済むというのも大きなメリットになりそうです。

 個人的に好きなダーツ・ビリヤードもあり、コンテンツの種類だけは申し分がないように見えるDAZNですが、種類だけでなく網羅できるレベルでの量も必要だと思います。まだその「量」は十分とはいえません。これからの拡充に期待してしばらく使ってみようかと思います。

Step! ZERO to ONE ラブライブ! サンシャイン!!第8話

 今回は何度も手が止まってしまい遅くなってしまいました。だって見返すたびに泣いちゃうんだもん。
 悔しくて泣く……それは強くなるには必要な要素の1つだと思っています。別作品ですがつい先日また劇場で見てきた「響け!ユーフォニアム」でも、黄前久美子が一部のパートで演奏を外されたことに対して悔しがり大泣きをしました。これを機に、それまで主人公らしさがあまり感じられなかった黄前久美子に主人公としての格が感じられるようになりまして、その話を見終わった直後にBD購入ボタンを押していたのを思い出しました。
 アニメが始まる前、ラブライブ! サンシャイン!!1周年の記事にこんな事を書いていました。

主人公格のAqoursのリーダー高海千歌役の伊波杏樹さんのリーダーシップと主人公としての力は特筆物。まだ始まって1年ほどだからか、高海千歌ちゃんの方にはその力が乗り移りきっていない感じですが、その転移がなされ高海千歌ちゃんに「これぞリーダー」という信頼感が見られるようになった時、Aqoursはさらなる高みに上がっていくと思っていますし、それは夏開始のアニメでなされて欲しいとも思っています。

今回の8話はそれを実現してくれたお話で、涙のシーンから結果に向き合い再出発をするかのような表情を見せる終盤の展開は、千歌の主人公力の高まりを強く感じさせるものでした。


 物語の展開としては今までの7話までで描いてきた事を存分に使ってきた形でした。

 内浦は地方の町。3話の講堂でのライブ、6話でのスカイランタンへの協力などなど、街の代表という感じの描写がずっとなされていました。一方、1300万人が住む東京は、良く言えばしがらみの無い場所。だからこそ地元だから・仲間だからという評価軸はほぼ無く、実力がものをいう環境。この環境の違いが、イベント後に会った鹿角姉妹の言葉(例 「ラブライブ!は遊びじゃない」)として表れてくるわけです。

 PV作成時(6話)の鞠莉の言葉「努力の量と結果は比例しません」、そしてダイヤからの言葉で現在7236グループというラブライブ!への登録数が語られ、それらの言葉を体現したのがイベントの結果でした。Saint Snowが3桁得票で9位だったのに対しAqoursは0票で最下位。努力だけすれば結果に繋がるわけではない。東京というアウェーの場所での観客による投票ですから知る者はほぼ0のはず。イベントに来る人は目当てのスクールアイドルがいる事がほとんどでしょうから浮動票も期待できない。ネット投票があればまだしも、会場の投票のみというこのイベントで得票0はある意味必然だったと思われます。

 μ's・A-RISEの頃の10倍近いスクールアイドルがいる群雄割拠の時代では、上位層は実力プラスアルファの勝負になっていきます。
 現実でのμ'sは、努力を重ね、僅かなチャンスを次々と繋げて駆け上がっていきました。ここにはたゆまぬ努力に加え、時流に乗った・チャンスを活かしたという偶発的な事象も多く含まれます。プラスアルファは努力を重ねてきた人に等しく訪れるわけではないですし、そのチャンスも感じられず素通りさせてしまう人もいる……だからこそ上位にいる人は運も実力も備えて存在なのです。

 曜から千歌に投げかけられた「悔しくないの」は、これまでの前進をさせようとしてきた煽り以上の意味合いを含んでいました。しかしそれに対しての千歌の返事は、スクールアイドル活動を言い出した張本人として、他の皆が沈む中で虚勢を張って見せというもので、アニメ中では初めて期待した返答が返ってこなかったシーンになっています。これまで曜と千歌の同様のやり取りを続けていたからこそ、このすれ違いが強く印象に残るのですよ。
 終盤の展開は上でも書いたこれぞリーダーという心情の吐露を見せてくれたので、これ以上書くのは蛇足にしかならないです。自分が見たかった千歌が、Aqoursのリーダーとなった千歌がようやっと見られました。

 ダイヤは経験者として厳しく当たりつつも直接アドバイスを与えとバランス良く接し、鞠莉はサポート的立場をしつつも現実も見せて試練を与え続け、果南は自分と同じ思いをしてほしくないという立場を見せ続ける……三者三様の態度ながらも、下級生たちのことを導こうとしているのですよね。今の6人は良い上級生に恵まれているよなぁ……その上級生3人が加わった時、真のAqoursとなり、さらなる幅の広がりを見せてくれるはず。残るはあと5話、壁を乗り越えた・過去を克服した9人によるAqoursの完成形が楽しみです。