けいあんの御触書

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Aqours ONLINE LoveLive! ~LOST WORLD~

 ドームツアーがCOVID-19で流れてしまったAqoursですが、代わりにオンラインライブを10日・11日の2日間に渡って開催してくれました。

 まずは問題点を書いちゃいましょう。リアルタイムでのオンラインライブの視聴は映像の質としては厳しいなぁという印象。生配信をした事があるのでわかりますが、画質にビットレートを振ると音声が厳しくなりますし、音質にビットレートを振ると画質が犠牲になる……今回は音質に振ったエンコードになっていたようなので、リアルタイムでの画質はかなり厳しかったですね。Aqoursは歌だけでなくパフォーマンスとのセットで楽しむ面が大きいグループなので、出来る限り綺麗な画質でも見たいですよ。ただこれは今配信されている映像データだと、生配信時とは違ったものになっていて大幅な改善がなされていますので、ぜひ見返していただきたい所。見返しにちょうど良い企画も立っていますしね。

  もう1つの問題点はライブビューイングを自分が嫌う要因でもありますが、カメラで映す部分しか見られない所ですね。会場だと自分の視線で見たいものを選択できるわけですが、それが出来ないのは自分には辛いです。9人もいれば映っている所以外でもいろいろな動きがあるわけですから。こればかりは解決するには配信映像自体を増やす必要が出てきちゃいますし、そうなると演出自体を無視しちゃう事にもなりかねないので痛し痒しではあります。

 ここから良かった点を書いていきましょう。期間内とはいえ、アーカイブを好きなタイミングで何回でも見られるという所。これで直上で書いた問題は、映っている範囲に限りますがそれなりに解決出来てきます。ライブ終了後に「〇〇(曲名)のときの△△さんが~」という会話をする事がありますが、すぐに確認ができてしまうのはありがたい事です。皆が同じ映像を見ているので、話が通じやすい点も大きなプラス要素。そして当たり前ですが視界が遮られないのも良いポイント。昨今のライブでは手を挙げるスタイルが多いだけに、じっくり見たくても見にくいという状況が良くありますが、そんな状況とは無縁になるのはパフォーマンスを見るのを楽しむタイプの自分にはありがたい事でした。


 さてライブについて書いていきましょう。セットリストはこんな感じ。

01 New Romantic Sailors
02 Braveheart Coaster
03 Amazing Travel DNA
04 空中恋愛論
05 メイズセカイ
06 シャゼリア☆キッス☆ダダンダーン
(振り返り映像)
07 Fantastic Departure!
08 Deep Resonance
09 Aqours Pirates Desire
day.1-10 Wake up, Challenger!!
day.2-10 Dance with Minotaurus
11 君のこころは輝いてるかい?
(アンコール)
EN1 JIMO-AI Dash!
day1-EN2 青空Jumping Heart
day2-EN2 未来の僕らは知ってるよ

 6曲目まではミニユニットカーニバルの様相。7曲目以降は9人曲のみで構成されつつ、初披露曲に加えファーストシングルリード曲&アニメ1期・2期オープニング曲とリスタートを感じさせる組み合わせでした。

 「New Romantic Sailors」はノリノリな楽曲とパフォーマンスで観客を惹き付ける楽曲なので、開幕に相応しいですな。後で披露された「君のこころは輝いてるかい?」もそうでしたが接触がある振り付けは少し控えていた感じなので、組体操的なやつはなかったですが、それは些細な事。気軽に楽しめちゃうこのタイプの楽曲を持つGuilty Kissの強みを最大限に発揮しましたよね。梨子ちゃんレーザービームをする桜内梨子逢田梨香子さんが楽しそうで何よりです。

 2曲目はCYaRon!の「Braveheart Coaster」、ユニットライブで福岡へ行っていた人が背後のスクリーン映像の話題をし始めましたが流れませんでした(当たり前)。あの映像はあのまま封印されてしまうのだろうか🤔 そしてあの最初の登場の動き、真ん中の高海千歌伊波杏樹さんの再現度が高いのなんなんだ……本家はみかんから出てくるときもあるるやつだから、高海千歌役の再現度が高くなるのは当然なのか🤔🤔 黒澤ルビィ役 降幡愛さんのアレンジも気持ちが乗っていて効果的。Guilty Kissが乗せるならCYaRon!は楽しませる、という感じの楽しいステージングでしたね。


 「Amazing Travel DNA」「空中恋愛論」「メイズセカイ」と立て続けに3曲披露のAZALEA、ユニット対抗戦優勝のご褒美……じゃなくて唯一中止になってしまったユニットライブで披露する予定だった3曲を全部出してくれた形ですね。

 AZALEAといえばキャストの身長TOP3(今もかな?)なユニットで、手足の動きがより映えるのですよ。以前のライブと似たような感想になりますが、松浦果南諏訪ななかさんが柔らかい動き、黒澤ダイヤ役 小宮有紗さんが切れのある動き、国木田花丸高槻かなこさんがところどころに愛嬌ある動きと、三者三様の魅せ方をしてくれるのが大好きな所。


 ユニットが終わってきたのはエイプリルフールで衝撃を振りまいた「シャゼリア☆キッス☆ダダンダーン」、専用衣装まで作らせてんじゃねーよ。エイプリルフールネタということで全力でふざけている感じを受けましたが、それがステージ上でも存分に発揮された形。格好良い正拳突きを決めるシャゼキス☆みかん、なんかかわいいシャゼキス☆ヴァイオレット、美しいハイキックを見せるシャゼキス☆レッド、そんなに飛んじゃうの?なシャゼキス☆エメラルド、他にも他にも見どころ満載なので、期間いっぱいまで繰り返し見るのをおすすめします。


 振り返り映像はここまでの単独ライブの歩み。ピアノのシーン入れるわ(1st)、バク転のシーン入れるわ(3rd)、キッスのシーン入れるわ(4th)、出し惜しみしないダイジェスト映像は凄すぎた。この部分だけでもupしてもらえないですかね……


 振り返りが終わってからはAqours9人揃ってのターン、ポエポエ(クジラのマスコット)に乗って登場してきました。歌った中で「Fantastic Departure!」「Deep Resonance」「Aqours Pirates Desire」「Dance with Minotaurus」は初披露曲。この4曲を一括で語ってしまうのはもったいないかもしれませんが、一言でまとめると「Aqoursはこんな曲も歌えるんだ」になるでしょう。アニメが一段落して自由度が高まっているとはいえ、これだけ攻め攻めの姿勢な曲を展開していけるのは凄いのですよ。
 「Deep Resonance」ではセンターの津島善子小林愛香さんが格好良いダンスを見せてくれましたし、「Aqours Pirates Desire」では渡辺曜斉藤朱夏さんがソロで華麗な旗さばきを見せと、磨き上げたものだったり新たな挑戦を見せてくれました。
 1日目の「Wake up, Challenger!!」は今の状況にぴったりの選曲。「成長してる、ねっ」がめっちゃ可愛かったセンターの桜内梨子逢田梨香子さんだけど、決めポーズもかっけーんだ、これ。
 ポエポエの頭、気円斬で切られたのかな?とか思ってしまったのは内緒な。

 「君のこころは輝いてるかい?」が始まった直後の自分の投稿がこれでした。それぐらい冒頭のカメラワークは衝撃的でした。いや、ずるいでしょ、あれは!円状に並んだ9人の内側からのスタートし、ステージ後方から差してくる光を映すようなバックショットという流れは、無観客ライブだからこそ出来る演出。その冒頭のシーンだけで泣けちゃいましたよ。

 ここで一旦映像が会場から離れてコメントを流しながらのアンコール待ち。これも会場では出来ないやつですなぁ。



 アンコール開けは「JIMO-AI Dash!」ダンス動画が公開されていましたが、パフォーマンス中でも表情を極力抑えていてじわじわくるタイプの曲。その表情の抑えが顕著なのは黒澤ダイヤ役 小宮有紗さんなので、ぜひ注目してみていただきたい。じわじわくるといえば背後の映像に流れる「※沼津市の美しい風景をお送りしております」テロップもな。おふざけのように見えて「Aqours 5th Anniversary 地元愛!Take Me Higher Project テーマソング」に相応しい歌詞になっていて、畑亜貴 流石だわって唸らされるんだよな(通算100敗超)。


 色々発表がありました。「5周年記念 アニメーションPV付シングル」は楽しみですし、2回目のオンラインライブ開催と意欲的な試みは評価したい所。沼津市での「5周年展示会」は喜ばしい……と嬉しいこと満載の発表でしたが、一番嬉しかったのは「AZALEA First LOVELIVE! ~Amazing Travel DNA~ TRY AGAIN」の開催ですよ。唯一開催できなかったユニットライブが……とは言ってもまだ開催が確約できる状態では無いのですが。なんとか収まる方向に進んでいればよいのですが……このライブは見に行きたいですね。


 最後の曲は「青空Jumping Heart」「未来の僕らは知ってるよ」のアニメオープニング曲コンビ。これから始まるという曲を最後に持ってきて、ライブ活動の再開とともに再出発を示唆している感じ。9人からのパフォーマンスからもそんな意気込みを感じられました。


 いろいろなアーティストがやっている無観客配信ライブですが、AqoursAqoursとしての方向性を示せたライブでした。
 配信期限は18日まで、上部で書いたとおり15日には同時視聴会も予定されているので、ライブ同様の雰囲気を感じることも出来るはず。これまでとは違う可能性を見せてくれたAqoursのライブ、一緒に見てみませんか?

https://t.pia.jp/pia/search_all.do?pfdy=&pfdm=&pfdd=&ptdy=&ptdm=&ptdd=&kw=Aqours&rg=&pf=&rlsKnd=&rlsStatus=