けいあんの御触書

ラブライブ!・食べ物 ときどき イベント ついったーは @kei_an メールはfake.kei.an@gmail.com

2017年のTwitterまとめ

お気に入りにも入れてあるので、よいねまとめじゃないです。2017年版。一言コメント入れてあります。

 駅メモマップの作者でもあるいながきさん、今年ついに全駅アクセスを達成なされました。この記事おすすめです。続き早く読みたいなぁ 
 駅メモ攻略方法 – 全駅アクセスにかかる費用と日数 | クレコ

 

 かめ……かめ……深いですね(多分深くない) 

  フリーという名の5XL切り(

 

  わかりすぎる

  これだからサバゲマンは┐(´-`)┌

 

  最近、ちょっと色々なことを聞いてきて「ああ、そんな事が」って事からこれに繋がったのですが、痕跡が残るところには絶対かけないやつでした。

  渋谷のけものフレンズカフェへ行けばわかります

 

  プリズム転職おめでとうございます

 

 オバレ結成まで見れば良いから気軽にどうぞ 

 

  テスラ!かっこいい……この方と一緒に凧揚げしたことあるんだぜ……



 ひづきさんピュアすぎてかわいいですね 

 

 むむさん意外とおっちょこちょい疑惑 


 都会ならではなんだろうか?
 

 この瞬間だけ、私との立場が逆転してました(分かる人だけに分かる)



 syattenさんのこういうノリ大好きです 



 500gは前菜

  苦手なもの……挑戦してみようかなぁ

 

  超わかる。便利だからとまとめサイト見ているような人は大抵1周遅れている。

 

 !は大切。しかし1文字エクスクラメーションマーク、お前だけは許されない 


 川崎フロンターレがようやく、ようやく初の王者に。ずっと応援していたからこその重みある言葉でした。 



  にぎりめしさんのにぎりめし探訪

 国立音ノ木坂学院公用車(86)のオーナーさんがAqoursラッピングレンタカーを借りたという事で運命的な写真に

 

 お気に入りの和菓子屋金精軒さんの喜びあふれるpost。こちらも嬉しくなっちゃいましたよね。


 また来年も1年単位でまとめます。それでは。

「憧れる者から憧れられる者へ」ラブライブ! サンシャイン!!第25話(2期12話)

 今、コミケのサークル参加者駐車場でこれをまとめています。今日はいつものアメフトサークルでの出展ですが、2017年末までのサンシャイン!!についての本も作りました。宜しければ見ていただければ幸いです。ただこの30日の発行ということで、TVアニメにはノータッチにしたんですよねぇ……声があればTVアニメに関連したことを追記して再販しようと思います。


 サンシャイン!!2期12話に関しての感想は、タイトルで全てなんです。UTXでμ’sを見てスクールアイドルに憧れた高海千歌が、今度は憧れられる者として導いていく……「ラブライブ!The School Idol Movie」で描かれていた「スクールアイドルを広げていく」という願い・試み……そんなμ’sの願ったことを、辿った道は違いながらもAqoursが到達出来たというだけで、アニメ版ラブライブ! サンシャイン!!の物語は描ききれたのかな、そんな事すら思っています。

 憧れられる者となったAqoursが繰り出した「WATER BLUE NEW WORLD」がまたすごい。この歌詞を1年生に・3年生に歌わせるかーというパート分け。11話までの展開を見事に汲み取り、Aqoursの、そしてラブライブ!世界をさらに広げていく歌詞。μ’sだけでなくAqoursまで含め、ラブライブ!プロジェクトでの全楽曲の歌詞を担当している畑亜貴だからこそ出来るアニメ挿入歌だったと思います。わざわざアニメ挿入歌と書いたのはライブなどでも書いている「文脈が付加価値を大きく生む曲」だから。この曲だけ聞いても良さはあるのですが、ここまでの25話だけでなく、μ’sの物語や開始当初は苦戦の連続で、いつ終わってもおかしくなかったラブライブ!プロジェクト全体の想いが込められているように感じられたのです。

 決戦に臨むにあたり高海千歌が迷いを見せたのも印象深い出来事でした。スクールアイドルにとって大事な場所となった神田明神で見た、多くのスクールアイドルへの願い。スクールアイドルの数だけドラマがあり、その何倍もの人が背後に見えてくる状況に気付いた事で、逡巡してしまった高海千歌の普通さを描き出していました。しかしAqoursの他メンバーの気持ちを聞いた上で、ずっと間近で見ていた渡辺曜にも支えられて勝ちたい気持ちを表に出したシーンは、これまでの24話分の物語の積み重ねが生きたシーン。その場にいた2年生3人の独白はどれも強い言葉に満ち溢れていて、成長を感じられるものでした。

 あの2人の少女の描写があった事で、「浦の星」の名前を心に刻んだ人がその裏にいたであろう事が想像出来ますから、もう優勝しなくても目的は果たせたとも言えるはずなので、穏やかな気持で今日の夜の話を待とうと思います。

ラブライブ!サンシャイン!!第24話(2期11話)から再確認したラブライブ!の面白さ

 「Awaken the power」が発売されましたが、妹2人で歌い出し→そこから姉2人へバトンタッチしていく1番の流れはアニメでも「良いなぁ」と感じていた部分でしたが、2番以降の妹2人のソロとか、皆でのコーラスとかからも、2人だからSaint Snow・9人だからAqoursと同様に11人だからSaint Aqours Snowになれるんだと感じる良い歌でした。そしてSaint Snowの2曲に関してはサビ以外がほとんど聞けていない状態からのフルでの視聴でしたが、業が深いというか……台詞でもあった「真剣さ」が伝わってくるとともに、2曲の間だけでもAqoursの変化を受けてのSaint Snow側にも変化があるように感じられたのは自分だけでしょうか。そこまで考えての歌詞だとしたら畑亜貴恐るべしですよ。

 あと西伊豆スカイライン 土肥駐車場にも行ってきました。ツール・ド・フランスで見たような山肌を走る道路は気持ち良く走れたのですが、ガードレールがない区間が多くて怖かったです。あと、途中でぐいっと登る場所があったので、そりゃバスも飛ぶよなと思った次第(イメージ映像ですけど)。いや本当にあれは飛ぶような感覚だったんですよ。夜だったら星空に吸い込まれるような感覚になるはず。土肥駐車場は周辺まで見渡しても光るようなものがほとんど無かったので、夜は星が綺麗に見えるのは間違いなさそう。とは言えまだ夜走るには怖い道路なので、もう少し暖かくなってから再訪してAqoursの見た輝きを感じたいと思っています。

 2期11話(24話)、とんでもない話が来るはずだ、なんて覚悟は全く無意味で……3話と同様に前半にコミカルなパートを多めに入れておきながら、Aパート終了直前のスクールアイドル勧誘の件から、ようちか/よしまる/よしりこ/ダイルビ/かなまり といつもな組み合わせのエピソードを組み込みつつ、「勇気はどこに?君の胸に!」までの怒涛の展開ですよ。前半でのノリの良い展開でガードを緩めさせておいてからの「めった打ち」……殺傷能力高すぎな1話でしたね。

 個人的には善子のために頑張った花丸・梨子の2人の健気な行動が好きでしてねぇ。花丸は花丸で幼馴染である善子のことを心配していた描写が1期からありましたし、梨子は2期になってからの急接近ですが善子に巻き込まれながらも、年上としての包容力も見せてと良いコンビだったんですよね。そんな善子をとの関係性のあんな形で描かれ方されたら善子じゃなくてもじんわりきちゃうでしょ。

  校舎屋上でのバルーンアーチはSUNNY DAY SONGを彷彿とさせるものでしたが、Twitterでも描きましたがAqours9人のカラーになっていたのに気付いちゃった瞬間に辛さがこみ上げてきまして。カラフルにするならサクラピンクとピンクなんて似た色がわざわざ入れないですからね。あのシーンは明るい劇伴なのに泣いていましたよ。

 あと今回の話までを経てじわりじわりと染み渡ったのが「未来の僕らは知ってるよ」における
  "未来の僕たちはきっと 答えを持ってるはずだから"
の部分ですよ。廃校を阻止できない事が確定的になっても、未来の僕たちが答えを持っているはずだから頑張っていける。後ろ向きである事を含んでの前向きな姿勢を感じ・察せる歌詞だと感じ始めてしまったので、もう明るい曲には聞こえなくなっているのですよ。少し前に書いたAqoursに背負わせている重みにも通じるものも重なり始めていて、冷静に聞くことが出来ない曲になりつつあります。 

 そして「勇気はどこに?君の胸に!」のあのパート、内浦の皆・学校の皆と一緒に歌ったという点で、新たな文脈が付加された形となりましたが、ずるいよね、ずるすぎるよね。もう学校の終わりが目の前に来ている子たちにも「やり残したことなどない そう言いたいね いつの日にか」とか歌われたらさ。「空気が変わらない」と言っていた志満・美渡さんも、そこに当たり前のようにあったものがなくなるという感覚を覚えながら一緒に歌っていましたが、自分も母校を統廃合で無くしているだけに感情移入せざるをえなかったですよ。

 歌詞へのあらたな文脈の付加だけで歌の魅力が増していく。アニメ楽曲ならではの持ち味が十二分に発揮された展開でした。しかし畑亜貴さんの書く歌詞と物語の親和性の高さが驚きですし、この展開ならこの歌詞しかないよねと思わせるの凄すぎでしょ。
 こんな感じで物語と歌とが互いに高めあって物語を紡いでいくからラブライブ!の虜になっているんですよ。素晴らしいお話、ありがとうございました。

キャッチの判定についてのあれやこれや NFL WEEK15 NE@PITのあのプレイについて

 色々言っている人が多いこのプレイですが、今の判定基準ならパス失敗に覆ってもおかしくないと確信しております。という事で自分の知識内で書いていこうと思います。ルールについての言及は他にもあるのでそちらで。 

Touchdown Network - キャッチとは何か?


 まずは意外とわかっていない方が多いのでは?という要素を挙げておきます。

 (1) キャッチしたボールを地面に付けたら「必ず」パス失敗になるのは過去の事。現在では「確保がしっかりなされていた」と判断されれば地面にボールを着けてもパス成功と判断されています。もちろん確保がしっかりなされていない状態で地面にボールを着けたらパス失敗になるのは従来通りです。

 (2) レシーバーがボール保持者になるのは「キャッチが成立したタイミングから」であり、パス不成功と判定された場合はその前の段階でボール保持がなされていたように見えてもボール保持者になっていません。


 長い間見ていた人ほど「キャッチしたボールを地面につけたらパス失敗」という知識が根付いてしまっていると思われますが、(1)はここ数年で緩和されてきた部分なのです。

 同じ週のOAK@DETに比較できるようなプレイがありましたが、このプレイは地面に着く前にはお手玉しているものの、地面に着く前からは確保をしっかりしている(=ボールが手の中で動いていない)のでキャッチ成功になった例ですね。

 最初の動画のプレイでは、地面に倒れ込みながらボールの確保をしていない状態でボールを接地させています。ですからパス失敗と判定されるのは妥当ですし、2つめの動画と一緒の状況では無いことも理解してもらえるのではないでしょうか。

 

 あと今回の例がTDに関わるエンドゾーン付近だったから判断を誤る方が多かったと思われますが、ゴールラインがもし無かったとして最初の映像のようなプレイをしていたらどうなるかって事を考えてみます。(1) の例に反していますからパスキャッチは認められません。(2)で提示した通りボール保持者になるのは「キャッチが成立したタイミングから」なので「パス失敗」になります。
 さらに(2) は遡及的になっていて、パス失敗ならばその前の保持に見える部分も保持にならないという事になります。ですので元の状況に当てはめると「パス失敗なのでボール保持をした瞬間がなくTDは不成立」が成立することになります。(2) の考えがおかしいというのであれば、次のような例を思い浮かべてください。

 [a] 地面に両足をつけたまま手だけ伸ばしてボールを受けた。しかし受けた直後に相手に叩かれボールを落とした

 この時にパス失敗と判断されるのが妥当でしょうか?それともファンブルと判断されるのが妥当でしょうか?受けた直後に叩かれたのであればパス失敗と答える人がほとんどでは無いでしょうか?もし最初の動画でのプレイをTDとするならば、叩かれる前の一瞬に保持した瞬間があったと判断するのと同等となり、[a]のプレイはファンブルの判定になるはずです。これは整合性を欠く判定になってしまいますよね。

 上で紹介したTouchdown Network - キャッチとは何か? でも書かれていますが、「受けてから確保までの時間をどう定めるか」については、どういう定義をしても審判の裁量に委ねられる部分は出てきてしまいます。ですが(1)に関しての審判の判定は、自分が見ている範囲では一貫性のある判断をしていると感じています。

 NFLというのはルールも運用も年々変化させていっているだけに、毎年知識をupdateしていくのが大切なスポーツなのですが、それも面白みの1つだと思っているのですけどね。

 

「9人だから」の重みが見えたサンシャイン!!第23話(2期10話)

 序盤のSaintSnow来訪を見て「来週発売のCDのドラマパートで酷い事されちゃうんだろうな……」などと思ってしまいましたが、多分間違ってないはずだよ。子安秀明さんだからきっとやってくれるはず。
 「メンバーの気持ちがお客さんに伝わるもの」という言葉は6話のあのアクロバットに通じますよね。千歌がアクロバットな振りを成功させたのを始め、9人のパフォーマンスが多くの人に届いたから、ハンデを跳ね返し前回敗退した予選を通過出来たのですから。

 前回までは1年生3人組の動きにスポットが当てられていましたが、今回は3年生3人組にがっつりと。
 ロープウェイだけじゃないけど、乗り物から両足でぴょんって降りちゃうの「わかるわかるー」って感じだった導入部分から、マイペースでありながらも他2人もちゃんと気にしているあたりが3年生だなーというBlueCaveでのやり取り。3人がそれぞれ選択する道へ進むことによってばらばらになる未来が確定している中、難しいと知りながら3人で揃って星に願うというこの関係性。車内に3年生3人しかいないように描写された車が飛んでいるシーンは、イメージだとわかりやすく表現するとともに、そこまでの3年生の軌跡を描いてきたからこそ、見たかった景色への憧れが感じられる表現になっていて面白いなぁ。非現実的なシーンなんだけど、あの一瞬の描写だけで明らかにイメージ映像だと表現するあたりが上手いよなぁ。でも見たいものが見られるとなったらあんな気分になるでしょ、そりゃ車も飛びますよ。
 個人的に運転する鞠莉が十千万旅館の前でやっちゃったやつが「わかるわかるー」って感じ。初心者だとああなりがちだよねぇ……初心者が運転する助手席に乗った時に似たようなことを何度かやられていたので「頼む、自分に運転させてくれ」って思うやつです。

3人の時はただ「高い所に行けば見えるかも」というあてのない行動だったから星を見る事は叶わなかったけど、千歌の言葉から向かった場所では皆の想いが実って雲も払え、星が見られたのが3人だった時との違い。「9人だから」を体現しているんだよなぁ……この9人だからAqoursは2期での重要な要素になっているんです。

 https://twitter.com/kei_an/status/939629256711184384

 上は自分の発言から。140文字制限で入れられなかったですけど「9人で」というのは車内の会話の至る所から感じられたのではないでしょうか。星座早見盤に描かれた9つの星も象徴的でしたよね。
 「だから晴れるまでもっともっと遊ぼう」、未熟DREAMERにも「晴れるまで遊ぼう」という歌詞がありましたが、作中では作詞したとされる千歌がこの言葉を言うあたりにも、脚本側の理解度と愛情が感じられます。

 あと2年生組も地味に色々フューチャーされていましたよね。千歌の特技・書道が出てくるとは思わなかったですし、千歌母からの「諦めずに続ける」という台詞も、1期でのあの言葉から繋がってきています。海岸での千歌の独白も重みがあるものでしたが、それを優しく包容する感じの梨子ちゃんも良い関係でしてなぁ。

 μ'sの時の2期11話と似た空気を漂わせながらも、また違った答えを出そうとするAqoursの空気を感じられるお話でした。あと最後に……志満姉さんの帯にウォーターマークが重なって「なんで帯にSUNRISE」って入ってるのと一瞬思った人がいらっしゃいますか?自分だけですか、はい。

聖なる星 サンシャイン!!第22話(2期9話)

 同人誌の追い込みしていましてだいぶ周回遅れです。1冊目(メインジャンル)は終わりましたから、これから2冊目作ります。サンシャイン!!本、どこまで書けるかわからないですが、今出来る中での最大限のものを作りますね。

 2期9話、先に終盤の話をしちゃいますけど、アバンで見せた2人きりのポーズを姉2人の前で見せてからの「Awaken the power」への流れ、最高でした。姉の前で理亞・ルビィが2人きりで披露して、姉がいなくても大丈夫という成長した姿を見せた後、イベントでは11人の「Saint Aqours Snow」として披露し、このイベントが最後のパフォーマンスとなる聖良を、五稜郭を模したかのようなフォーメーションの中心に据えて送り出す。
 姉と一緒に活動できなくなる2人の成長を描きながらも、その姉妹二組が同じ曲の中でパフォーマンスするのも感慨深かったですし、ダイヤさんの妄想と理亞、両グループのメンバーから出てきた「Saint Aqours Snow」のグループ名を体現する11人でのパフォーマンスが心に響いたんですよ。

 8話感想でも書きましたが、ルビィは1期から人見知りという描写をずっと続けられていました。克服しつつあったとは言えAqoursメンバー以外とはまだまだ……という中で理亞を引っ張っていった上で、面接でのあの堂々たる態度ですよ。見知らぬ土地・初対面の相手に自分の思いを伝えようとしたわけで、花丸・善子が泣くのもわかります。その後にも理亞のクラスメートにライブのお知らせを伝えと、短いながらも見知らぬ土地での同級生たちとの大きく成長した姿を次々と見せました。

 黒澤ルビィ役の降幡愛さんには、ルビィと真剣に向き合っていると感じられるエピソードがありました。昨年クリスマス・イブには内浦・沼津をお忍びで訪問していましたが、後から出てきたコメントを参照するとこの時期は悩んでいた時期のようでした……小さくてマスコット的な存在ではある降幡愛さんですが実生活では姉でもありまして、時折見せるしっかり者の部分があったのです。しかしこれはキャラクターとはやや相容れない性質、表に出せる場面はあまりありませんでした。それが2nd liveでは「SKY JOURNEY」「真夏は誰のモノ? 」と降幡愛さんの持つかっこ良さを引き出す曲が与えられと、降幡愛さんの持つポテンシャルが存分に引き出されたのですよ。MCでもカッコ良さについて言及されていましたが、その降幡さんの性質をも纏い始めたのが今回のルビィだったのかなと。「君のこころは輝いてるかい?」自己紹介での「誰にも負けません」の部分から感じられていた想いの強さの片鱗とも、綺麗に混じり合った感じもしたんですよ。役者・アニメ・そしてCD、媒体の違うルビィが縒り合い、新たな光を発するように感じられるお話でした。

 何か真面目なことばかり書いていても……なので、善子が事あるたびに食べているシーンが挿入されていたのですが、あのシーソーの展開で大笑いですよ。花丸に注意を引いておいてあれですからねー。作り上手いわ、本当に。
 でも1年生コンビも多分暗躍していたんですよね。台詞から考えると2年・3年を呼んだり、衣装を用意させたりしたのあの2人でしょ。9人だからこそAqoursという話は2期3話でもしましたが、当然姉妹が揃ってこそのSaint Snowなわけですよ。その姉妹の最後の舞台を華やかに飾るためにあれこれやっていたと考えると、善子・花丸も姉こそいないものの活動に対しての想いがあるんだろうなぁ、と感じさせられてですね。2期7話での買い出しシーンで触れていた「支え合い」がここにつながっているように感じられてよかったですね。

重ね合わせ ラブライブ! サンシャイン!!第21話(2期8話)

NHK WORLD presents SONGS OF TOKYO」に行ってきたんですよ。何度かこのBlogでも話題に出しているYODA君と。当然Aqoursに関する話も色々してきたわけですけど、「アニメのAqoursにも現実のAqoursにも重い物背負わせすぎじゃね?」「追い詰めるような展開で怖いわ」……なんて事を話していたんですが、そこに飛び込んできたのが先日発売となった「MY舞☆TONIGHT / MIRACLE WAVE<」のCDでの2番の歌詞ですよ。「うわ、おっも」これが初聴きの時の感想でした。決意を込めた前向きの曲と見せかけて、自分たちを追い込んで、追い込んで、無理やり殻を破らせる、そんな事をさせようとしている歌詞だと感じちゃったのです。アニメ中では「ラブライブ!での活躍で名を残す」のみとなっていますし、現実の方でも上記「SONGS OF TOKYO」のように格上の方々と同列に扱われていて、目一杯背伸びをさせられておりと、どちらも追い込みを食らっている状況なわけですよ。いやー、怖い。期待しているから用意されているハードルの高さなのでしょうけど、課しているハードルの高さが怖いです、怖すぎです。


 8話はオーソドックスな重ね合わせの物語。まずは「μ's」も直面していた「最後のラブライブ!」という問題ですね。それを1年と3年という同じ組み合わせの姉妹の視点を重ね合わせて展開していった点が、物語に深みを与えた形でした。

 スクールアイドルはスポーツではないですが、学生スポーツには「3年生の卒業」という避けられないイベントがあります。3年生にとっては最後の試合になりかねない、そんなドラマがスポーツ×出場校の数だけ存在しているわけです。ましてや1年と3年という組み合わせがあり得るため、今のメンバーで一緒に出来る期間は1年にも満たない……それに関してはμ'sでもAqoursでも辛い気持ちを描く話がありましたが、2人きりでしかも姉妹グループであるSaintSnowの理亞が抱く辛さは、他のグループの比じゃないでしょう。
 9人のAqoursは他グループに比べて多いなぁとは思いますけど、9人もいればストッパー役も推進役もどちらも生まれる可能性が高く、何かトラブルが合ってもサポートし合えるんですよね。もちろん話がまとまらない可能性もあるんですけど。でも少人数だと話がずれた時の仲裁役が出ない場合もある……という点で現3年生が1年生だった3人の旧Aqoursとも重なり合うわけです。少人数だからこその問題。ステージに立つ前に喧嘩していたという情報もありましたが、2人や3人ぐらいだとその状態を和らげる役割を担える人がいなくなる場合があります。3人なら仲裁役がと思われるかもしれないですけど、3人だと2対1になっちゃうのが怖いんですよ。しかしこれらの事をそれも踏まえてのOP曲の歌詞「ホンキをぶつけ合って 手に入れよう未来を!」だと考えると、畑亜貴なんなの予言者なの?なんでこんな物語に沿った歌詞になるのよ。
 「ステージのミスってステージで取り返すしか無い」って台詞が出てきたのも凄まじいな、と。現実と虚構を重ね合わせるのがラブライブ!の持ち味とは言え、現実での1st liveであんな事があったグループに言わせるのはその背景を知る者に響いちゃうでしょ。ずるいでしょ。いや、ステージでのミスを取り返せるのはステージだけだって現実のAqoursが証明しているからこそ、あの言葉の重みが増すわけですけど、それを言わせちゃうのが最初の段落で言った「追い込み」に見えちゃうんですよ。

 終盤に見られたのが姉妹愛の重ね合わせ、黒澤姉妹も鹿角姉妹もそして高海姉妹も。そして同じ妹という立場だから苦しむ状況を感じ取ったルビィが理亞を助けようと動くシーンは、1期からずっと書かれていた人見知りというファクターを自ら打ち破った瞬間、これまでの表現があるからこそ理亞の手を引くルビィという構図だけで成長がはっきりと見て取れたのがたまらなかったです。そしてこれも演者である降幡愛さんと重なってですね……いやぁ、知らなくても楽しめるはずですけど、知っていれば知っているほど深みを感じられるってのが凄いなぁ。

 と、真面目なことを書き連ねましたが、私の花丸ちゃんがたくさん食べているのと着ぶくれを混ぜた愉快な表現されていて面白かったですわ。着膨れしている時に声まで変えちゃうのやりすぎでしょ^^