けいあんの御触書

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ラブライブ!スーパースター!! 10話

 可すみ、可すみ……いやぁ可すみをさらに掘り下げてくるとは思ってなかった。

 9話でグループアイドルについて書きましたが、それについてざっとまとめると……「今は突出した個性を持つ人は少ないし、高校生レベルだとなおさら少ない。だからこそ個性を引き立たせるためにグループアイドルは適しているのではないか」という感じ。こんな事書いていたから10話で驚いちゃいましたよ。すみれは5人の中では例外の「万能型」タイプというのが話に絡んで来るとは……。
 万能型、スポーツの世界ではとても重宝されます。野球・サッカー等で務められるポジションが多ければ、それだけ多用な戦略を取ることが出来ます。でもショウビジネスの世界においては、それが武器ではなく弱点となる可能性も多くなってきてしまいます。
 しかし万能型だからこそ多くのことに対して平均以上に出来るわけで、今回のように他4人がほとんど出来ていなかった「ラップ」が出来たことでセンターに選ばれるというのは自然な流れ。

 すみれが可可の母国語を理解するために翻訳ソフトを入れていたとしたら、なんだかんだ言って興味を持つ対象になっていたって事ですよ。可可の秘密的な事を知ってしまい、スクールアイドルを成功させるためにもセンターの座を引こうとする。長い間ショウビジネスに関わってきたからこその感覚の発露もすみれらしくて良い描写。なんだかんだ言っても、すみれは自分の実力がわかっているんですよね。だから最善手を打とうとする。

 すみれが持ってなかったのは「自信」かもしれない。これまでは1人だったけど、今は仲間がいる。その仲間、特に可可に認められたからセンターを務める事が出来たという流れがとても良かったですよ。すみれのセンターも堂に入っていましたし、これで自信を持ってくれると良いなあ。