けいあんの御触書

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「第一回本栖高校学園祭」に行ってきました

 あの場所でこんなイベントが開催されるなんて思っていませんでしたよね。ゆるキャン△で主人公たちが通っていた本栖高校のモデルとなった旧下部小・中学校……旧と付いているのはすでに廃校しているからなのですが、その場所を使ったイベントが開催されると聞いて行ってまいりました。

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アニメ ゆるキャン「秘密結社ブランケット音楽祭」/富士の国やまなし観光ネット 山梨県公式観光情報

 上のタイトルには入っていませんが「第一回本栖高校学園祭」と銘打ってありまして、その学園祭の中で「秘密結社ブランケット音楽祭」がメインイベント。作曲者の立山秋航さんがアコースティックバンドを率いて生演奏。そしてOP曲を歌った亜咲花さん、ED曲を歌った佐々木恵梨さんの歌唱が行われました。
 今この記事を書いている時もそうなのですが、自分が文章を書く時にはインストゥルメンタルを流しながらの事が多いです。歌詞が入っていると、それが邪魔になって書くことに集中しきれないからです。なのでサントラCDだったりOff Vocalのトラックをまとめたプレイリストを用意してあるのですが、そんな感じで聞き慣れていたゆるキャン△の劇伴を生演奏で聴けるというイベントですから行くしか無いでしょ。

 その場所は上でも書いた通り旧下部小・中学校、最寄り駅は甲斐常葉駅です。以前書いた ゆるくないスタンプラリー+α を楽しむための旅のしおり的なやつ - けいあんの御触書 の最後の方でも書きましたが案内看板(下の画像参照)を出している場所ですし、現在開催中のゆるく楽しむスタンプミッションの対象店舗(下部薬局)もあるので、何度か訪問した事があったのですが、住民の方から「学校が廃校になってからは人がほとんど歩かなくなって寂しい」という話を以前聞いていたのですよ。でも、昨日行ったら人が連なって歩いているんですよ。そんな状況が見られるのは感慨深いですわ。昨日も移動中にちょうど家から出てきた方に挨拶したのですが「楽しんでいってねー」と返されまして開始前から良い気分になっていました。

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 メインはアコースティックライブ……なのですが、ゆるキャン△にちなんだ出し物などもあったので、同行者と少し早めに行こうと話して開場時間の12時近くに到着。ライブは15時スタートなのに開場時間にはかなりの人数が来ていましたよ。

 ライブ自体まで3時間近くあったので、まずは赤い羽根共同募金を。コラボグッズが貰えると言われたら即募金しちゃうちょろいやつです。コラボグッズの下にあるのが、今回のイベントに参加すると貰えるブランケット。

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 物販とキャンプめしブースでスタンプラリーがあるとの事で、まずはそちらを。物販ではイベント開催記念 手漉き和紙ポストカードなどを購入。イラストはあfろさん描き下ろしのものです。
 身延町は旧身延町・中富町・下部町が合併した町なのですが、中富町の辺りは和紙で有名なのですよ。ちなみに中富町に接している早川町(雨畑)では硯が有名でして、和紙とセットになると……書道ですよね。そんな書道用品の有名なお店もあったります→ 鉄道模型専門店「レール・パル351」 鉄道模型店って書いてありますけど、中のアクセス・営業案内を見れば書道用品も入っていますからね。さらに中富町と川を挟んだ反対側にある旧六郷町(現 市川三郷町)は判子の町。物販ブースも出していた谷川商事さんもあります。谷川商事さん、ゆるキャン△グッズをいろいろ出していますが、判子関連のキャラクターグッズもたくさん出していて面白い事をやっている会社です。という訳で旧中富町・早川町・旧六郷町のあたりは昔からある日本の文化的な物が感じられる面白い地域なのです。ぜひ巡ってみてほしい所ではあります。


 キャンプめしブースは10店舗あったのですが、小さめのサイズでの提供だったのでこれは全部行けるな……って事で全店制覇。

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左上から
 煮込みカレー/ベーコン/ボルシチ
 豚串/甲州ほうとう/淡々餃子鍋
他の4つは、みのぶまんじゅう/ソフトドリンク/ワインビネガードリンク/ビール(同行者にプレゼント)で全10種。記念品の交換に行ったらめっちゃ祝福されたんですけど、10種やる人はそんなにいなかったのかな?

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 そうそう ゆるくないスタンプラリー+α を楽しむための旅のしおり的なやつ - けいあんの御触書 で紹介した園林さんのカレーが出てきていたのが嬉しかったですね。これをきっかけに身延山に行く途中で立ち寄る人が増えると良いな。

 あとは校舎の中で再現された図書室を見てきたり、キャンプ用品眺めたりしている内に時間になったので着席してライブ。いやーこのロケーションで音楽聴けるのって素敵すぎるでしょ。ステージの後ろの敷地外には道路があるのですけど、そこを軽トラが走っていくとか、防災無線で熊の出没情報が流れるとか、普段見ているステージじゃなかなか無いですよ、これは。

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 ライブは2時間近くたっぷりと。作曲者 立山秋航さんの解説が興味深いものでした。確かにキャンプ場ごとに曲作るのって面白いよなぁ……その曲をベースにしてアレンジさせて合わせた場面で使う。元になる曲があるから1話ごとの中で統一感も感じていましたし、アレンジで感情や状況も表現してありましたし、こだわりの強さを感じましたね。演奏では通常の楽器だけでなく、フライパンや鍋にカップ麺らしきフォルムのものまで。マラカスみたいな音が出ていたのでご飯系カップだったのかな?キャンプらしさが感じられて楽しさ倍増でした。(演奏していた高橋和葉さんの発言がありました。明太子リゾットでした)

 あとキャンプ場のテーマを出てきた順に演奏していったわけですが、そうなると作中の季節が進んでいくことになるのですよ。開始15時ですから時間が経つに連れて下がっていく気温とシンクロするように感じられたのも良かった点ですね。これは寒くなる時系列のアニメだったからぴったりだったと思います。ただ風も強かったのかだいぶ寒かったですね。演奏された方々も途中から1枚羽織りましたし、客席もどんどんと秘密結社ブランケット化していくというね。
 亜咲花さんの伸びやかな歌声は遠くまで届いていきそうでしたし、佐々木恵梨さんの歌は冷たい空気を暖かくしてくれる、そんな感じでした。あとで遊びに来ていたはずなのにステージ上に引っ張り出された京極義昭監督も、「劇伴とOP・EDの曲があったからこそ」という趣旨の事を言われていましたが、それが再確認できたライブだったと思います。

 最後はキャンプファイヤーで締めって良いですね。普通のイベント会場だと火気は使いにくいのですが、校庭だから簡単に出来ちゃうのが良い所。暗くなりゆく空を照らす火の灯りが学園祭っぽくもキャンプっぽくもありましたね。

f:id:kei-an:20181104163211j:plain (画像提供 @tetetep



 正直な所「この場所でイベントして大丈夫かな?」と思っていましたが、杞憂でしたね。まったくの無問題ではなかったですが、ほぼ町民であるスタッフの尽力によってとても楽しいイベントになりました。第2回・第3回と続いていくようなイベントになると良いですなぁ……

 戦利品ー

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