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ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 4th LoveLive! ~Sailing to the Sunshine~ へ行ってきました

 Aqoursの4回目の単独ライブ「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 4th LoveLive! ~Sailing to the Sunshine~」へ行ってきました。天気予報もしだいに良化し、本番となった17日・18日はともに傘いらず、恵まれた天候の中で行うことが出来たのは、大舞台でのライブに対しての天からの祝福のようにも思えました。
 今回のライブ、ラブライブ!関連のものとしては相当異質でした。定番であるユニット曲を完全排除。9人で歌わなかった曲も5曲だけ、各日22曲中18曲はAqours9人曲です。ライブですから歌を聴かせるのは当然なのですが、アニメではなくAqours全体の歴史を見せたい・聴かせたい、そしてラブライブ!Project 全体の持つ意味合いも表現して歴史も感じさせたい、そんな想いを受け取りました。受け取り方がそんな感じのライブだったからか、自分の感じた文脈的な要素や、充実していた舞台装置への言及が増えてしまい、9人のパフォーマンスへの言及がとても少なくなっております。予めご了承の上で読んでいただければ幸いです。
 何箇所か名前でなく公式のキャスト順の番号での表記になっている部分があります。番号を各キャラ&声優さんに置き換えて読んでください。


 セットリストは公式さんが用意してくれたのでそちらで。あのセットリストも入れてくれていて感謝ですわ。


 下の引用postが「あのセットリスト」ですが、初日の自分の座席だとカーテンをくぐった瞬間に見えてきたのですよ、後ろにあるスペースが。ピアノ?ドラム?ハープ???何をするんだと思ったけど、オーケストラ演奏は想定外でしたね。あとで前方の席だった友人に聞いたら、存在自体に気付いていなかったので、モニタに映った画像で初めて知ってびっくりしたそうで。
 今回演奏したのは「浦の星交響楽団」という名前でしたが……かなりの腕利きを集めてきたようです。2日目で一緒に鑑賞した友人は「見たことある人がいる」って大興奮してましたよ。しかしつい最近ラブライブ!関連の楽曲がサブスクリプションサービスで配信となりましたが、サントラ楽曲もリストに入っていたのですよ。これを見越してだったのですかね。


 「浦の星交響楽団」はまず Main theme of Lovelive! Sunshine!! を演奏。そこからのお決まりのキャラクター紹介……だったのですが、キャラが着ている衣装で「?……!!!」ってなりましたよ。テーマソングがあるにもかかわらずその楽曲の衣装じゃなくてびっくりしたと同時に、最初の曲が「あの曲」だと分かってしまったわけです。それと同時に2曲目の選択によっては、Aqoursの歴史を振り返る「最強の文脈」を使ってくるのでは?と予想してしまって、そわそわし始めたのを覚えています。


01 - 君のこころは輝いてるかい?
 センターステージを覆っていた幕が降ろされると、キャラクター紹介での衣装を纏った9人がそこにいました。最初の曲はAqoursの始まり「君のこころは輝いてるかい?」です。デビューシングルのリード曲であり、最初に振り付きで披露した曲でもあり、アニメ2期でもさらに文脈を付加された楽曲です。しかし後ろに流していた映像ではアニメのものは使わずにCD同梱のPVのみだったはず。なので、上での予想した歴史を振り返るが現実味を帯びてきて鼓動が早くなりましたよね。
 初披露の時と「動き」も「表情」も「表現力」も段違い、9人のパフォーマンスには成長が感じられましたよね。1つだけ残念なのがいつも書いてしまっている小原鞠莉鈴木愛奈さんの馬跳びね……もう馬跳びパフォーマンスは見られないかもしれませんが、そのタイミングで自分は歓声を上げ続けると思います。


02 - Step! ZERO to ONE
 イントロが聴こえた瞬間に予想が確信に変わり、「やってくれたな」って思った2曲目は「Step! ZERO to ONE」。この曲はタイトルも相まって「演りにくい曲」の1つだったのですが、Aqoursの歴史を振り返る「最強の文脈」だからこそ入れる事が出来た楽曲でもあります。
 君ここ衣装での披露、君ここからの流れというのがまた意味を持つのですよ。君ここでの「今…みらい、変わりはじめたかも!そうだ僕たちは まだ夢に気づいたばかり」から、0 to 1での「ゼロから一歩は 勇気が必要 変わりたいStep! All Right!!」とかの物語性は最高でしょ。
 Aqoursのライブはドラマティックであるが故に、曲に特別な意味が付与されてしまった「憑き物」もちの楽曲がいくつかあるのですが、この曲は今回のライブで「憑き物を落とした」楽曲の内の1つでしたね。


day.1 03 - 恋になりたいAQUARIUM
 3曲目は数少ないセットリスト変更ポイント。1日目は2nd single「恋になりたいAQUARIUM」です。この曲も君ここ衣装で歌うだけで意味が付加されていくのずるくないですかね。
 元気いっぱい渡辺曜斉藤朱夏さんがセンターなんですけど、9人全員に見せ場も用意してある見どころ満載楽曲ですので、1日だけなんて勿体無くないですか?
 フィールドを貫くようなステージを走っていく光の演出、綺麗でした。6月のさいたま公演は半野外だからかそこまで効果的には思えなかったのですが、大阪公演以降はあのライトとステージでの演出が見事で……今回も期待していた物を東京ドームという大きな舞台で見せてもらえて嬉しかったですよ。


day.2 03 - HAPPY PARTY TRAIN
 2日目の3曲目は3rd single「HAPPY PARTY TRAIN」。ナンバリングシングルであり、光の演出を見せる楽曲という点が、3曲目の共通点ですね。アニメPVのようなレールが伸びるのように走っていく光に、9人のイメージカラーによる枕木が加わり疾走感が感じられる演出になっていました。
 ナンバリングタイトルだけあって披露する機会も多いこの楽曲ですが、センターの松浦果南諏訪ななかさんの成長も感じ取れる楽曲。諏訪ななかさんの自分の第一印象は「マイペース」で、競争心とか上昇志向とかをあまり感じられていなかったのですが、この曲でセンターを務めてからは印象が大きく変わっています。それぐらいセンターの責任は大きいですし、成長も促してくれるんですよね……と感じたのは2日目最後のMCだったので、詳細はそちらの方で。


 最初の3曲はナンバリングCDからの抜粋、Aqoursの名刺とも言える内容でした。ここでMCが入ったのですが、1日目は明らかに9人ともテンションが高かったですね。特に高かったのが黒澤ダイヤ役 小宮有紗さん、コール&レスポンス忘れをまたしましたよ。確か前にやり忘れた時もテンションが高かった時だったんですよ。あと初日のハグ相手が桜内梨子逢田梨香子さんだったのは、振り返ってみると「なるほど」って感じでしたよね。そして2日目は全員にハグしたのも納得です。
 2日目のMCでは津島善子小林愛香さんは「Aqoursの10人目に決定」といつもの台詞を変えてみたり、黒澤ルビィ役 降幡愛さんは姉ダイヤの持ちネタを拝借したりと、ちょっとテンションが落ち着いた感じでしたね。「今日は忘れないぜー」の黒澤ダイヤ役 小宮有紗さんには笑ってしまいましたが。


04 - 少女以上の恋がしたい
 願いが叶った曲第1弾!
 曲名紹介でざわつく人もいた「少女以上の恋がしたい」。これもナンバリングCD収録曲ですが、これが選ばれた理由は……私が望んだものを見せてくれたんですね、最後まで9人のパフォーマンスを見せること。ファンミでの披露はありましたが、ライブというコアなファン以外も多く来る場で完成形を見せるという事は、とても意義があると思っています。この曲は「憑き物」というほどでは無いですが、ようやっと完成形が披露できたって感じですね。
 9人の可愛らしい部分を引き出す楽曲なのですが、1番の見どころは高海千歌伊波杏樹さんですよ!甘々ボイス&心をえぐってくる表情、存分に堪能させていただきました。


05 - 青空Jumping Heart
 ここまではナンバリングCDの展開でしたが、5曲目からはアニメ曲の流れに入り「青空Jumping Heart」。アニメ2期分を経てからになると「私達の辿った道」を振り返る歌詞になるわけですが、この位置なので「未来への不安と期待」という元々の意味合いでの披露となります。そんな意味合いを持つ曲を「君ここ」衣装で歌うというのも趣があるわけで、現地でイントロがかかった時「やりやがったなー」って感じでじたばたしていました。
 メインステージ上段での披露だったので、9人のパフォーマンスと背後のアニメ映像が一緒に見えてきたのがまた良かったです。アニメの9人と現実の9人が踊る場所が一致している楽曲ですからね……いやぁ感無量。


 5曲目が終わった後は浦の星交響楽団による演奏。「想いのかけら」「夢を飛ぶ紙飛行機」「Hello New Season!」「Let's enjoy together」「前回のラブライブ!サンシャイン!!」。「Let's enjoy together」でクラップを要求してきたり、「前回のラブライブ!サンシャイン!!」から次へ繋いだりと、ただ聴かせるだけでなく色々と仕掛けがあって楽しかったですな。


day.1 06 - 決めたよHand in Hand
 交響楽団の演奏が終わって次の曲は「決めたよHand in Hand」、うわあああぁぁぁ制服だー、完全再現だあああぁぁぁ。アニメ挿入歌なので再度の披露機会はなかなか来ないかな?と思っていたのですが、その再披露の機会を完全体で見せてくれるなんて。
 G'sの号外だったかな?桜内梨子逢田梨香子さんが「成長した私達でチャレンジしたい」と言っていた楽曲だったのですが、それを見せてもらえました。その成長はすべての面で感じましたが、まだ初披露から1年半しか経っていないんですよ……。


day.2 06 - ダイスキだったらダイジョウブ!
 2年生曲は2日目に「ダイスキだったらダイジョウブ!」に変更。衣装はリメイクされていて、体型に合っている感じ。アニメでは最終的に埋まったとは言えほとんど人がいない体育館で歌い始めた曲なのに、それを東京ドームで、大歓声に包まれながら歌い始めることが出来るって素晴らしい!直前の交響楽団の演奏の時にアニメの振り返りを流していたので、その思いはさらに強まりましたよ。
 この曲は他の曲に比べると振り付けは素朴ですが、それが「初めての曲」という雰囲気を醸し出すのですよ。あと渡辺曜斉藤朱夏さんのジャンプはいつも高いですね。アニメで千歌ちゃんが逆上がりした時の2年生2人の心境になってしまいます。


07 - Waku-Waku-Week!
 2年生曲のあとは他の学年にも出番が。2番手は1年生、曲は「Waku-Waku-Week!」でしたが衣装が「想いよひとつになれ」だったんですよ……おまえその衣装着せたら「Waku-Waku」にならんだろって、流れを決めた人に突っ込みたかったですね。まあ歌が始まったら気分は上書きされましたけど。
 楽曲自体は元気印な3人の楽しい歌が見られて満足です。この曲は1期BDの特典曲でしたから、もう見られる機会は無いのかなぁと思っていたので喜びもひとしおですわ。そういえば高槻かなこさんがU.S.A.っぽい踊りを入れていたけど、あんな振りだったっけ???時間短いし振り返りできないし……確認できん!映像メディアではちゃんと抑えていてくれると良いなぁ。


08 - G線上のシンデレラ
 続いては3年生「G線上のシンデレラ」前回のふりふりドレスじゃないなーと思っていたら、「想いよひとつになれ」衣装にスカートで被せをしてあった形で「あああやっぱりぃ」ってなりました。
 まあ3年生組の吸引力の強いこと強いこと。高身長の松浦果南諏訪ななかさんは優雅に、黒澤ダイヤ役 小宮有紗さんが華麗に踊るのに対し、1人だけ背が低い小原鞠莉鈴木愛奈さんが愛嬌溢れる踊りを見せていて、アニメの3人がそのままいるか(not 🐬)のように感じられるのですよ。前の曲もそうでしたけど、前回の披露時よりも声優さんとキャラクターの同一化がより進んでいて、ラブライブ!Projectならではの面白みが感じられました。
 2nd liveとは違って、今回のエスコート担当は1年生でしたね[3・6][8・7][4・9]の組み合わせ。


09 - 想いよひとつになれ
 学年曲が終わり、衣装からして次に来る曲はこれしか考えられませんでした。ラブライブ!サンシャイン!!にとって最強の「憑き物」が付いた楽曲「想いよひとつになれ」です。
 まずピアノが見えて心臓が締め付けられるようになりましたが、桜内梨子逢田梨香子さんの衣装を見て「?」、マイクが付いているのを見て「???」、弾き語りをはじめて大混乱。それは……それは難度が高すぎるよ。と思っていたらそれを遥かに超える展開が待っていました。桜内梨子逢田梨香子さんはぱたりとピアノを弾きやめると、メインステージに降りて8人と合流、そして9人でダンスを始めました。その瞬間に視界が歪みましたよね、でも「目に焼き付けなきゃいけない」ってすぐ拭いましたが。
 8人→9人にするにあたって色々な変更点があった感じでしたが、個人的に心に来たのが「指を差す振り」。最初の2回は桜内梨子逢田梨香子さんが8人の指差しを受け止めるような振りに見えたのですが、3回目からは9人で同じ指を差す振りをしたんですよ。そのきっかけかなと思っているのが、高海千歌伊波杏樹さんのソロになる「ひとりじゃない」で人差し指を立てて手を前に突き出す所。そこで前に差し出した手を奪うようにして桜内梨子逢田梨香子さんが自分の元へ引き寄せたのです。1st liveでミスをした時に真っ先に駆け寄ってきてくれた「ひとりじゃない」事を教えてくれたのが高海千歌伊波杏樹さんでした。そのひとりを指し示す指を自分に引き寄せる、私もひとりじゃないと再認識する。それを経て9人の想いが1つになったとも取れる、物語性も加味された振り付けになっているように感じられたのです。他にもセンター2人が背を合わせる所でも自然と桜内梨子逢田梨香子さんが入り込み、3人が手を繋いだりとか、ハイタッチするように8人とシュシュをぶつけ合う所とか、色々ずるすぎませんでしたか?ラブライブ!はフィクションと現実を混同して楽しむコンテンツだと思っています。それが結実した瞬間を目の当たりにしたように感じられました。
 この9人でのパフォーマンスですが、元々はちかりこセンターでしたから、アニメの中で想定されていた9人での振りとは違いますよね。8人で披露した経験を経て、9人の想いがひとつになった振り付けだと考えると、また染み入るものがあります。
 念願かなった9人での披露、そしてその後のMCでの発言「9人で歌いたかった(1日目)」「この曲楽しいね(2日目)」で、この曲の「憑き物」は浄化されたと思います。この演出を考えた人に賛辞を届けたいですね。


10 - 聖なる日の祈り
 MCを挟んではこの曲。前振りであれかな?と思ったのは空振りでしたけど、これも聞きたかった曲。この時期だから出来る曲。
 ランタンを持ちながらメインステージから最後方のステージまで花道を歩いていくのですけど、ただただ可愛いの。個人的には最後方ステージで振り子のように左右に振れていた黒澤ルビィ役 降幡愛さんの、愛嬌ある動きにやられていました。他の8人の記憶がなくなるぐらい可愛かったんだよなぁ……


11 - ジングルベルがとまらない
 きーまーしーたーわーーーーーーーーー。願いが叶った曲第2弾!
 これまでの単独ライブが2月と夏だったので披露するタイミングではなかったのですよ。なので周りには事あるごとに「(単独)ライブで聴きたい」ってずっと言っていたんです。それが叶いました。叶えてくれた方へ感謝感謝。
 トロッコ曲だったのでダンス自体は控えめでしたが、楽しそうに歌うのが曲に合っていて良いなぁって。シャンパングラス持ったりうちっちー持ったりで、クリスマスパーティしている感じの小道具もにくいにくい。会場全体を楽しい雰囲気で包み込んでくれました。


12 - MY舞☆TONIGHT
 浦の星交響楽団による「FRIENDSHIP」「海の音を探して」「ONE FOR ALL」の演奏を挟んで、こちらもついに完全再現での披露となった「MY舞☆TONIGHT」。あの衣装は厳しいよな……と思っていたけどやってくれました。
 優雅さを感じさせる動きも、決めポーズも、ダンスが映える、超映える。同じ衣装になるだけで破壊力が増す、これがラブライブ!Project 楽曲の面白さですわ。でも黒澤ダイヤ役 小宮有紗さんは、頭の飾りが大きかったからかちょっと踊りにくそうには見えましたね。この辺は痛し痒しですわ。


13 - 待ってて愛のうた
 MY舞☆衣装のまま次の曲は「待ってて愛のうた」。これでナンバリングCD全てからカップリング曲を1つずつ出したことになりますから、後から考えると入るのは必然だったんでしょうね。
 この曲の最大の盛り上がりは小原鞠莉鈴木愛奈さんが高海千歌伊波杏樹さんにキスしたシーンでしょ。1日目で話題になったからか、2日目はちゃんと映像で抜いてくれたので、見られた人も多かったはず。実際には同学年ながらも、作品中ではあまり接点がないこの2人ですが、意外とライブ中では絡むんですよね、手を引いてあげたりとか。でもあれはさすがにサプライズ、だよなぁ……ですよね?


14 - 未熟DREAMER
 前の曲の間にステージ上段に上がっていた状態で始まったのが「未熟DREAMER」、本来の衣装ではないですが曲のテイストを考えるとありでしょ。
 9人のパフォーマンスも良かったのですが、舞台演出も凄かった。1日目の花火の量がとんでもなかった一方、2日目はだいぶ減っていたように感じられて、慣れてしまったのか、それとも消防さんから怒られたのか……。ステージ上段でやる意味も強かったですね。メインのモニターでは9人に背景をかぶせるだけで、両サイドのモニターはアニメの映像を流していたのですが、それが一致するんですから。


 ここで再び浦の星交響楽団が「ありがとう、そしてサヨナラ」「起こそうキセキを!」演奏して、いよいよ大仕掛けがやってまいりました。


day.1 15 - MIRAI TICKET
 現在修善寺駅で展示されている「HAPPY PARTY TRAIN TOUR」のSLセットもかなりの大きさだと感じていたのですが、それを遥かに上回る大きさのAqours Shipに乗って見えてきたのは、ライブ少し前にあった発表で着ていたあの服。1日目の出港曲は「MIRAI TICKET」。
 「船が往くよ ミライへ旅立とう」という歌詞を船の上で歌われるの、シチュエーションドンピシャ過ぎて、スペースがなくて踊りが物足りなくなった部分を補ってあまりあるでしょ。Aqours Shipはどこまで進むかと思ったら、最後方ステージまで来ちゃうし……これだけの大工事をよくもまあ短期間にしたものです。考えることは出来ても実行難しいでしょ、これ。そしてμ'sが立ち止まった場所から、さらに先まで進んだという解釈も出来ちゃうのもにくいですね。


day.2 15 - WATER BLUE NEW WORLD
 2日目の出港曲は「WATER BLUE NEW WORLD」、1期の決戦曲から2期の決戦曲へ変更ってのが熱さを感じるセットリストです。そういえば初日は演者さんの顔に舳先が被って映像は少し残念だったようですが、2日目では改善されていましたね。
 この曲も船の上という事で本来の振りが見られなかったのが残念でしたが、船の上だからこそ「次の輝きへと 海を渡ろう」という歌詞が映えてきますし、何より東京ドームでこの歌が聴けたというのは感慨深いです。とは言え次に東京ドームでやる時には完全再現で見たいですね。その点だけが心残り。
 あ、浦の星交響楽団の人たちが楽器を振っていたの良かったなぁ。あれは見えていない人も多かったのかも。3rd liveでのカメラマンによるアピールもそうでしたが、支えるスタッフさんにも愛されていると感じられるのとても良いです。


16 - キセキヒカル
 船の上での2曲目は「キセキヒカル」。劇伴由来の楽曲だから、それまで劇伴を演奏してきた浦の星交響楽団の伴奏をバックに歌い上げるという贅沢な楽曲に。しかしラブライブ!の単独ライブで、生演奏をバックにした曲を聴けるとは思っていませんでした。生演奏には生演奏ならではの「味」があるのですが、再現ダンスを中心とするラブライブ!とはちょっと相性が悪いと思っているんですよ。でもそれを全く感じさせず、最高の形で魅せてくれたと思っております。福岡の見せ方が不意打ちで心の隙間からぐっと入ってくる感じだったのに対して、こちらは正攻法で心の全体から染み込ませてくる感じでした(伝われ)。
 いろいろな曲へのアンサーソングにもなっているし、他の曲との繋がりでいろいろな意味が見出だせる、ラブライブ!楽曲の面白さと良さが凝縮されたこの曲ですが、東京ドームで歌うからこその実感がこもった歌声に感じられました。


 ここで浦の星交響楽団の方々とはお別れ。しかしすごい演奏でした……あの環境で大きな破綻なく演奏するのってめちゃくちゃ難しいはずなんですよ。スピーカー位置との関係で、自分たちが演奏した音が1秒(かそれ以上)は遅れて聴こえてくるのですから。スタンディングオベーションで送り出しましたよ。


17 - Awaken the power
 3rd liveが2人を送り出すような雰囲気満々で、もう見られなくても仕方ないかな、なんて思っていましたけど、まさかこんなすぐに再会できるとは思わなかった「Awaken the power」。でも「最強の文脈」のセットリストなら外すわけにはいかないんですよね。
 PV再現は3rdよりも更に進歩。あの効果を現実でやるように指示した人は鬼畜でしょ。東京ドームという大舞台に呼応してか、Saint Snowの2人も3rd live以上にノリの良さを感じましたし、最後の11人のフォーメーションを始め位置取りもビシッと決まっていて進歩が感じられました。11人で合わせて練習する機会なんてほとんどなかっただろうになぁ……


18 - No.10
 MCを挟んで来たのが「No,10」、フォームフィンガーで指差してほしかったぞ。トロッコ曲にして、Aqours9人が10人目に挨拶していくように感じられる形にしたのはGood Jobです。
 普段「10」と言う事には消極姿勢の私ですが、意味のある状況ならOKでこの曲での「10」はまさにそれ。しかし応援してくれる人がこんなにたくさんいる状況、本当に良いよね……ラブライブ!Projectがいつ終わるかわからない時代を過ごしているだけに、これだけ多くの人と一緒に歩めるという実感を味わえるだけで幸せになれますよ。


day.1 19 - ユメ語るよりユメ歌おう
 トロッコに乗ったまま最後の曲へ突入、1日目は1期ED曲の「ユメ語るよりユメ歌おう」。ここでの締めるはアンコール前最後の曲の事になりますが、始まりを感じさせる歌を序盤に立て続けに置いておいて、最後はED曲で締める。なんで今までこの構成がなかったんだろう?と不思議になりましたね。今までは全部「はじまり」を感じさせる曲が締めだったという事実も面白いのですが(first & 2nd : 君のこころは輝いてるかい? / 3rd : 青空Jumping Heart)。
 この曲はトロッコ曲ですが、「No,10」では9人が語りかけるように歌っていたのに対し、こちらでは「みんな(観客)と一緒に」感を強く打ち出していて、対象的な
そういえばここでのトロッコは[3・5・7][1・4・9][2・6・8]という組み合わせで乗っていたのですが、Guilty Kiss組がハグしていたんですよね。あいやー見ちゃったって感じ。でもこちらに気を取られていただけで、他のトロッコでもなにかあったのかも。
 最後は戻ってきていた Aqours Ship に乗り込んで歌ったのですが、高海千歌伊波杏樹さんがダッシュで乗り込み、船首で歌っていたのが「リーダー」って感じがしてじんわり来ていました。


day.2 19 - 勇気はどこに?君の胸に!
 アカペラ全員合唱バージョンだとそこで閉じてしまうからね。「最強の文脈」を使っているのであれば本来のバージョンで正解だった「勇気はどこに?君の胸に!
 この曲には「ある部分をある1人に歌わせる」という、いつの間にか出来上がってしまった作法が存在します。「コールが揃わないのは、ファン層の拡大を確認することが出来る事象」というのは何度か自分が言及していることですが(たぶん最初に言及したのはμ's final の「輝夜の城で踊りたい」へのコール)、ほぼ全員が揃うような作法が実現したら、それは拡大が止まっている可能性も考えなきゃいけないのですよ。ですので、該当の部分で一緒に合唱する声がわずかながら聴こえてきたきたのも嬉しかったですし、気付いた人が歌いやめて合唱する声がだんだんと小さくなり、高海千歌伊波杏樹さんの声の純度が上がっていくのを感じられた事に、喜びを感じました。ファン層の拡大を感じながら、作法もその場で浸透、相反する事象が同時に見られたんですよ。凄いですって。東京ドームという大舞台の中で1人で歌った後、噛みしめるような表情を見せた高海千歌伊波杏樹さんの表情は忘れられません。


 両日とも船に乗ったままそのまま退場していきましたが、ここで終わるなんて勿体無い。「最強の文脈」を作り上げるためにはアンコールするしか無いわけですよ。


EN.1 - 未来の僕らは知ってるよ
 アンコールで登場した9人が着ていた衣装は「Thank you, FRIENDS!!」。その最終兵器な衣装を着てアニメ2期OP曲「未来の僕らは知ってるよ」を披露ですよ。この曲が無いままライブが終わっても「最強の文脈」は完成しませんからね。
 この曲も高海千歌伊波杏樹さんのソロ部分にやられました。本来は役者畑の人ですから、Aqoursが始まった頃の歌唱力はグループ内でも中位程度だったと認識していました。でもみんなが上達していく中で、他の8人を上回る成長速度を見せていて、今はもう上位クラスでしょう。その歌唱力に役者としての表現力(特に表情)が加わっているのですから、破壊力が増し増しになりますわな。
 最後の「We got Dream」も響きますよね。夢を掴んだって感じられる舞台での歌唱ですから。


EN.2 - WONDERFUL STORIES
 願いが叶った曲第3弾!
 この曲は2期13話であった「台詞あり」のバージョンで見たかったんです。これも叶えてくれてありがとうございます。ちゃんと声に出すと、言葉として残すと実現するんだなぁ……
 加入順に歌っていくことでアニメ全体を振り返るようにも取れますし、現実のAqours全体を振り返るようにも見えと、曲だけでなく様々な状況からのアンサーソングともとれる曲。しかし、2期OP曲から繋ぐのはずるい。あの千歌の台詞部分が刺さりまくるから。
 終始涙腺と戦っていた楽曲だったのですが、モニタでは2期13話のアニメが流れているわけで「想いよひとつになれ」衣装になった時に空いていたスペースも当然目に入ります。ここが1番ダメージを食らった所でしたね。その空いているスペースを埋めたパフォーマンスを見たライブだからしか味わえない感覚でした。


 最後のMC、告知もたくさんありましたが、印象に残っているのは2日目のMC。センター総選挙が発表された後のMCでした。
 まずはセンター奪取に言及した2人について。この2日間のライブでの9人曲において、センターかセンターに準じる扱いになれる曲が無かった2人だと思っています。ダイヤ・鞠莉・ルビィに関しては「MY舞☆TONIGHT」・「未熟DREAMER」・「Awaken the power」で中心になって歌っていましたから。なのでこの2人だけがセンターへの意欲を表明するのは自然なんですよ。センターというのは重責を担います。それは前のナンバリングCDでセンターだった松浦果南諏訪ななかさんのMCからも明らかです。そのMCでの言葉はセンターを経験したからこその言葉になっていましたし、次のセンターへのエールに感じ取れたんですよね……センター総選挙は来年1月に行われますが、出来れば未経験者が1位を取れると良いな、と思っています。ラブライブ!の投票イベントは人気投票ではなく、お似合いである子を選出するものですからね。でも……久しぶりに好きなキャラと投票キャラが被る事になりそうです。「歌います」って宣言してくれたのに歌わせないわけにはいかないでしょ。
 あともう1つ印象的だったのは「東京ドームに戻ってきたい」という意思表明が何人かからなされた事。ドームは到達点の1つだが終着点では無い、そんなAqoursの想いが感じ取ることが出来て嬉しかったですね。



EN.3 - Thank you, FRIENDS!!
 終着点ではないという歌詞も含んでいる曲で最後は「Thank you, FRIENDS!!」。
 この曲の生歌ってかなり難しいと思うんですよ。前の人が歌っているフレーズの最後の1文字に被るように次の人が歌っていくので、自分のタイミングだけで歌っちゃだめなんですよ。浦の星交響楽団の所でも書きましたが、イヤモニをしているとは言え体に響いてくる音もありますから、そんな中で歌うのは難しいはずなんですよ。そんな難しい曲を歌えるほどに成長したんですよね。
 最後のポージング、再現かなと思ったら鏡写し、にくい演出でした。タイトルが18文字ってのもまた粋でしてね……畑亜貴やりおるわ。


 1日目はここで終了でしたが、2日目はなかなか会場が明るくならずにコールが鳴り響いていました。そしたら出てきたんですよ、Aqoursの9人が。ここでの内容にふれるのは野暮なのでただ1点だけ、肉声で感謝を伝えてくれた事に感謝いたします。いつかお返しできると良いな。一番遠い出口付近にいた人が「肉声が聴こえた瞬間涙出た」って言ってましたから、あの会場にいた全員に届いたはずですよね。


 舞台だった東京ドーム、「μ's Final LoveLive!〜μ'sic Forever」へ行った方なら分かるでしょうが、圧倒されるほどの設置数だった9人の旗がはためく光景は、あの一区切りを迎えたライブと同じように感じられるものでした。しかしながらμ'sはあの時点で一区切りでしたが、Aqoursは次がある、さらなる飛躍を見せる可能性を持っている、それを見せてくれた点が大きな違いとなったライブでした。
 1つだけ宿題を残したとしたら、「想いよひとつになれ」と並ぶほどの「憑き物」つき楽曲「MIRACLE WAVE」ですかね。これもいつか「憑き物」を落とす日が来るのでしょうか……


 今回のライブ構成は異例尽くしでしたが、振り返ってみると「Aqours」そして「ラブライブ!Project」全体への熱い想いと信念が感じられました。良き理解者に作ってもらえたんだな。
 終わった後の話でも「今回のライブを超えるライブが出来るの?」なんて言われましたし、周りの評価は「賛」しか無かった状態でした。大冒険だったとは思いますが、セットリスト・舞台装置・演出全てが噛み合った、計算しつくされたライブだったと思います。その計算しつくされたライブに、たった1つのイレギュラー「肉声」が加わってドラマティックに完成したあたりで「Aqours持っているな」と思わざるをえませんでした。


 ビッグエッグ(東京ドームの通称)で殻を破り、旅立ちはじめたAqoursは約1ヶ月後NHK紅白歌合戦に出場します。そこで多くの人に知られる事になり、さらなる飛躍を果たして2019年も駆け抜けていくことでしょう。次のナンバリングライブも発表されました。そこでは多くの新曲を披露してくれるでしょう。その日が楽しみでなりません。
 まだまだAqoursによる「みんなで叶える物語」は続いていきますが、出来うる限り一緒に歩んでいきたいですし、そう思ってくれる人がもっと増えてくれると良いなと思っております。
 ここまで読んでくださりありがとうございました。