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君のこころは輝いてるかい? ラブライブ! サンシャイン!!第2話

 本題に入る前に……1日に続いて9日にも内浦周辺に行ってきました。

 今回はラッピングバス・ラッピングタクシーのお披露目日。それに加えて伊豆長岡駅でTVアニメ放送記念乗車券の発売開始。
(参考 伊豆箱根鉄道&バス / 東海バス
 pdfには「※06:30修善寺駅発 温泉場線から運行開始いたします。」と書いてあったので、朝一番の運用を目指して修善寺駅まで向かいましたが……待っていたのは自分1人。まあ三島始発じゃないと出発時間には間に合わないですし、自分の撮ったような映像はその始発に乗っても間に合わなかったので、敷居はかなり高かったかも。まあ、1人しかいなかったおかげでじっくりと撮影出来て好都合でしたけどね。

 さてアニメ本編のお話に行きましょう。また予想混じりなので、そういうのを読みたくない人は回れ右しておいてください。



 ラブライブ!の時にはほとんど気配を感じさせていなかったのに、8話で「ぼららら」PVとリンクするシーンが出てきて、昔から追ってきたファンに大きな衝撃を与えました。という下地があったので、このサンシャイン!!では2話を見て「君のこころは輝いてるかい?」とのリンクするんだろうなと思い始めてきました。CDのドラマパートでは、梨子が断ったり協力したりしている内に仲良くなってAqoursとして頑張りたい、と変化した告白がありましたが、その流れを予感させる展開でしたし、またアニメーションPVではダイヤさんが千歌にダンスの見本を見せようとするなど、アニメのダイヤさんが見せたμ'sマニアの片鱗を感じさせるシーンも有りました。「君のこころは輝いてるかい?」の歌詞自体も作品のテーマに近いものと感じられますし、このアニメ序盤は「君のこころは輝いてるかい?」の歌詞に繋がる物語って感じちゃうんですよね。

 コミカルなパートを挟みつつも、1話よりもキャラの深みを表現していたこの2話。特にダイヤさんのマニアっぷりで大笑いしてしまいました。名前間違うとか良くないですからね!だから自分も記事中で「ラブライブ! サンシャイン!!」と正式名を書くように普段から心がけていますね。最初が「!」1個で最後が「!」2個ね!!!!!!!!!
 自分もダイヤさんも面倒くさいマニアなのですが、千歌も相当なレベルなんですよね。梨子が「ユメノトビラ」を弾いていたのを目撃した千歌が、歌詞の良さを語った後に薀蓄を語ろうとしていましたから。でも千歌を動かす原動力になっているのは、1話から描かれ続けてきた「スクールアイドルへ恋する気持ち」なのですよね。

「みんなを笑顔にするのがスクールアイドル」
 この台詞を聞いた梨子が高海さん呼びから千歌ちゃん呼びに変化します。
 加減は必要ですが「好き」という気持ちを発している事で周りが興味を持ってくれる、そんな例は自分もたくさん経験してきました。千歌が見せる溢れ出る「好き」という気持ち、そこに「ユメノトビラ」の歌詞が相まって梨子の気持ちを少しずつ動かしました。そして上の台詞に加え、手を触れ合わせようとして諦めない千歌の姿ですよ……主人公力の高さを感じさせますよね。
ラブライブ!サンシャイン!!1周年によせて - けいあんの御触書
 ここで「高海千歌ちゃんに『これぞリーダー』という信頼感が見られるようになった時、Aqoursはさらなる高みに上がっていくと思っています。それは夏開始のアニメでなされて欲しいとも思っています。」と書きましたが、その片鱗を見せてくれた展開で嬉しかったです。

 そういえば、千歌・曜・花丸・ルビィの4人でバスに乗っていた時に「沼津三の浦観光案内所」が写り込んでいてニヤニヤしちゃいました。この観光案内所、サンシャイン!!が始まって間もない頃からサンシャイン!!を支援してくれているファンにはお馴染みの場所。アニメ放送前に秋葉原駅で配布された「入学案内」がその日の夕方には寄贈されているなど、情熱溢れる多くの方によって中も凄い事になっていますので、内浦訪問の際にはぜひ立ち寄っていただきたいスポットです。
 ちなみに1日と9日の訪問時には善子 ヨハネ生誕祭仕様になっていました。この記事をupするのを 善子 ヨハネ誕に合わせたのもそれが理由だったりしますの。

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3話のサブタイトルは「ファーストステップ」、ラブライブ!1期3話の「ファーストライブ」を想起させるタイトルになっていますが、ここが最初の大きな転機となるのか、とても楽しみです。

輝きへ向けての第一歩 - ラブライブ! サンシャイン!!第1話

 ラブライブ! サンシャイン!! 1話、良かったですねー。奇を衒うこと無い直球勝負。舞台や環境を簡単に説明しながらも9人全員に顔見世をさせ、その中でも今後に繋がりそうな描写(特に3年生関連)も散りばめてありと盛りだくさんの内容。それでいてテンポの良さが健在で監督が変わってもラブライブ!ismは健在と感じられましたし、アニメーションも表情の豊かさや動きの丁寧さに感心させられました。そして売りの1つであるライブでのCGパートもさらに洗練されと、映像的にも見所満載だったと思います。自分の場合は放送日前日の1日に舞台となる内浦へと再訪問してきたばかり(参照)だったので、見たことある景色が次から次へと出てきてより楽しめた感じです。


 メンバー9人全員に必ず台詞が用意されているという点はラブライブ!の時と同様。小原鞠莉だけ極端に出番が少なかったですけど、あのBGMのせいで強烈なインパクトを残していきました。ラブライブ!では2年3人を中心に話を動かしていった形でしたが、サンシャイン!!では2年2人+ダイヤ様が中心で話を動かした形。ラブライブ!の時にも書いたのですが、9人全員をほぼ同等の扱いで話を進めるのは難しいですし、知識のない新規の人に覚えやすいようにと中心キャラを絞る展開にしたのは良かったと思っています。その中心から外れた6人もフックとなるような印象的なシーンが用意されていたので、調べてみようという動機付けにもなった事でしょう。


 さて物語について語ってみようと思いますが、μ'sを絡めて展開する話が多くなっているので「ラブライブ!」を見ていない方には軽くネタバレになると思われます、未見の方はご注意下さい。サンシャイン!!単体で見ても楽しめるようになっているのですが、μ'sの物語を知った上で見るといろいろな視点が生まれてより楽しめるようになると思いますので、興味を持った方はラブライブ!の方もご覧いただければと思います。dアニメストア等、幾つかの配信サイトで見られます。


 ラブライブ!サンシャイン!!は「ラブライブ!The School Idol Movie(以下 劇場版)」から繋がっている物語。劇場版でμ'sがスクールアイドルの素晴らしさを示し、ラブライブ!の拡大へと繋げたのですが、それが成功したと察せられるのが千歌による「ドーム開催」への言及、そしてOPでの舞台ですよね。ラブライブ!(1期)OPも、歌う場所がラブライブ!決勝の舞台になっていましたから、Aqoursが歌っているのもそうだと考えるのが自然。そしてそれが出来ているという事は劇場版でのμ'sの行動が実を結んだという事でもあるわけで、μ'sと長年一緒に走ってきた自分にとっては感無量なシーンに感じられて目が潤みましたよ。

 千歌がUTXのモニタで見た映像については色々想像の余地があると思います。千歌が見たタイミングでは「second winner」と表示されているのであれは過去の優勝者の振り返り映像が流れていた状況で、μ'sが流れるタイミングで千歌がちょうどモニタ前にやってきたと考えています。A-RISEは劇場版でもプロとして続けていくという描写がなされていましたが、それが通じるぐらいの高い完成度なスクールアイドル。一方のμ'sは、2期10話でのキャッチフレーズ決定時に「応援しなきゃって気持ちになる」と言われた事からも分かる通り、完成度では劣っています。だからこそ「見守りたい」そんな気持ちにさせてくれるグループでした。自らを「普通」であると思っている千歌が見たのが完成形のA-RISEではなく、ありふれた高校生の姿を見せるμ'sだった。しかもその映像で歌っていた歌は「START:DASH!!」、特別な衣裳ではなく制服でパフォーマンスをしていたという点も千歌にとっては衝撃的だった……μ'sが流れるタイミングでモニタの前にやってきた千歌、まさに運命に導かれた感じがしますよ。
 μ'sがあったからこそ(まだ劇中で名前は付いていませんが)Aqoursに繋がる。μ'sでは描けない「継承の物語」が1話からきっちり描かれていたのが良かったですね、自分はこういう物語大好きなので。

 スクールアイドル認めないと言いつつ、新曲が必要など妙に詳しいダイヤ。スクールアイドルと聞いた途端に手が止まった果南。スクールアイドルに対しては3年生の反応が気になる所。この辺りをどんな展開で見せていくのか楽しみ楽しみ。
 曜・千歌コンビは付き合い長い感じの阿吽の呼吸が良いですね。もう1人の幼なじみ果南とのやり取りも学年が違うとは思えないざっくばらんさ。1年生トリオもそれぞれが独自の世界を持つ3人ですが、まだグループになっていない状態での仲良しグループ以外とのやり取りがまた新鮮で微笑ましく見てしまいます。

 しかし本当に内浦の綺麗な景色がきちんと再現されていて、現地に1度でも行ったことがあると間違いなく楽しさはupするはず。物語を楽しむスパイスの1つとして舞台探訪は是非やっていただきたいですよ。今回出てきた場所は……果南がいたのは「あわしまマリンパーク」、前エントリで書いた通りコラボ企画が行われています。千歌の家になっているのは「安田屋旅館」、風情溢れる歴史的建築物ですが名前の通り旅館として使われているので、中も堪能する事ができます(日帰り入浴もできます)。千歌と梨子がいた浜辺は安田屋旅館の道を挟んで反対側、あの「助けて、ラブライブ!」の画像の場所のすぐ近く!という事で、行っていなくても楽しめるけど行っているとより楽しめると自分は思いますよ。その景色に輝きの描写が込められていて、「輝き」を大切にした演出をされているんだなぁ、なんて感じながら見入っていました。

 あ、忘れちゃいけないのが歌!相変わらず作品にがっつり合っていて素晴らしい出来。「青空Jumping Heart」はまさにAqoursのテーマソング、スクールアイドルらしい青春を全面に押し出した前向きな歌詞。2年3人による挿入歌「決めたよHand in Hand」は第一歩を踏み出そうという意志が溢れたノリの良い楽曲。作詞はもちろん畑亜貴さん、最初に見た時に「畑亜貴天才かよ……」ってまた言っちゃいましたよね。

 1話で期待以上のものを見せてくれたラブライブ! サンシャイン!!、2話が楽しみで1話をもうすぐ50回になりそうなぐらい繰り返し見ちゃってますよ(まだ48回です 7/4 23時時点)。μ'sを絡めて書いた部分が多いですが、μ'sの輝きを見たからこそ、その輝きに気付き手を伸ばしていく……それがラブライブ!サンシャイン!!のテーマだと思っていますし、それは過去の曲でも表現されていました( ♪ 届かない星だとしても)。その輝きへと手を伸ばそうとしていくAqoursの物語。輝きを手にできるのか、それが楽しみでなりません。

Aqours丸に乗ってきたずら

6月25日、内浦造船所のblogにある記事が上がりました。

6月19日、MOVIX清水でのラブライブ!再上映に合わせて訪問したばかりなのに
「また行く理由ができてしまった……」
「しかもあわしまマリンパークは過去2回の訪問の時には行けなかったので好都合だ!」
などと思っていたのですが、その後しばらく音沙汰が無し……しかし6月29日にいきなり運行が発表されました。

 6月29日・30日に仕事が詰め込まれていた代わりに7月1日はお休み。行こうかなーと思っていた所にさらなる追加情報が……

完全にダメ押しをされまして。
という事で行ってきました「あわしまマリンパーク
当日は朝4時半出発、6時半ごろ到着しましたが、シリアルは2番……もうちょっと頑張った方が良かったのか、気合入れすぎたのかやや中途半端な結果に。

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blog記事では外側の塗装だけだと思っていたのですが、近くに行ってみると内部や天板まであちらこちらに「ラブライブ!サンシャイン!!」のイラストが描かれていて驚きましたよ。しかも額内に飾られていた1枚は描き下ろしイラストというサプライズ!しかも描き下ろしイラストは、2月にキャスト9人で撮った写真をベースにしているという情報がマリンパーク内滞在中に流れてきましてね……いやあ、ここまでやられると感激も一入ですよね。

これの右上の写真が

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こうなりました。元ネタが流れてきた時にちょっと涙ぐみましたよ。
あとこの立ち位置、ちゃんとキャスト順になっているんですよね。
   79
8642 135 って感じ。

これまでもラブライブ!サンシャイン!!では舞台となる内浦などのお店・施設を実名で出してきました。2nd single『恋になりたいAQUARIUM』ではPVで「伊豆・三津シーパラダイス」とその周辺の景色が。そしてドラマパートでは沼津に有る3つの水族館「あわしまマリンパーク」「伊豆・三津シーパラダイス」「沼津港深海水族館」。その後のユニットシングルでも菓子店の「松月」「淡島ホテル」「千鳥観光汽船株式会社」と、これまでとは違って積極的にコラボ展開をさせているのが印象的でした。ですので今回のAqours丸就航やシリアル入りチケットなどもその一環ということですね。


話は逸れますが、現地の観光案内所もサンシャイン!!色がとても強くなっていて、良好な展開が出来ている事を伺い知ることができます。
6/19撮影 小原鞠莉生誕祭
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7/1撮影 津島善子生誕祭
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あわしまマリンパークに話を戻しますが、ドラマCDにも出てきたカエル館など見所満載、ショー2つも含め2時間ほど楽しく滞在させていただきました。

それではここで特に記憶に残った写真をいくつかご紹介。

Aqours

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カエル館のカエル
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上の新規イラストの場所ですね
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あわしまマリンパーク単体でもとても楽しい施設ですし、ラブライブ! サンシャイン!!が好きならば、楽しさがさらに付加されるというお得な施設。この夏、あわしまマリンパークをはじめとした、ラブライブ! サンシャイン!!に出てくるあの景色をじっくり堪能してきてほしいな、って思いますよ。


撮った写真を置いておきますね 
Dropbox - あわしまマリンパーク

水信玄餅を食べたい方へガチ勢からアドバイス

 (2019年6月23日修正) 2019年版を書きましたので誘導しておきます。



 開始日にテレビ取材が入った影響か、例年以上に売り切れ時間が早くなっている金精軒の水信玄餅。そのテレビ放送時に地元の常連さんが「早ければ11時には無くなる」と言っていましたが、最近はその時間まで持たないことがほとんど……という事で食べるためのアドバイスをいくつか書いてみようかと。

 まず水信玄餅を取り扱う金精軒2店舗あります。
 店舗案内 台ヶ原店 | 金精軒
 店舗案内 韮崎店 | 金精軒
 どちらかの店舗へ行けば食べられるのですが、待機のシステム等々ちょっと違っている部分があるので書いておきます。

・台ヶ原店
 車での最寄りICは長坂インターチェンジ、前後のインターチェンジから行けなくもないですが、長坂IC推奨です。
 電車での最寄りは長坂駅になりますが、韮崎駅からならバスが出ているので、少し値段は嵩みますがそちらを使った方が良いと思います。バスは「下教来石行き」に乗り「台ケ原中」で降りるのですが8時37分に乗り遅れるとバスを使っての購入はほぼ不可能と思って下さい。
 台ヶ原中 | バスマップ
 こちらは8時に整理券が配られます。(今は6時ぐらいから整理券配布開始)この整理券があればその場から離れてもOKです。ただし指定された時間には戻ってきて下さい。整理券と引き換えに水信玄餅を受け取る形になります。
 駐車場は周辺に幾つかあり、約100台まで対応出来ますが、その分こちらに来る人が多くなっているようで、韮崎店よりも売り切れ時間が早くなっている傾向があります。

台ヶ原店の整理券(旧)
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台ヶ原店の整理券(新)

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・韮崎店
 車での最寄りは須玉インターチェンジはですが、東京から来るなら韮崎インターチェンジで降りてきても問題ありません。
 電車での最寄りは新府駅ですが、この新府駅は七里岩の上にあるため標高差が激しく、特に帰りは登りが続くのでお勧めできません。韮崎駅から出ているバス「韮崎・増富温泉郷線」の「三村橋入口」で降りるのが良いと思います。
 三村橋入口 | バスマップ
 こちらは開店時間までずっと並んでいる必要があります。開店後に専用のレジで会計し、その時に整理券が渡されます。あとは整理番号を呼ばれるまで待っていればOKです
 駐車場はかなり小さく、50台も対応できないレベルなので、遅く来ると駐車するのに苦労してしまう可能性があります。(追記 周辺の会社の駐車場を借りる事もあり、その駐車場が使えると少しキャパシティは増えます)

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こちらは裏面が……
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 Twitterでの検索結果を見ていると、午後まで持つことは稀になっていますが、天気の悪い日は売り切れ時間が若干遅めになる傾向はあります。しかしそれを当てにするのは不確定すぎます。開店時間に到着すれば待ちはすれども食べられるので、それを目標にしていただきたいです。

 水信玄餅が目的の人が多いでしょうけど、他にも美味しいものが揃っているのでそちらをお土産にどうぞ。
 特におすすめなのが「極上生信玄餅」「大吟醸粕てら」、前者は柔らかいお餅が信玄餅のイメージを一新させてくれるはず。後者は真っ白で風味豊かなしっとりとしたカステラで、こちらもカステラの新世界を感じることが出来るでしょう。

 水信玄餅は水を食べる和菓子という事で、味はもちろん五感を使って食べる和菓子です。ややハードルは高くなりつつありますが、ぜひ一度食べてみていただきたいと思います。


・おまけ
 どうせなら周辺スポットも色々回っていただきたいので書き連ねてみる。

 かなり遠いですが前乗りするなら「ほったらかしキャンプ場」を使い、起きたら「ほったらかし温泉」の朝風呂を浴びてから来るのも良い選択かと。
 近場ならまずは斜向かいにある「【七賢】山梨銘醸株式会社」は忘れちゃいけないです。
 「道の駅 はくしゅう」で名水を汲みつつ地産品のおみやげを探すのも良いですし、車の人には厳しいですが「白州蒸溜所」もおすすめスポット。またアイスの試食も楽しめる「シャトレーゼの工場見学」も良いですね。
 清里方面に足を伸ばせば、山梨では珍しい関西風うなぎの「森のやまびこ (食べログ)」や、鶏が美味しい「中村農場」、カレーなら「ロック」「ヴィラ・アフガン (食べログ)」、これからの季節にぴったりな「清泉寮ジャージーハット」のソフトクリームも定番。今回載せなかったお店でも良い所はたくさんありますし、食べ歩きには事欠かないと思いますよー。

アミューあつぎ 映画.comシネマ さんについて語ってみる

5月7日から「ラブライブ!The School Idol Movie」のアンコール上映をしてくださっているアミューあつぎ映画.comシネマさん。昨日の5月10日、そのアミューあつぎ 映画.comシネマさんについての記事が出ていました。

記事によると2014年度に4万人、2015年度に6万人と着実に入場客数を増やしているとの事。今年4月にはそれまで多目的ホールとして使われていた場所を改修してスクリーン3を増設しましたから、上映作品数は今まで以上に増えてさらなる入場客数増が期待できそうです。

このアミューあつぎ 映画.comシネマさん、記事中でも触れられていますが会員制度がリピーターを多く呼び込んでいるようです。3400円(厚木市在住・在勤・在学で3000円)のスター・プランなら、無料鑑賞券3枚に加え会員権を提示すると最安で800円での鑑賞が可能に。また5400円(厚木市在住・在勤・在学で4860円)のセレブプランでは、無料鑑賞券3枚に加え最安で500円での鑑賞が可能、気軽に足を運べるシステムができています。

基本的にはセカンドランが中心の劇場ですが、評価の高い作品を含めこだわりが感じられるラインナップになっています。「遠くの映画館まで行くのは大変だから、近いここでやるなら見に行こうかしら」という需要に加え「近くの劇場でいつの間にか終わっていた」「もう1回劇場で見たい」という需要にも対応できている感じがします。


アニメ関連では、連休中に「映画 けいおん!」と懐かしい作品の上映に加え、ここでしか見られないタイミングで「映画 ハイ☆スピード! Free! Starting Days」を、そして話題性の高い「KING OF PRISM by PrettyRhythm」を応援上映も含めて実施。この3作品を1スクリーンを使って2回転させました。また連休後のアンコール上映では、上にも書いた「ラブライブ!The School Idol Movie」を夜の見やすい時間に。その前の時間には「ガールズ&パンツァー」をOVAとともに上映と、若年層へのアプローチを進めているようにも感じられます。


記事中の社長さんは劇場ではよく見かけ、来場者に気さくに挨拶・声掛けをしてくださっています。これは他のスタッフさんも同様で、とてもあたたかい雰囲気で見られる劇場なのです。
そしてアミューあつぎさんで楽しみにしているのが敢えて伏せ時にしますが「○○」。「○○」については実際に前情報無しで体験していただきたいので、ここには書くつもりはないのです(検索かければ「○○」に言及する発言はすぐに見つかりますが)。自分は「○○」が通う楽しみの1つとなっているぐらいなのです。


大きなスクリーンだったり、3Dだったりと様々なアプローチを映画業界が仕掛けてはいるようですが、それとは一線を画した違った魅力で映画の良さを伝えてくれるアミューあつぎ 映画.comシネマさん、お気に入りの作品が上映されることになったら、是非行ってみてほしい劇場ですよ。
自分は明日・明々後日と伺わせていただきます。

ラブライブ!サンシャイン!!1周年によせて

今日で正式に始動してちょうど1年ということでラブライブ!サンシャイン!!について簡単に書いてみようかなと。


寄稿した同人誌原稿にも書いたのですが、サンシャイン!!での最初の1年で行われていることはμ'sでの出来事の追体験のようなものです。それもμ'sよりも遥かに速いスピードで……リリイベは1st single発売時から行われましたし、イベントでのダンス初披露・アニメ化と、μ'sが2年半かけて歩んできた道のりを1年も経たないうちにやり遂げてしまっています。


さらに2nd Single発売日に沼津を訪れたのですが、ラブライブ!というブランドの強さが、沼津での展開の速さに大きく影響を与えている事を実感させられました。ラッピングトレイン、3種の水族館とのタイアップ(これはCD付属のドラマにも出てくる)。そして有志による観光案内所でのサンシャイン!!グッズの充実ぶりも忘れてはいけませんし、サポートを進めるかのように出店したゲーマーズ沼津店の存在も追い風となるでしょう。


もちろんμ'sで培ってきたノウハウも有るでしょうけど、昨年夏にすでにダンス披露のための合宿を行うなど、そのスピードを実現し成功させるために綿密な準備をしている上に、それに9人が応えているのは注目に値する所です。さらに言うと、9人にはまだ伸びしろが感じられますし、何より主人公格のAqoursのリーダー高海千歌役の伊波杏樹さんのリーダーシップと主人公としての力は特筆物。まだ始まって1年ほどだからか、高海千歌ちゃんの方にはその力が乗り移りきっていない感じですが、その転移がなされ高海千歌ちゃんに「これぞリーダー」という信頼感が見られるようになった時、Aqoursはさらなる高みに上がっていくと思っていますし、それは夏開始のアニメでなされて欲しいとも思っています。


そして最初の1年の最後の日となる4月29日、この日のニコ生でAqours9人のμ'sへの想いが語られました。ここで表明した「覚悟」やら「決意」は、これまでのメディア展開でも感じ取ることが出来ていたものですが、それはあくまで歌詞でだったり、CD付属のドラマでの台詞だったりで、自らの意思で発したものではありませんでした。だからこそμ'sへの想いを自分たちの言葉で語ってくれた事で、応援していこうと気持ちがより強くなりました。


あまりにも大きすぎる先輩と看板を背負ったAqoursですが、ここからの1年は2年目にして勝負の年になると思います。大きな期待を力に変え、「届かない星」に少しでも近づいてほしいですな

「手のひらの露」を読み終えたので振り返る

「手のひらの露」が完結した(全3巻)ので読み終えての感想を。

優吾くん約4年間の大学生活での成長物語でもあるし、手代木さんの長いスパンをかけた仕返しの物語でもありました。
3巻の構成は序破急って感じを受けたかな。1巻は各登場人物の紹介に加え各所にばら撒かれていた情報が1つにまとまっていく、これ1冊で作品の持ち味を伝える物語。2巻ではそれまで出てきたキャラの掘り下げが行われつつ、人間関係にも少しずつ変化が起こっていきながらも、兄弟2人に大きな転機が訪れる物語。そして3巻は、これまでに巻いてきた種を刈り取りつつ、兄弟2人の回りにいた人が少しずつ力を合わせてそれぞれが目標を達成していく、地味ながらもカタルシスを得られる展開になっていました。

物語が最後までまっすぐ貫くように進んでいくのは、shachiさんがプログラマだからかな。無駄がなさすぎるぐらいどの登場人物にも役割が振られていたのが不自然に感じる人がいるかもしれないけど、現実でも意外と知らない繋がりがいきなり表出するものなのですし(昨日の会食でまざまざと思い知った)、こいつがこの場面で役立つとかという意外性が面白かったです。


3巻の表紙が優吾くんだけだったのも発売前は「んっ?」って思ったのですが、読み終えてみると手代木さんからの独立を示唆している感じがして、物語に合ったものになっていて良かったですね。また一人にされた手代木さんがちゃんと食事出来ているかが心配ですが……そう登場人物の「これから」がきになる物語なんですよね。押しの強そうな女性陣に兄弟2人がどう対応しているのかとか、主人公の周りに気になるキャラが多かったのも物語としては良かったなぁ。


あと食べ物な!シフォンケーキ食べたいぞ……各章のタイトルの所に簡易レシピっぽい模式図が有るのですが、実際に作っている場面が出てくるとその部分の想像を超えるような美味しそうな香りがしてくるんです。隠れた魅力となる部分……ってかこれが書きたかったんじゃねえのか、とも思ってしまうぐらい力が入っていました。


すんなり読める物語で、全3巻という短い時間ながらも深く楽しめました。また何かしらの物語を紡ぎだしていただきたいなと。