けいあんの御触書

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広がるラブライブ!Project

 雑誌から先行して発表された2015年2月26日の「助けて、ラブライブ!」のキービジュアルから3年。昨日2月25日が「Aqours First LoveLive! ~Step! ZERO to ONE~(以下 0to1)」から1年と、節目が重なったサンシャイン!!。アニメ1期と「0to1」は皆のスタート位置を揃える為(参考)とこのblogで持論を発していましたが、そこからも1年経ったわけですよ。サンシャイン!!のProject開始から3年が経ったという事で2年ぶりに振り返りをしてみようかと思います。冬コミで発行した同人誌「How to follow from zero to the future.」内の「切り開いたμ's広げたAqours」から文章を引用・再構成しつつ、ラブライブ!Project全体の話として進めていこうと思います。


 「サンライズ×ランティス×電撃G's magazine」という枠組みで始まったラブライブ!サンライズが映像、ランティスが音楽、そして電撃G's magazineが誌上企画と、それぞれの役割を担いながら展開が進んでいきました。ちなみに現在では「アスキー・メディアワークスランティスサンライズ」という表記になっています。

 μ'sの頃から上記の3本柱を中心としながらも、キャラクターを演じる声優による活動も加わり、今よく使われている「オールメディア展開」という言葉に相応しい活動をしていましたが、Aqoursではそれをさらに加速させた感じになっています。Aqoursの活動に関しては「ラブライブ!サンシャイン!! FIRST FAN BOOK 」「ラブライブ!サンシャイン!! SECOND FAN BOOK」に年表としてまとまっているのでそちらを参考にしていただきたいのですが、μ'sとの速度の違いを感じてもらえるのではないかと思います。
 μ'sはスロースタートというか浸透までにかなりの時間がかかりました。転機となったライブである「μ's 」0からの出発だったので当然なのですが、「いつ終わってもおかしくない」というレベルで売れていませんでしたから「ライブをやる」「アニメをやる」という所まで行っただけでも大事件だったのです。しかしながらこのライブ・アニメが知らなかった層へのアピールとなり、ファン層の拡大に大きく貢献しました。またアニメ1期が終わったタイミングで始まったスマートフォン向けアプリ「ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル」も、ファン層の拡大に大きく寄与しました。

 一方Aqoursですが、ラブライブ!の名を受け継ぐラブライブ!サンシャイン!!として活動開始したため、所謂「強くてニューゲーム」状態で開始した事になります。「いつまで続くかわからない」という心配もなく、ある程度の活動が保証された中で課されたのはμ'sを遥かに超える速度で駆けていくことでした。誌上企画開始が2015年4月30日発売の電撃G's magazineでしたが、1st liveまで1年10ヶ月(μ'sは1年7ヶ月)というのはほぼ同等だった一方で、アニメ開始まで1年2ヶ月(μ'sは2年半)と凄まじいスピードで展開。1st liveという共通項で語りましたが、パフォーマンスを披露する場としては、開始後9ヶ月である2016年1月のスペシャル課外活動で見せていることからも、μ'sよりも明らかに速いスピードで進んでいっている事がわかります。これはμ's時代に運営側・演者側が培ったノウハウの大きさもありますが、ラブライブ!シリーズの「売り」が分かっている状態ですから、一直線に進めたというのが最大の要因でしょう。これこそがμ'sの切り開いた道だと思っています。

 アニメ系イベント以外に目を向けますと……μ'sは2014年に「MUSIC JAPANNHK)」で地上波での出演を果たし、2014年には2度目の「MUJIC JAPAN」を始め「ミュージックステーションテレビ朝日系列)」、そして「紅白歌合戦NHK)」系列への出演を果たしました。
 一方のAqoursですが、2016年「NAOMIの部屋」で地上波初のパフォーマンス披露。2017年には「2017 FNS歌謡祭(フジテレビ系列)」に生放送で出演。さらに「バズリズム02(日本テレビ系列)」に出演。放送自体は2018年に入ってからとなりますが「SONGS OF TOKYO(NHK)」の収録にも呼ばれまして、「東京の『今』を象徴する音楽(サイト掲載の文章より)」として世界へ紹介されるアーティストの一角を担う事となりました。またフジテレビ主催のハロウィンイベント「T-SPOOK」では初日の最後でライブを披露と、アニメ系イベント以外にも積極的に参加してきています。
 この部分でもAqoursの展開の速さが浮き彫りになりましたが、Aqoursの活動が評価されているとともに、μ'sの残した功績の大きさも感じられることでしょう。ラブライブ!というブランド価値を向上させたのは間違いなくμ'sでしたから、同じラブライブ!の名前を冠するAqoursの評価の助けになった事は否定出来ません。しかしながらAqours自身のパフォーマンスは、アニメPV再現を主としながらも、μ'sとは違った方向でのパフォーマンスを展開してきています。一番わかり易い例としてはLDH志向なダンスですね。

 昨年半ばまでは表立った交わりがなかったμ'sとAqoursでしたが、2017年9月に交わるイベントが立て続けに起きました。東京ゲームショウ2017の「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル新情報発表会」では高海千歌伊波杏樹さんが司会をしていたのですが、そこに高坂穂乃果新田恵海さんが登場して発表会が進行していったのです。そこでは「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル PERFECT Dream Project」で生まれた「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」の声優発表もあり、現段階で展開されている3つの学校のスクールアイドルが交わる場となりましたし、その3つの学校のスクールアイドルが全て登場する新ゲーム「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルALL STARS(以下 スクスタ)」も発表されました。またその約1週間後、メットライフドームでの「Aqours 2nd LoveLive! HAPPY PARTY TRAIN TOU」ではμ'sとAqoursが掛け合いをするスクスタPVで、会場が大いに沸き立った事は印象深い出来事でしょう。

 3年が経過したAqoursですが、まずは残る1つのファンミーティングである幕張がありますし、それが終われば「Saint Snow PRESENTS LOVELIVE! SUNSHINE!! HAKODATE UNIT CARNIVAL」と「Aqours 3rd LoveLive! Tour ~WONDERFUL STORIES~」とライブが待ち受けています。昨年同様テレビへの露出もあるでしょうし、雑誌への露出も増えています。個々の活動も少しずつ増えてきており、さらに活動の幅が広がる予感がします。自分も出来る範囲で応援し一緒に走っていけたらなと思っております。

 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会も活発な動きを見せ始めましたし、SaintSnow主催のユニットライブとともに、μ'sが映画「ラブライブ!The School Idol Movie」で見せた「スクールアイドルを広げる」試みと一致しているように感じられます。μ'sが礎を築いたスクールアイドルの世界は、ラブライブ!のテーマでもある「みんなで叶える物語」によって日々広がっていくのが感じられることでしょう。今の牽引役はAqoursですが、これからさらに様々なスクールアイドルが登場し、いつの日か「スクールアイドルの祭典」的イベントが開催される事もあるのかもしれません。

人間賛歌を描き出したラブライブ! サンシャイン!!第26話(2期13話)

 もう1月も下旬に入ろうかという感じですが、最終回感想です。

 昨年に続いて1月2日に内浦・沼津を訪問してきました。大晦日から元日にかけての舞台の混雑は昨年の比ではなかったという事は、行っていたフォロイーの発言で察せられましたが、1月2日も昨年とは比べ物にならない人出だったと思っています。あの最終回の黒板アートを描き、同じものが展示されているつじ写真館にも行ってまいりました。この絵と正対すると心動かされますよね……

 これから1月末~2月下旬ぐらいまでは、主要なファン層である大学生がテストシーズンに入りますし、イベントも松浦果南誕生日ぐらいしか予定されていませんので、昨年同様の流れであれば比較的落ち着いて巡れる時期になります。回れそうな方は行ってみてはいかがでしょうか?



 さてさて感想を。幾つかの要素が綺麗に1つにまとまって物語を締めくくる。これ以上無い展開を見せてくれたのがラブライブ!2期13話(26話)でした。

 近くにあるものには「気付け無い or 気付きにくい」という点に関しては1期6話の感想でこんな事を書いていました 

 今回の話の流れとしては、統廃合決定からAqoursの新たな活動動機が生まれ、その流れで入学希望者増を目指してPV作りをしようとした所で、梨子によって「内浦の良さ」を知るというお話。住んでいる所の良さについては「あるのが当たり前」という感覚に陥って意外と気付けないものなのですよね。それを外から来た梨子が教えてくれた。これは転校してきたからこそ気付ける点かも。実際、自分も何度か内浦周辺を巡っていますが、良い所なのは間違いないです。しかしこれが他の街より秀でているかというと……そんな事無いのですよね。どの街にも良さがある、ただ育ったり住んでいる自分の街とは違う良さだから気付きやすい。「舞台探訪」した人が自分の街と比べる発言をするのを見かける事がありますが、新鮮さで気付きやすいだけで、住む街は当たり前すぎて気付いていないだけなのですよね。だから外の街だけでなく(見ている)あなたの街の良さも気付いてほしいな、そんな事を思いながら見ていました。

これが私の街 ラブライブ! サンシャイン!!第6話 - けいあんの御触書 より引用

 たとえば自分が住む山梨県は研磨宝飾産業が盛んです。今はなくなりましたが甲府駅南口には「宝石の街 甲府」モニュメントもありましたし、別作品ですがアイドルマスター SideMと山梨県の地場産業とのコラボ企画では、甲府市の隣にある甲斐市のメーカーがコラボ商品としての宝飾品を作っていました。このように県都甲府市とその周辺には宝石に関わる店舗・博物館などが数多く存在していまして、宝飾産業が盛んな事がわかるのです。しかしながら住んでいる人にとっては意識しなければ「いつもそこにある場所」でしかないわけで、その土地独特なものであるとか特徴的なものであるという認識をなかなか持てないわけですよ。

 また毎日見ているものに対して変化していると認識するのはとても難しいことです。積もり重なれば大きな違いになるものでも、日々の変化は微々たるもので本人には認識できない事がほとんど。これについてのわかりやすい例えとして使っているのが星の動きでして、星というのは1日で約361度回転するんですよ。この「約1度」の余計な部分が実はポイントでして、1日後の同じ時間に見てもほとんど同じ場所にあるようにしか見えないのですが、1ヶ月後の同じ時間だと30度ずれた所に見えるわけです(中学理科のお約束的問題なやつですね)。このように小さな変化は本当に認識しにくい上に、自分自身については一番近い存在ですし、客観視するのが一番難しい存在ですから本人が認識できないのは当然です。ですから千歌の変化に気付いて言葉をかけてあげたのが、普段は家を留守にしがちな千歌母というのがすごく良い描写でしてね。冒頭では「太った?」などと冗談めかした言い方をしていましたが、海岸でのシーンでポイントとなる発言をしていましたし、たまにしか会わないからこそ千歌の大きな変化に気付ける、そんな事を示してくれている綺麗な描写だったと思っています。

 「輝き」という漠然としたものに対しての答えは最後の「WONDERFUL STORIES」に込められていたと言っても過言ではないでしょう。自分にとって印象深く残った言葉が「青い鳥」でして、Aqoursカラーである青をイメージしたものであると同時に、モーリス・メーテルリンクの物語「青い鳥」にも通じるものだと感じられたんですね。チルチルとミチルが青い鳥を探すために旅に出たものの、実は青い鳥は家にいたという物語……ですが「青い鳥は家にいた」というのは様々な解釈が出来るこの物語において正確では無いかもしれません。自分の解釈としては、チルチルとミチルが旅の過程で得た経験が、家にいた鳥を青くしていったと思っていたので、それがサンシャイン!!を通じて描かれた物語と一致したんですよ。
 ここで地場産業としてあげた研磨宝飾産業に話が繋がっちゃうわけですけど……原石から輝きを導き出すのが宝石研磨。大抵のものは研磨した方が輝きを増していくわけですが、原石自体は自然のものですから同じものは1つとしてないですから、細かい観察眼を配せつつ加工していく必要があります。この動画は一例ですが、これだけでも難しさと、研磨した後の素晴らしさが感じ取ってもらえると思います。

 こういった研磨作業の難しさを知っていただけに、「未来の僕らは知ってるよ」の歌い出しの部分「ホンキをぶつけ合って 手に入れよう 未来を!」という歌詞が、この研磨作業と通じるように感じられたんですよ。千歌をはじめとしたAqoursの9人が切磋琢磨する事により、輝きを放ち始めた。2期3話での無茶なルートを通ってでもやり遂げようとしたイベントはしごも、千歌によるロンダート→バク転への挑戦も、全ては様々な出来事に「ホンキでぶつかりあった」からこそ。みなが持っている原石を磨き上げ、他にはない輝きを放ちはじめた、サンシャイン!!はそういう物語だったと感じています。それは「WATER BLUE NEW WORLD/WONDERFUL STORIES」のCDを見て、TVサイズで使われていない部分まで聴いた上でその確信をより強くするに至りました。畑亜貴の言葉選びに殺された人は多いのではないでしょうか?私は数え切れないぐらいやられました。

 サンシャイン!!は1年間と短く限られた「この9人での」スクールアイドルの物語ではありますが、人生も同様に限られた時間の物語ですから、そりゃ誰にも通じるテーマになっているわけですよ。スクールアイドル賛歌でありながら人間賛歌をも内包していたのがラブライブ!サンシャイン!!だったのかなぁ、なんて思っています。

 上で引用しましたが1期6話感想でのテーマとした「自分のすぐそばにあるものには気付きにくい」が描かれていましたし、1期13話感想でTwitterから引用した自post「μ'sからの光を受けて輝こうとしていたAqoursが、自分から光を放つ恒星になろうとしたお話になりそうですね」に関しては、1期13話の時点では原石の輝きであったAqoursを磨き上げる為の物語が2期全体であったと感じています。

 舞台を巡る旅は楽しいものです、アニメの世界に入れるような気分になれますしね。でもこれまでの感想記事で何度も書いていますが、身の回りにも良い場所はたくさんあるはずです。住んでいる場所でたくさんの良い所が見つかれば、日々の生活がより楽しくなると思うのですよ。ですからサンシャイン!!の物語を通じて、近くにある幸せをもっともっと探していけたら良いな。そういった行動が多くの人に伝わっていって、色々な街が元気になるきっかけになると良いな、そんな説教臭いことを締めとして2期の感想を終えようと思います。読んでいただきありがとうございました。

【サンシャイン!!編】お気に入りラブライブ!動画2017年版

 いつものやつ、サンシャイン!!の方の2017年版です。こちらは2期もあったので投稿数は多かったですね。ここに掲載しているのは一部になっていますが、一部の人が多くなりすぎるので投稿動画への誘導を入れたりしました。

 マイリストはこちら

 あと舘ネコさんは殿堂入り(何の殿堂?)で別枠なので、各自で探して見てください(酷)


・一発ネタ丸 さん 



キサラギ さん


・。w。 さん


・techno_m@ster さん




・βcon さん



・げーらぼ さん


・たみ さん


・タケキタ さん




・冴城 さん




 冴城さんは毎回のようにアニメ後に投稿していたので初期のものを中心に抜粋して掲載しました。投稿動画リストで他の動画もご確認ください。http://www.nicovideo.jp/user/35496657/video


・Ba厄人 さん


・KOUME-i さん


・機関車4423 さん


・djtaro さん


・achikado さん 


・響子 さん



・ビー球規格 さん



・123ぉこp さん


・しじみ さん



・つっちー さん


・とらふざめ さん



・底辺這いずり周り さん


・aozorasann345 さん


・ぐんま! さん


・Dennyまつお さん


・Light blue さん


殿堂入りの人
このマイリストは最低です

 

 

μ'sメインの方

お気に入りラブライブ!動画2017年版

 いつものやつ2017年版です。マイリストはこちら。

 新たな素材が少ないだけに、投稿数も減ってきてしまいました。しかし今でも作り続けてくれる人の愛の強さと言ったら……という感じで少数精鋭のマイリストになりました。
 来年はスクスタが始まるでしょうし、新たな素材が提供されることに期待したい所ですね。

 下の紹介は基本は投稿日順ですが、同じ投稿者でまとめてある分は多少の前後があります。


・[多摩急行| 唐フィナ ] さん



・ペガッサ さん


・アサギリル さん


・kain さん



・123ぉこp さん



・PTS さん




・げーらぼ さん


・キャベツ さん


・さぶ(だだんだん) さん


・むくろろ さん


・ダミアーノ さん


・メンマキャンセラー さん


Koe-D-me1108 さん


・せみすぺ さん


・nonon さん


・こばやしさん さん


・あとあと さん


・Retrospective さん


・ようかん家 さん


・heterochromia さん


・THEチキン さん


・sky さん


・Tok さん


サンシャイン!!メインのエントリ

2017年のTwitterまとめ

お気に入りにも入れてあるので、よいねまとめじゃないです。2017年版。一言コメント入れてあります。

 駅メモマップの作者でもあるいながきさん、今年ついに全駅アクセスを達成なされました。この記事おすすめです。続き早く読みたいなぁ 
 駅メモ攻略方法 – 全駅アクセスにかかる費用と日数 | クレコ

 

 かめ……かめ……深いですね(多分深くない) 

  フリーという名の5XL切り(

 

  わかりすぎる

  これだからサバゲマンは┐(´-`)┌

 

  最近、ちょっと色々なことを聞いてきて「ああ、そんな事が」って事からこれに繋がったのですが、痕跡が残るところには絶対かけないやつでした。

  渋谷のけものフレンズカフェへ行けばわかります

 

  プリズム転職おめでとうございます

 

 オバレ結成まで見れば良いから気軽にどうぞ 

 

  テスラ!かっこいい……この方と一緒に凧揚げしたことあるんだぜ……



 ひづきさんピュアすぎてかわいいですね 

 

 むむさん意外とおっちょこちょい疑惑 


 都会ならではなんだろうか?
 

 この瞬間だけ、私との立場が逆転してました(分かる人だけに分かる)



 syattenさんのこういうノリ大好きです 



 500gは前菜

  苦手なもの……挑戦してみようかなぁ

 

  超わかる。便利だからとまとめサイト見ているような人は大抵1周遅れている。

 

 !は大切。しかし1文字エクスクラメーションマーク、お前だけは許されない 


 川崎フロンターレがようやく、ようやく初の王者に。ずっと応援していたからこその重みある言葉でした。 



  にぎりめしさんのにぎりめし探訪

 国立音ノ木坂学院公用車(86)のオーナーさんがAqoursラッピングレンタカーを借りたという事で運命的な写真に

 

 お気に入りの和菓子屋金精軒さんの喜びあふれるpost。こちらも嬉しくなっちゃいましたよね。


 また来年も1年単位でまとめます。それでは。

「憧れる者から憧れられる者へ」ラブライブ! サンシャイン!!第25話(2期12話)

 今、コミケのサークル参加者駐車場でこれをまとめています。今日はいつものアメフトサークルでの出展ですが、2017年末までのサンシャイン!!についての本も作りました。宜しければ見ていただければ幸いです。ただこの30日の発行ということで、TVアニメにはノータッチにしたんですよねぇ……声があればTVアニメに関連したことを追記して再販しようと思います。


 サンシャイン!!2期12話に関しての感想は、タイトルで全てなんです。UTXでμ’sを見てスクールアイドルに憧れた高海千歌が、今度は憧れられる者として導いていく……「ラブライブ!The School Idol Movie」で描かれていた「スクールアイドルを広げていく」という願い・試み……そんなμ’sの願ったことを、辿った道は違いながらもAqoursが到達出来たというだけで、アニメ版ラブライブ! サンシャイン!!の物語は描ききれたのかな、そんな事すら思っています。

 憧れられる者となったAqoursが繰り出した「WATER BLUE NEW WORLD」がまたすごい。この歌詞を1年生に・3年生に歌わせるかーというパート分け。11話までの展開を見事に汲み取り、Aqoursの、そしてラブライブ!世界をさらに広げていく歌詞。μ’sだけでなくAqoursまで含め、ラブライブ!プロジェクトでの全楽曲の歌詞を担当している畑亜貴だからこそ出来るアニメ挿入歌だったと思います。わざわざアニメ挿入歌と書いたのはライブなどでも書いている「文脈が付加価値を大きく生む曲」だから。この曲だけ聞いても良さはあるのですが、ここまでの25話だけでなく、μ’sの物語や開始当初は苦戦の連続で、いつ終わってもおかしくなかったラブライブ!プロジェクト全体の想いが込められているように感じられたのです。

 決戦に臨むにあたり高海千歌が迷いを見せたのも印象深い出来事でした。スクールアイドルにとって大事な場所となった神田明神で見た、多くのスクールアイドルへの願い。スクールアイドルの数だけドラマがあり、その何倍もの人が背後に見えてくる状況に気付いた事で、逡巡してしまった高海千歌の普通さを描き出していました。しかしAqoursの他メンバーの気持ちを聞いた上で、ずっと間近で見ていた渡辺曜にも支えられて勝ちたい気持ちを表に出したシーンは、これまでの24話分の物語の積み重ねが生きたシーン。その場にいた2年生3人の独白はどれも強い言葉に満ち溢れていて、成長を感じられるものでした。

 あの2人の少女の描写があった事で、「浦の星」の名前を心に刻んだ人がその裏にいたであろう事が想像出来ますから、もう優勝しなくても目的は果たせたとも言えるはずなので、穏やかな気持で今日の夜の話を待とうと思います。

ラブライブ!サンシャイン!!第24話(2期11話)から再確認したラブライブ!の面白さ

 「Awaken the power」が発売されましたが、妹2人で歌い出し→そこから姉2人へバトンタッチしていく1番の流れはアニメでも「良いなぁ」と感じていた部分でしたが、2番以降の妹2人のソロとか、皆でのコーラスとかからも、2人だからSaint Snow・9人だからAqoursと同様に11人だからSaint Aqours Snowになれるんだと感じる良い歌でした。そしてSaint Snowの2曲に関してはサビ以外がほとんど聞けていない状態からのフルでの視聴でしたが、業が深いというか……台詞でもあった「真剣さ」が伝わってくるとともに、2曲の間だけでもAqoursの変化を受けてのSaint Snow側にも変化があるように感じられたのは自分だけでしょうか。そこまで考えての歌詞だとしたら畑亜貴恐るべしですよ。

 あと西伊豆スカイライン 土肥駐車場にも行ってきました。ツール・ド・フランスで見たような山肌を走る道路は気持ち良く走れたのですが、ガードレールがない区間が多くて怖かったです。あと、途中でぐいっと登る場所があったので、そりゃバスも飛ぶよなと思った次第(イメージ映像ですけど)。いや本当にあれは飛ぶような感覚だったんですよ。夜だったら星空に吸い込まれるような感覚になるはず。土肥駐車場は周辺まで見渡しても光るようなものがほとんど無かったので、夜は星が綺麗に見えるのは間違いなさそう。とは言えまだ夜走るには怖い道路なので、もう少し暖かくなってから再訪してAqoursの見た輝きを感じたいと思っています。

 2期11話(24話)、とんでもない話が来るはずだ、なんて覚悟は全く無意味で……3話と同様に前半にコミカルなパートを多めに入れておきながら、Aパート終了直前のスクールアイドル勧誘の件から、ようちか/よしまる/よしりこ/ダイルビ/かなまり といつもな組み合わせのエピソードを組み込みつつ、「勇気はどこに?君の胸に!」までの怒涛の展開ですよ。前半でのノリの良い展開でガードを緩めさせておいてからの「めった打ち」……殺傷能力高すぎな1話でしたね。

 個人的には善子のために頑張った花丸・梨子の2人の健気な行動が好きでしてねぇ。花丸は花丸で幼馴染である善子のことを心配していた描写が1期からありましたし、梨子は2期になってからの急接近ですが善子に巻き込まれながらも、年上としての包容力も見せてと良いコンビだったんですよね。そんな善子をとの関係性のあんな形で描かれ方されたら善子じゃなくてもじんわりきちゃうでしょ。

  校舎屋上でのバルーンアーチはSUNNY DAY SONGを彷彿とさせるものでしたが、Twitterでも描きましたがAqours9人のカラーになっていたのに気付いちゃった瞬間に辛さがこみ上げてきまして。カラフルにするならサクラピンクとピンクなんて似た色がわざわざ入れないですからね。あのシーンは明るい劇伴なのに泣いていましたよ。

 あと今回の話までを経てじわりじわりと染み渡ったのが「未来の僕らは知ってるよ」における
  "未来の僕たちはきっと 答えを持ってるはずだから"
の部分ですよ。廃校を阻止できない事が確定的になっても、未来の僕たちが答えを持っているはずだから頑張っていける。後ろ向きである事を含んでの前向きな姿勢を感じ・察せる歌詞だと感じ始めてしまったので、もう明るい曲には聞こえなくなっているのですよ。少し前に書いたAqoursに背負わせている重みにも通じるものも重なり始めていて、冷静に聞くことが出来ない曲になりつつあります。 

 そして「勇気はどこに?君の胸に!」のあのパート、内浦の皆・学校の皆と一緒に歌ったという点で、新たな文脈が付加された形となりましたが、ずるいよね、ずるすぎるよね。もう学校の終わりが目の前に来ている子たちにも「やり残したことなどない そう言いたいね いつの日にか」とか歌われたらさ。「空気が変わらない」と言っていた志満・美渡さんも、そこに当たり前のようにあったものがなくなるという感覚を覚えながら一緒に歌っていましたが、自分も母校を統廃合で無くしているだけに感情移入せざるをえなかったですよ。

 歌詞へのあらたな文脈の付加だけで歌の魅力が増していく。アニメ楽曲ならではの持ち味が十二分に発揮された展開でした。しかし畑亜貴さんの書く歌詞と物語の親和性の高さが驚きですし、この展開ならこの歌詞しかないよねと思わせるの凄すぎでしょ。
 こんな感じで物語と歌とが互いに高めあって物語を紡いでいくからラブライブ!の虜になっているんですよ。素晴らしいお話、ありがとうございました。